帯状疱疹(たいじょうほうしん)という皮膚の病気をご存知でしょうか?
実は、先日、管理人は帯状疱疹になりました。
実際、どんな病気なのか心配の方も多いと思いますので
- どんな症状なのか?
- 帯状疱疹の原因は?
- その治療の仕方は?
- 後遺症はどうなのか?
について、一緒に見ていきましょう。
どんな症状なのか?
管理人の体験ですが、左の背中が帯状疱疹となりました。
日曜日の夕方近くから左の背中付近が、チクチクしてかゆいと感じていました。
単なるかゆみと思ったので、気にせず就寝。
翌日になったら、左の背中に痛み感じた。
単なる筋肉痛なのかと思う程度だったが、だんだんと痛痒いと疼痛(とうつう)が続くようになった。
この時の痛みは、かなりキツイ痛みだったので、たまたま以前に病院で頂いた痛み止め薬の鎮痛剤を服用して痛みをしのいだ。
2日目の夜、あまりに左の背中が痛いので、湿布をしてもらうと背中を見せたら・・・
湿疹が出ているとのこと!
病院でいただいたパンフレットの帯状疱疹の写真を参考にするとこんな湿疹です。
えッと思いながらも、軟膏と湿布をして就寝してました。
(後で知ったが冷湿布はダメ!)
3日目の朝は、なんとなく痛みが和らいだので、そのまま、仕事に出掛けた。
しかし、午後から痛痒いと疼痛が続くが我慢するのも限界と思い、医者に行こうと思ったが残業となる。
結局、仕事も休めず土曜日に病院へとなりました。
痛みが出てから、ちょうど6日目のことでした。
症状をまとめ
症状としては、はじめは、皮膚にヒリヒリ感の痒みがあり、赤い湿疹が出るまで、強い痛みを感じます。
ほとんどの部位は、胸、背中、脇の下などの胴体部に70%くらいの発症で、他には脚部、顔、腕などとなるようです。
やがて、赤い湿疹が出て水ぶくれとなり、衣服が触れるとかなり痛いと感じてきます。
では、どんなことが原因となっているのか見てみましょう。
帯状疱疹の原因!意外な病歴から?
帯状疱疹(たいじょうほうしん)の原因は、子供がなる水ぼうそうと同じウィルスです。
正式には、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因です。
では、このウィルスは、どこから感染したと思うが、実は、自分の体内にあるのです。
子供の時に、水ぼうそうの病気に罹った方は、治療をして治ったと思いますが・・・
水ぼうそうのウィルスを弱体化させて減少させただけだったのですね。
その神経節の中に潜んでいる状態なのです。
それが、過労やストレスが溜まって、身体の免疫力が低下した時に、帯状疱疹の発症となる。
特に、50歳以上の方が多かったのですが、最近は、20歳~40歳の方も罹患されているケースも多く、この場合ほとんどストレスが原因とのことです。
整理すると
↓水ぼうそうは完治
水ぼうそうのウィルス
↓
神経節に潜伏
↓
過労やストレスによる免疫力低下
↓ 水痘・帯状疱疹ウイルス活発
帯状疱疹の発症
原因元(水ぼうそうのウィルス)+過労やストレス ⇒ 帯状疱疹の発症
では、どんな治療方法となるのかについて見てみましょう。
治療方法はウイルスを退治する!
帯状疱疹の発症は、水痘・帯状疱疹ウイルスが過労やストレスによる免疫力低下をキッカケに長い眠りから目覚めて、活発化することでなる。
ということは、ウイルスを退治するようにするのが一番、いいのですが、退治は不可能なので、弱体化させて、減少さることが急務となる。
治療方法は、2つです。
1つが、帯状疱疹の外部治療と体内の内部治療です。
1.外部治療
赤い湿疹は、水ぶくれにようになるので、まずは、軟膏を塗ることになる。
ビダラビン
単純ヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスに
効果のある薬として世界的に使用されている。
2.内部治療
体内での抗ウイルスとしては、ファムビル錠剤の服用によりウィルスの感染症に使われる。
ファムビル錠剤
ヘルペスウイルスの増殖を抑制し、
帯状疱疹の治療として用いられている。
また、痛みがひどい場合は、鎮痛剤を服用する。
基本的には、抗ウイルスをするための薬でないと帯状疱疹は治りませんが、注意すべき点があります。
注意点!
赤い湿疹を虫刺されや飛び火の一種か勝手に判断して、市販の塗り薬などを塗ることが多いとのことです。
管理人も、実は、最初はそう思い家にあったステロイド系の皮膚の塗り薬を塗っていました。
これは、次の後遺症にもかかわるので早めに皮膚科の病院へ行ってください。
で、その気になる後遺症とはどんなものかについて見ていきましょう。
後遺症はどうなのか?再発はしないの?
帯状疱疹の治療は、早期にヘルペスウイルスを抑えることが一番、大切なのです。
しかし、少し期間を放置してからの治療すると、帯状疱疹後神経痛になることが多いようです。
帯状疱疹そのものは、早期の治療開始の場合は、1~2週間で治るようですが・・・
遅い治療の時には、ヘルペスウイルスが増殖していて治りにくい。
個人差は、あるようですが、1ヶ月から6ヶ月くらい治療期間が掛かることもある。
場合によっては、入院治療の方もいらっしゃいます。
治りが遅い場合には、帯状疱疹後神経痛になるケースが多いようです。
帯状疱疹後神経痛は、発症した帯状疱疹の部分が完治後に神経痛の痛さになるようです。
帯状疱疹後神経痛の治療法としては、特に確立してなく神経ブロックという治療で対処しているとのことです。
早めの皮膚科の病院が決め手となりますね。
再発防止するには!
一度、帯状疱疹になり完治すると、免疫力がついて再発することは、あまりないとのこと。
しかし、急激な免疫力が低下した場合は、再発する可能性も高くなるので、
それを防ぐには
- ストレスをため無いこと
- 疲労を溜めないこと
適度に休むことで再発防止で予防となる。
最後に
管理人は、病院に行ってから、3日経過しました。
痛みも和らぎ、経過良好です。
たかが湿疹と思っていましたが・・・
このように帯状疱疹になってみると、自分の身体への労りが足りなかったと少し反省しました。
物事を気軽に考えて、休息を多くすることが、身体にも人生にもいいのですね。