年明けうどんを聞いたことがありますか?
年越しそばは聞いたことが多いが、年明けうどんは・・・と思う方が多いと思います。
個人的には、うどんの方を割合に食べる機会がありますが、あえて年明けという時期にうどんは食べないです。
どうして、年明けと限定するのか、その由来とは何かと疑問になり、次のことを調べてみました。
- 年越しそばの由来とは?
- 年明けうどんって何なのか?
- そばとうどんの大きな違いは何?
こんな疑問を一緒に見ていきましょう。
年明けうどんの由来は年越しそば風習化模倣
年越しそばは、全国的に知れ渡っていますが、何故か年明けうどんがあるのか?(*_*)
ネットで調べて見たら、年明けうどんの運営サイトがありました。
本場さぬきうどん協同組合 年明けうどん普及委員会さぬきうどん振興協議会が運営している。
狙いは、さぬきうどんの普及のようです。
普及する背景には、うどん業界の売上低迷があり、讃岐うどん業界が年越しそばのような全国的にうどんを食する風習を
作り、売上アップ狙った企画行事にする。
どうやら、これが由来となっているようですね。
2008年から普及活動を展開しているのですが、実際に、わずかながらも効果があったという報告事例があったようです。
年明けうどんとは、どんなものなのかと思いますが・・・
年明けうどん定義がありましたので、それを見てみましょう。
年明けうどん定義
(1)基本定義
うどんは、太くて長いことから、古来より長寿を祈る縁起物として食べられてきました。
「年明けうどん」は、純白で清楚なうどんを年の初めに食べることにより、
その年の人々の幸せを願うものです。
(2)具体的定義<
「年明けうどん」とは、元旦から1月15日までに食べるうどんのことで、
メニューとしてうどんに紅いトッピングなどを添えます。[/colored_box]
となっていました。
うどんの麺特性から推進
どうやら、太くて長いという長寿と純白という清楚さで、年始めに食して幸せを願うというのは年越しそばの説に似ています。
また、、元旦から1月15日までに食べること、純白のうどんに赤い具という取り合わせは見た目綺麗でお正月の紅白の縁起物としてはいいですね。
どうやら、さぬきうどんの消費拡大を狙ったことようですが、歴史が浅いこともあり風習として、定着するまでは、至っていないのが現状のようです。
しかし、2014年には、大手のカップ麺メーカーで年明けうどんのカップ麺を発売したこと。
また、「うどんを食べて、うん(運)をどんどん広げよう!」という趣旨で、地元特性うどんをよく食べている地域で年明けうどんを展開している動きもあるようです。
今後の動き次第?では、年明けうどんも定着する可能性を秘めていることが伺わせる臭いはしますね。
まさしく、年始のうどんの逆襲になるのでは!
ところで、そばとうどんは、同じ麺ですが、最も違うところって、ご存知ですか?
そばとうどんの大きな違いとは?
そばとうどんは、同じ麺ですが、基本的には食感や見た目の違いはわかります。
しかし、最も違う点は何かと言うと、
栄養価が違うのです。
どちらが、栄養的に優れていると思いますか?
実は、そばの方なのです!
これって、一見、不思議な感じがします。
というのも、そばはもともと痩せた土地で育つことで有名でした。
そういう意味では、栄養価が低いと思っていました。
うどんは、小麦粉と水をこねねてつくりますが、そばは、そば粉と水をこねてつくる。
このそば粉に、小麦粉にないアミノ酸を豊富に含み、しかも、栄養価が高い部分の胚芽があり、食べることで効率的に栄養を摂取できる。
そば粉の植物性たんばく質には、高血圧による血栓予防が期待されるルチンや
ビタミン、ミネラルも多量に含まれていて二日酔いに大変効果があることが知られている。
しかし、茹でるとその栄養価は、ゆで汁に半分近く流れるが、それを無駄なく、そば湯として飲むことで吸収できる。
そう言うことで、麺の栄養価と無駄のなくそば湯が飲める点からそばはかなりいいらしいです。
年越しそばばかりでなく、日常的に食べたほうがいいということがわかりました。(^^)
しかし、うどんはうどんで栄養以上に良さがありますので、あのモチモチ感やツルツル感は、そばよりいいですね。
最後に
余談ですが、引っ越しそばといのもありますが、あれはお側(そば)にに来ましたので、末永くよろしくお願いしますということらしい。
どうやら、江戸っ子のダジャレらしいですがね。
であれば、引っ越しうどんも作って、お互いに運を高めましょうというご挨拶もいいかも。
そばもうどんも日本人には、馴染み深い食べ物ですが最近では、ラーメンや他のカップ麺などに押されて、消費が低迷しているようです。
これからは、大晦日の年越しそばばかりでなく晦日(月末)には、そばを月初めにはうどんを食べる
という提案はどうでしょうかね。