菜の花の栄養は、女性や妊婦さんにうれしい効能があることを知っていましたか?
菜の花と言えば、春の花の1つですが、黄色い花が畑一面に広がっているイメージが強く感じます。
畑ばかりでなく、土手にも咲き乱れているとキレイですね。
「あの菜の花が菜の花って食べられるの?」と知ったのは、かなり大きくなってからです。
しかし、この菜の花が栄養バランスのよい野菜のひとつにあげられているのです。
そこで、今回、菜の花の栄養や効能があるのか、女性にはうれしい点について調べて見ましたので、一緒に見てみましょう。
菜の花の豊富な栄養バランス
菜の花を食用としていたのは、意外にも古く日本書紀では持統天皇が栽培を勧めたと書かれていて、主に、花芽が食べられていたようです。
その後、江戸時代になるとむしろ菜種油として活用されていたようです。
明治になり、再び、食べられるようになった。
今は、2月~4月の春の時期になると店頭や売り場で見かけます。
ほとんどの場合、わさび和え、煮びたしで食べることが多いのではないかと思います。
では、菜の花にどれだけの栄養があるのか、とくにおひたしとしてよく食べれているほうれん草と比べて見ましょう。
菜の花とほうれん草と栄養比較
五訂日本食品標準成分表より参考に比較してみますと、カロテンは、ほうれん草とくらべて半分ですが・・・
ここで、特筆すべき点は、ほうれん草とくらべて、ビタミンCの量が多い点です。
また、葉酸、ビタミンb群、鉄、食物繊維もほうれん草とくらべて多い。
そして、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル分が多く含まれているのです。
菜の花は、βカロテンもあり、ビタミン類が多種で豊富なミネラルを含んだ食べ物で栄養素のバランスよいということがわかった。
これらの栄養成分は、どんな効能があるのか見てみましょう。
女性によい効能がズラリ!
結論から言うと、女性によい効能がズラリとあります!
では、早速、紹介しますね。
- 食物繊維が多いので、便秘解消によいです。
- 葉酸は、アルツハイマーを予防するために有効です。
- ガン予防・血栓防止に役立つ成分があります。
菜の花のつぼみにグルコシノレートが多くあり、噛むことで辛味成分イソチオシアネートに変化する。
辛味成分イソチオシアネートには、がん細胞の発生を抑制する働きや、血液をサラサラにして血栓を予防する働きがある。 - 貧血予防・・・葉酸、鉄分が他の野菜と較べて豊富です。
- 肌効果・・・ビタミンCを100g中に130mg、β‐カロテンを2200μg
ビタミンCは、コラーゲンの生成やメラニン色素の生成抑制するなど肌効果は知られている。
カロテンは、体内では、ビタミンAに変換されて皮膚の粘膜形成を助ける。
(㎍: マイクログラムと読み、1マイクログラムは100万分の1グラムとなります)
という凄い効能がズラリです。
妊娠さんにおすすめ
まずは、ホウレンソウと比較してみましょう。
- 茹でたホウレンソウ 100gあたりの成分 葉酸 110μg
- 茹でた菜の花 100gあたりの成分 葉酸 190μg
となっています。
妊娠初期に葉酸がいい点を挙げて見ますと次の点です。
- 妊娠中の貧血防止
- 胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減
- 妊娠中のママの貧血予防に効果が期待
ただし、妊娠してからの摂取では遅いので、妊娠する前から食べましょう。
と言っても、いつ妊娠するかわかりませんので、旬の時期には、積極的に摂った方がいいですね。
ちなみに、どれくらいの量が必要か言うと・・・
厚生省の発表では、1日あたり480μgの葉酸を食事から摂取することが推奨しています。
全体的には、効能の内容からすると、女性のためのスーパー野菜という表現がピッタリですね。
また、野菜売り場で見ると、他の野菜に較べて少しお値段が高めなのが難点ですが、旬な時期は比較的にお安くなっているので、この時期に食べましょう。
最後に
菜の花は、和種なばな類に属するようですが、とてもすごい栄養効能があったんですね。
菜の花と言えば、あの唱歌を思い出しませんか?
歌い始めは、
菜の花畠(ばたけ)に 入り日薄れ
ですが・・・
この唱歌のタイトルは、朧月夜(おぼろづきよ)なんですが
どんな月夜ことを言っているのかと言うと
春の夜に月がほのかに霞んでいる情景とのことです。
この情景って、どんな情景なのか?悩んでいます。(^^)