元旦の日に、郵便ポストに入っている年賀状を取り出してじっくりと見る。
その時、不覚にも出そうと思っていた方から、年賀状が来ていていて驚いた経験がないですか?
年末の忙しさにかまけて、出し忘れていた!
早く書けばいいのに、正月気分ですっかり忘れていて、仕事始めの日に思い出した経験がないですか?
仕事始めも過ぎたので、今更どうなのかと思いながら
- 年賀状の出せる期限っていつまで?
- 寒中見舞いでも大丈夫なのか?
- 寒中見舞いは、いつまで?
と悩んでいると思いますので、一緒に解消していきましょう。
年賀状の出せる期限っていつまで?
この年賀の挨拶は、いつまでなのかというと松の内までなっているようです。
松の内の期間とは、
元旦から1月15日
となっている。
松の内とは、正月飾りとして門松を立てますが、この門松を目印として、年神様が招き入れてお祝いができる期間となっている。
すなわち、元旦から1月15日までは年神様が家にいて、祝賀ムードの期間となる。
この松の内が年をお祝いして、年賀の挨拶ができる期間ということです。
ということで、松の内が年賀状が出せる期間となる。
しかしながら、この松の内の期間が何故か関東と関西で違うのです。
で、その期間は以下通りです。
- 関東地方の松の内
元旦から1月7日
- 関西地方の松の内
元旦から1月15日
この期間に、年賀状を出すことですね。
でも、それでもウッカリ忘れた場合はどうしたらいいのか?
諦めるのは、まだ、早いです。
それは、寒中見舞いと言う方法があるからです。
寒中見舞いでも大丈夫!その期間は?
結論から言うと、年賀状を出すことウッカリ忘れた場合は、寒中見舞いでもいいのです。
寒中見舞いは、本来、寒い季節なったので、健康はいかがですかという気遣うというお便りです。
でも、この寒中見舞いには、他にも使える機能が3つあるのです。
その3つとは、次の通りです。
年賀状の代わりと喪中に出してしまった年賀状のお詫び
2.喪中である方が使用
年賀状を頂いた時の返事
3.松の内を過ぎたら使用
年賀状を出し忘れた場合や年賀状の返事が遅れた場合。
今回のケースでは、3番目に当てはまりますね。
では、この松の内を過ぎたら使用する寒中見舞いの期間は、どうなっているのでしょう。
その期間とは、
松の内が明けてから、立春の前まで
となっています。
その期間に届くように投函することです。
寒中見舞いには、非常に日本人らしい気遣いと年賀状失念の救出策があるのですね。
年賀状の誕生
ここで、ちょっと一口メモ
年賀状を心待ちにしている方も多いと思います。
近頃は、Eメールや携帯電話でのメールばかりに、なれきっているので、余計にそう思う。
そもそも、年賀の意味は、年明けからお世話になった人にご挨拶をするということです。
習わしが鎌倉時代からあった。
しかし、すべての人をまわり切れなかったり、遠くの方まで挨拶に行けなかったりしたので、書状で済ませることで年賀状が生まれた。
このことからすると、なかなか簡単に会えない方などに年賀状を出す方がいいのかもしれませんね。
最後に
昨今は、Eメールや携帯メールが手軽にできてなんとなく、人の状況を推し量る手掛かりが薄くなったような気がします。
そんな中で、年賀状や寒中見舞いという方法があり、日本人の気遣い精神が維持されているように感じます。
今年は、ふと気になった昔の知人などに寒中見舞いを出してみるのもいいかも知れませんね。