夕飯に焼き飯風チャーハンが出された。
ここ数日でご飯が余ったので焼き飯と思ったがチャーハンにしたとのこと。
焼き飯なのかチャーハンなのかは、定かでないが見た目は、チャーハンなので焼き飯風チャーハンとなったようだ。
しかし、管理人も焼き飯とチャーハンの違いが何なのかはわからなかったのでとにかく食したが、美味しかった。
見た目は、チャーハンだったが、味としてはチャーハンの味ではなかったので焼き飯なのかと納得したが・・・
いったい、焼き飯とチャーハンの違いが何なのか気になり料理方法、地域性、歴史について調べてみました。
焼き飯とチャーハンの違いはコレ!
焼き飯とチャーハンの違いのひとつとして、最初に思うもことは、料理方法の違いだと思います。
違いとしてまとめると
- チャーハン: 中華鍋、 卵が先、中華調味料
- 焼 き 飯 :フライパン、卵は後、しょう油味
なんとなく、中華料理と日本料理の違いだけのように見えますね。
でも、焼いた飯もしくは炒めた飯は地域によって、焼き飯なのかチャーハンなのかどう呼ばれているのかを見てみましょう。
呼び名の地域差?
焼き飯とチャーハンは全国的に見てみると両者の呼び方は明確な基準がないようですが、地域によって偏りがあるようです。
ここで、食べ物新日本奇行と言うサイトで”焼き飯vsチャーハン”と題して、日常的にどちらを使用しているかを地域別に調査した内容を公表している。
調査をしたのは、NHK放送文化研究所の塩田雄大研究員で「ことばのゆれ全国調査」の一環として料理名の地域差を調べたことが紹介されている。
その中で、「焼き飯―チャーハン」全国調査では、以下のように紹介されている。
- チャーハンと呼んでいるのは58%、焼き飯派は20%
- どちらも言うし、両方とも同じ意味派が16%、
- どちらも言うが、それぞれ指すものが違う派は6%
更に、塩田雄大研究員が焼き飯の呼び方が全国平均20%を超えた地域を調べると完全に西日本型の呼び名であることがわかった。
しかも、チャーハンの呼び方では、東海以東では、ほぼ80%オーバーであることがわかった。
結果的に、焼き飯とチャーハンの境界線として浮かびあがったのは、琵琶湖東岸となったようです。
ただし、西日本でも例外があり、鹿児島、佐賀では、90%以上がチャーハンと言っている。どうしてなのかは、謎らしい。
炒めたご飯の呼び名をまとめると
- 西日本では、焼き飯
- 東海以東では、チャーハン
どうしてなのかは、歴史的にそうなったとのことです。
どんな歴史なのかを見てみましょう。
焼き飯とチャーハンの歴史
焼き飯と言い方は、17世紀前半の狂歌にすでにあらわれていた。
ただし、この場合の焼き飯は、おにぎりを焼くことをさしていた。
つまりは、焼きおにぎりを焼き飯と言っていたのですが、ほとんど東日本で使用されていた。
一方、炒飯は、明治になってから伝わったようで炒(い)り飯、焼き飯、チャーハンと呼ばれるよになった。
困ったのは、東日本地域で焼き飯にすると、焼きおにぎりなるので必然的に炒めたご飯をチャーハンと言うようになった。
一方、西日本、中でもお好み焼き文化が定着していたこともあり、鉄板で飯を焼いて食べる風習があったので、焼き飯と自然と呼ぶのは当たり前となっていた。
こんな具合に、焼き飯とチャーハンの呼び方の違いがあるようです。
最後に
焼き飯とチャーハン違いは、地域性によるものだったのですね。
突然ですが、京都近江屋において坂本龍馬と中岡慎太郎が刺客に襲われ非業の最期を遂げた事件は有名ですが、実は、坂本龍馬は即死でしたが、中岡慎太郎は2日間生きながらえていた。
その時様子の中で、お腹が空いたということで、焼き飯を食べたいといことで食べたようです。
しかも、うまいうまいといって3杯食べたらしい。
関西地区においては、焼き飯が既に庶民に定着していたのではないでしょうかね。
我が家の場合は、余ったご飯を冷蔵庫に入れておいてまとめて、焼き飯風にして食べています。
なぜか、いつものご飯よりもおいしく感じて食べ過ぎてしまう。(^^)