果物の食べ過ぎると太るって、ホントなの?!肝臓での吸収が問題!?

あなたは、果物はお好きでしょうか?

果物って、今は年中買えますが、特に秋冬は特にその種類が豊富で味も良い時期です。

りんごやみかんはもちろん、ぶどうや柿などもおいしいですよね。

果物は栄養価が高く血糖値も上がりにくいということで、健康志向の方にも人気が高く、最近はやりのスムージーにもいろいろな果物が使われているのをよく見かけます。

では果物は本当に健康によく、砂糖や穀物よりも身体に良いのでしょうか?

また、果物は食べ過ぎてもあまり血糖値が上がらないから太らないとも言われていますが、

それって、本当なのでしょうか?

今回は、これについてどうなのかを一緒に見ていきましょう。


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果物は血糖値が上がりにくいから太らない?

血液内のブドウ糖の濃度である血糖値が上がると太りやすくなるということは一般的にもよく知られています

仕組みはよくわからないけれど、血糖値が上がりすぎることは良くないことだと、なんとなく理解はしていると思います。

数年前からよく耳にするようになった糖質制限ダイエットも、この血糖値の上昇を抑えることで体脂肪を減らすダイエット法です。

テレビCMで有名な○○ザップさんの流行などにより、今ではこの糖質制限ダイエットは一般にも広く知られるようになりました。

この糖質制限は簡単に言うと、エネルギーとなる糖質を摂らないことで代わりとして体脂肪をエネルギーに利用するという、人間の生理現象を利用したダイエット法なのです。

体脂肪の分解は、血糖値が下がることに反応して起こるので、糖質制限ダイエットでは血糖値を上げる糖質(ブドウ糖(グルコース))を極力避けることが推奨されます。

 

しかし、だからといって甘いものをまったく口にしないのはつらいですよね。

そこでよく利用されるのが、血糖値を上げにくい、果物と人工甘味料です。

 

ここで、本題の果物はなぜ甘いのに血糖値を上げにくいのでしょうか? という疑問なのですが、これには果物に含まれる果糖という糖質が関係しています。

砂糖や穀物に多く含まれるブドウ糖は、小腸から吸収され肝臓に送られたあと血中に流されます。

がしかし、果糖は肝臓に送られたあと、その約90パーセントがそのまま肝臓で吸収されます。

そして、残った10パーセントがブドウ糖に変えられて血中に流されます。

このような性質から、果糖はブドウ糖に比べて血糖値を上げにくく、それゆえ太りにくいものと言われるようになった。

でも、本当にそうなのかというとそのでもないようなです?

 

果糖の吸収に隠された意外な落とし穴

ここまで読んだだけだと、果糖は肥満を防止するから健康に良いのだろうと思ってしまいます。

しかし、実際はそうとも言い切れません。

 

それはなぜかと言うと、実は肝臓で直接吸収された果糖の一部は中性脂肪に変わるからです。

中性脂肪とは、消費されなかった余分なエネルギーが体内に脂肪として蓄積されたもので、ブヨブヨのぜい肉や皮下脂肪となる。

 

また、多くの果物はブドウ糖が少ないと言っても、ブドウ糖がまったく含まれていないわけではありません。

ですから、果物もたくさん食べればそれなりの量のブドウ糖を摂取することになります。

 

こうなると、ブドウ糖によって血糖値が上がって体脂肪が合成されやすくなったところに、追い打ちで中性脂肪を放り込むことになります。

ちなみに、中性脂肪値の上昇の速さは、砂糖よりも果糖の方が上となっています。

これでは、むしろブヨブヨ太りになやすくなってしまうのは明らかですね。

またバナナやぶどう、パイナップルなどは果物の中でもブドウ糖が多いため、これらの果物を他の果物と一緒に食べればさらに太りやすくなります。

このように、果物も食べる量や組み合わせによってはかえって健康に害を及ぼすことがあるのです。

 

また果糖は、肝臓で直接吸収されるため、肝臓への負担という点でもあまりたくさん食べることはおすすめしません


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果物はバランスよく食べるのが一番!

果物の栄養価が優れているのは事実だけれど……

ここで誤解のないように断っておきますと、果物は栄養価が高いというのは事実です。

果糖の多いりんご類、柑橘類、キウイフルーツなどはどれもビタミンCやカリウムが豊富に含まれていますし、その他のビタミン・ミネラルも多く含まれています。

水分量が多い点も評価できます。

 

しかし、果物と少量の野菜だけで一日に必要なビタミン・ミネラルを摂ろうとすると、結果的に果糖の摂取量も多くなってしまいます。

 

健康に良いと思われているスムージーも、入れる果物の種類と量を考えないと逆効果になることもあるのです。

そもそも栄養素の中には、過剰摂取を避けた方が良いものが少なからずあります。

ビタミンAやEといった一部のビタミンだって、過剰に摂取して身体に蓄積されすぎると害になりますし、私たちが当たり前に口にしている水にだって致死量があります。

「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざがありますが、食品も特定のものだけをたくさん食べれば健康を損ねることがあります。

一般にバランスの良い食事が推奨されるのにも、このようにちゃんとした理由があるのですね。

整理すると・・・

ブドウ糖、果糖は、吸収のメカニズムが全く違う。

ブドウ糖は、小腸で吸収されて肝臓へ、余分なものは血糖値の上昇に結びつく

果糖は、小腸から肝臓で吸収されて、余分なものは中性脂肪値の上昇に結びつく

 

まとめ

健康増進のために食品を選ぶときは、健康に良い食品があると考えるのではなく、健康に良い食べ方があると考えるほうが妥当です。

果物の場合も例外ではなく、いくら栄養価が高いと言っても食べ過ぎれば健康を損ねることもあります。

その点をふまえて、果物の量はあらかじめ「一日にりんご1個とみかん3個」といった制限を設けておくといいでしょう。

たいていの果物は栄養価が高いですから、食べ過ぎさえしなければ健康にプラスになります。

 

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