童謡!うれしいひなまつりの歌詞に間違い!有名作詞家もウッカリ?

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ひな祭りが近くなるとうれしいひなまつり童謡がお店の売り場で耳にする。

実は、この耳慣れたうれしいひなまつり童謡の歌詞に間違いがあるということを知ってましたか?

えっ、どこが間違っているの?と思われる方も多いのではないかと思いますので一緒に見てみましょう。

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その前に誰が作詞したの?

童謡うれしいひなまつりは、ほとんどの方が知っているのではないかと思います。

日本の歌百選というのがありますが、これは、親子で長く歌い継いでほしい童謡・唱歌や歌謡曲といった抒情歌や愛唱歌の歌101曲を選び、2006年12月15日に最終的に決定しました。

文化庁が参加した正式のものなんですよ。

その上位ベスト10を見てみると

  1. 仰げば尊し
  2. 赤い靴
  3. 赤とんぼ
  4. 朝はどこから
  5. あの町この町
  6. あめふり
  7. 雨降りお月さん
  8. あめふりくまのこ
  9. いい日旅立ち
  10. いつでも夢を

(ウェキペディアの日本の歌百選より抜粋)

となっていますが、「うれしいひなまつり」はベスト10に入ってはいません。

それで結果的に、「うれしいひなまつり」は、何位なのかと言うと、101曲中なんとうれしいひなまつりは14位となっている。

その日本の歌百選にも選ばれているものですから歌詞を間違うはずがないと思いますが、しかし、歌詞の間違いがあることは事実のようです。

では、その作詞者は誰かと言うと、、、

 

サトウハチロウさん

 

です。

一見、嘘でしょうと思います、

サトウハチロウさんと言えば、「ちいさい秋みつけた」や「かわいいかくれんぼ」の童謡ばかりでなく、詩や小説なども数多く発表しています。

いったい、「うれしいひなまつり」のどこが間違っているのか見てみましょう。

間違いはココ!

その前にどんな歌詞なのかを動画で確認しておきましょう。

ひとつ目の間違いの歌詞

「お内裏様とお雛様 ふたりならんですまし顔」

実は、お内裏(だいり)様とは、誰を指しているのかと言うと、男雛(おびな)と女雛(めびな)の総称を言っているのです。

もともとは、天皇と皇后さまのことなのです。

とすると、”お内裏様とお雛様 ふたりならんで“ということでなく、三人(さんにん)並んでいるということになります。

 

ふたつ目の間違いの歌詞

「すこし白酒めされたか 赤い顔の右大臣」

お雛様を良く観察するとわかるのですが、赤い顔をしているのが、左大臣で色の白い方が右大臣なのです。

これは、正面から見たのでそう思ったのでしょう。
お内裏様から見ると、左大臣なのです。

 

独特な旋律はどうして

この詞に河村光陽が独特な憂いのある旋律で作曲したメロディーは、1935年(昭和10年)に発表されて翌年にレコード化されて、瞬く間に広まっていった。

その後、歌詞の間違いの指摘があったようですが、訂正されることなく普及する事になった。

当のサトウハチロウさんと言えば、自分の作品では、一番大嫌いだったようです。
逆言うと、一番気にしていたのでしょう。

なにしろ、間違いの指摘は、当然だったのですからね。
サトウハチロウ氏の最大の失態だったが、最も慕われている童謡になった。

・・・・

しかしながら、この「うれしいひなまつり」では、ある人の悲しい思いを鎮める意味も含めている歌詞もあるのです。

ある人とは、だれなのか?
その歌詞とはどこなのか?

気になりますね。

どの歌詞?その人とは?

まずは、どの歌詞の部分なのかと言うと

「お嫁にいらした姉さまに よく似た官女の白い顔」

ですが、言葉どおりの意味ではないのです。

“お嫁にいらした姉さま”とは、お嫁に来たのではなく行ったという意味なのです。

その人とは?→ 実のお姉さんことです。

あえて姉さまとしたのは、実のお姉さんが嫁入り前の18歳という若さで
結核を患い他界したことへの鎮魂の意味を込めたようです。

サトウハチロウさんは、小さい時からお姉さんとは仲が良かったようです。

サトウハチロウさんの父、作家の佐藤紅緑さんは、身勝手な生き方をされていた。
サトウハチロウさんが中学の時には、家庭を見捨てたようです。

そんな父の反発から中学を落第して退校する。そして勘当される。
素行不良で留置場入りを重ねるようになっています。
そんな生活をする中で、お姉さんと仲良く遊んだ日々でも思いだしたのかもしれませんね。

お姉さんへの思いをお雛様を見て、うれしいひなまつりの歌詞にしたためたのでしょう。

しかし、どこか物悲しいメロディー・・・

なんと、メキシコで童謡うれしいひなまつりがヒットしたのです?
残念ながら、題名も歌詞の内容も違うようです。

ラテン音楽で、ロス・パンチョスさんが「Pobres Huerfanitos(悲しきみなしご)」として1960年代にカバーしています。

やはり、ラテン音楽でも、あの曲調は、悲しく感じるようですね。

ちなみに、メキシコの方にうれしいひなまつりの曲を聞かせるとロス・パンチョスさんの歌ということになっているらしいです?

一度、聞いてみてはいかがですか。

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最後に

うれしいひなまつりの曲調は、明るさのない短調な曲です。

どちらかと言うと、悲しいシーンに使われるような旋律ですが、なぜか、しっくりと来ます。

女の子のお祭りということもあったので、おしとやかな曲調にしたのかもしれませんね。

日本人向きのメロディーなのかと思いますがね・・・

 

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