街を歩いていると、病院、医院、クリニックそして診療所と目につくことありませんか?
どんな違いでもあるのかと意識することなくなじんでいますね。
しかし、先日、月一回薬をもらいに行く病院ですが、よーく、見たらとクリニックという名称を使用していた。
いつもは病院に行って来るねと言っていたが、病院でもクリニックでも同じなのか?
そう言えば、医院や診療所という看板を見るがいったいどんな違いがあるのか?
はたまた、これらの違いで選び方の診察のメリットがあるのか?と思い調べて見ましたので、参考にしてください。
違いはこれッ!
病院、医院、クリニック、診療所の違いの判断基準の元となっているのは、医療法となります。
医療法は、1948年(昭和23年)に制定された。
その目的は、「医療を提供する体制の確保と、国民の健康の保持にある」としているが、その条項の中に4つの提供できる医療施設の定義をしている。
その4つの提供できる医療施設とは・・・
- 病院
- 診療所
- 介護老人保健施設
- 調剤を実施する薬局
です。
ということは、医院とクリニックという施設はないということです。
じゃ、今まで通院していたクリニックはなんて言うのか?
それは、病院と診療所の違いがポイントとなります。
違いのポイントは、病床数と医療体制 の2点。
管理人がいつも行くクリニックは、入院のための病床はないので、診療所となるのですね。
そう言えば、若い時に通っていた、○○胃腸内科医院という名前でした。
やはり、入院のための病床はなかっので、診療所となる。
つまり、医院やクリニックは、医療法では診療所の扱いとなる。
では、どうして、医院やクリニックの名称を使用しているのか?
医院は、医療法制定前の昔からあって個人でやっている時に使用していた名称が継続されているとのこと。
クリニックは、ちょうど、○○商店と言わずに○○ストアにして洒落た名称して、今時の親近感を出すために使用しているとのこと。
だから、街中に病気を治す色んな名称があるわけですね。
では、他に違いは無いのかと言うと、もうひとつあったのです。
それは、初診料だったのです。
病院が2550円、診療所(クリニック、医院)は、2740円となっていたのですが、平成18年度に初診料は、2700円に変更されて統一されました。
それでは、私たちとって診療所(クリニック、医院)を選ぶとするとどんなメリットがあるのか気になりますね。
選び方のメリットとは?
規模や医療体制の違いで病院や診療所と分けたことはわかったが、実は、更に、患者100人以上の収容施設があり、診療科として
内科外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科があるのが、総合病院です。
総合病院には、集中治療室や講義室、病理解剖室研究室、化学細菌及び病理の検査室、図書室などが併設されて、都道府県知事の承認が必要となる。
最初から総合病院に行った方がいいと考えるのが当然ですが、なぜか、規模の小さいクリニック、医院、診療所が多く点在している。
では、いったいどんなメリットがあるのかと言うと・・・
以上がメリットなのですが・・・
実は、最大のメリットがあるのです。
いつも、通院しているクリニック、医院、診療所の先生は、あなたの身体のことを良く知っているのです。
どんな病歴があるのか、どんな病状が季節ごとに発症しているのかなど長くかかわっていると先生よりちょっとしたアドバイスが的確の場合がある。
管理人の経験では、過去に2回助けられましたよ。
ひとつは、虫垂炎(中年を過ぎてから)の時ともう一つは、大腸ポリープの時です。
大腸ポリープは、たまたま胃腸が調子が悪くて相談していたら、一度、胃と大腸を検査しましょうとなったのです。
紹介状を頂いて、もちろん予約も取ってくれるのですが、検査する事になって、初めて大腸ポリープを発見しました。
結果、良性のものでしたので良かったです。
そんな決断は、自分ではできませんよね。
最後に
かかりつけの医者で思いだしましたが、管理人の友人で、風邪を引くといつも行く医院があるのです。
今、住んでいるとこから少し遠いのですが、なぜか、行くのです。
一度、話を聞いてみたことがあったのですが、生まれた場所にあった医院で、小さい時から風邪を引いたら行っていた医院らしく自分の子供の時からの身体の状態を良くしっているらしく、何も言わなくてもいつも最適な治療をしてくれるので行くという話を思い出した。
ある意味、こんな状態がクリニック、医院、診療所なのかもしれませんし、違った本当の庶民の町医者なのかもしれませね!