みかんには、血管を若返らせ強化する効果があるってご存知ですか?
年を取ることは避けられません。血管年齢を測定すると実年齢よりも大幅に高いことが多いのです。
そのため若さを取り戻すたいとアンチエイジングとして筋力アップやサプリメント摂取しますが、いつの間にかアンチエイジングをしていることすら忘れ去ってしまっていることも多々。。。
でも、みかんだったらいつものに摂り入れるだけで、健康的に血管年齢を若返らせ強化する効果が得られるんです。
「みかん農家」の中でも特に「毎日みかんを食べている人」は、「都内在住者」の「ほとんどみかんを食べない人」より血管年齢が男性で 6.5 歳、女性では 3.1 歳若いというデータも出ています^^
この記事では、みかんが血管を若返らせ強化する効果がある理由や効果的なみかんの適量は1日何個に食べる方法などを紹介していきます。
みかんの栄養が血管と関係するビタミンがある
旬の食材百科によると、みかんには、温州みかんには、ジョウノウ膜含む100gあたりのビタミン成分として以下の通りです。
カロテン 180μg
クリプトキサンチン 1700μg
ビタミンE 0.4㎎
ビタミンB1 0.10 mg
ビタミンB2 0.03 mg mg
ナイアシン 0.3mg
ビタミンB6 0.06mg
葉酸 22μg
パントテン酸 0.23mg
ビタミンC 32mg
このほかにもビタミンがあり、それが血管の若返りとしなやかさに関係します。
それは、ビタミンPとβ-クリプトキサンチンであり、若返らせ強化する効果がある理由なのです。
早速、どんな働きをするのかそれぞれ見てみましょう。
ビタミンPの働きとは
ビタミンPとは、ヘスペリジン、ルチン、エリオシトリン等の総称としてビタミン様(よう)物質と呼ばれてポリフェノールの一種です。
この中のヘスペリジンという物質が、血管の内壁に作用して血管をしなやかにしたり、血中の中性脂肪の値を下げたり、毛細血管の血行を良くするなどの効果があることが実験で分かっています。
同時に、ビタミンCの消耗を和らげ、しなやかで強い血管を保とうとする働きがあります。
では、もう一つのβ-クリプトキサンチンはどうなのでしょう。
β-クリプトキサンチンの働きとは
β-クリプトキサンチンの物質も強い血管に作用するようです。
β-クリプトキサンチンは、オレンジなどにもあるのですが、特に温州みかんに多く含まれています。
β-クリプトキサンチンは、ミカンの摂取と健康に関する栄養疫学調査(三ヶ日町研究)によると、
ミカンをたくさん食べて血中のβ-クリプトキサンチンレベルが高くなっている人では、
①飲酒による肝機能障害のリスク、
②高血糖による肝機能障害リスク、
③動脈硬化のリスク、
④インスリン抵抗性(インスリンの働きが悪くなる状態)のリスク、
⑤閉経女性での骨粗しょう症のリスク、
⑥メタボリックシンドロームのリスク、
⑦喫煙・飲酒による酸化ストレス等が有意に低いことを明らかにしてきました
と国内外の医学栄養学系の専門誌に8報の原著論文として発表されました。
動脈硬化は、血管の老化現象で血管が硬くなった状態なので、β-クリプトキサンチンがリスク回避効果を発揮するわけです。
ちなみに、このβ-クリプトキサンチンは、脂肪となって半年近く体内に残るようです。
どれぐらい食べたら効果的なのか?
冬は、こたつにあたりながらみかんを食べることが多くなります。
しかし、あまり大量に食べても、意味はないようです。
水溶性なので体外に排出される機会が多くなります。
一日に3~4個くらいがちょうど、いいらしいです。
まとめ
この記事では、みかんが血管を若返らせ強化する効果がある理由、効果的なみかんの適量は1日何個に食べる方法について紹介しました。
食後の後には、デザートとしてフルーツなどを食べる機会が多いと思います。
みかんやオレンジなど柑橘類は、ビタミンPやβ-クリプトキサンチンが多少なりとも含まれているようですので、年中、摂取できるようです。
しかし、冬の定番としてのみかんは、ビタミンPやβ-クリプトキサンチンがたっぷりですので、おこたにあたりながらしっかり摂っていきましょう。