寒い冬の季節になると、熱々のご飯が恋しくなりますね。
今朝の朝食は、昨日の余りご飯をおじやにして食べました。
今日のおじやは、洋風リゾット風にしたよと言われたが、
リゾットってどんな食べ物だったのか?
確か、ドリアって食べ物もあったが、あれとは違うのか。
リゾットとドリアにはどんな違いがあるのか?
ちょっと、気になり調べて見ました。
作り方が全く違う!
リゾットもドリアもどっちがどうだか分からずに食べてきたが、ある程度の年配者には、区別がつきにくいものです。
しかし、名前が違うので、料理の仕方が全く違うのは予測できるので、リゾットとドリアの料理方法を確認することにしましょう。
リゾットの基本的な調理法
- 鍋にオリーブオイル(バター)で玉ねぎ等の野菜を炒める。
- お米を入れて一緒に炒める。
- コンソメスープ(またはブイヨン)を少しずつ入れて、少し芯が残る程度にお米を炊くように煮る。
- 最後に塩、胡椒、パルミジャーノ・レッジャーノ(または粉チーズ)を入れて、味を整えてとろみをつけて完成。
全体的には、西洋のお粥のようにイメージですね。
ドリアの基本的な調理法
- バターを塗った耐熱容器に、ご飯(白米でも、チキンライス等でも)を盛りつける。
- その上に覆うようにして、ホワイトソースをかける。
- 最後にパルメチザンチーズをのせてオーブンで焼く。
これは普通のグラタンがご飯の上に乗っかっているようなイメージですね。
大きな違いとして、
- リゾット → お米から料理する。煮る。
- ドリア → ご飯を利用する。オーブンで焼く。
となるようです。
簡単に言うと、煮物料理と焼き物料理という感じですね。
では、この料理は、元々どこの国の料理だったのか気になりますね。
元々どこの料理?
リゾットもドリアもカタカナなので、日本料理ではないと予想されますが・・・
リゾットは、ウィキペディアによると「もともとイタリアで食べられてきた麦類の料理に東洋(中東)から伝播した米が融合した料理である。」と紹介されている。
といことは、イタリア料理が原点となっていることがわかります。
意外な国の料理
一方、ドリアの方はどこなのか?
ドリアという言葉は、イタリア語でなくフランス語です。
フランス料理に、イタリアの「ドーリア家」のために作った、キュウリ・トマト・卵を使った料理とのこと。
では、ドリアはどこの国で作ったのか・・・?
それは、実は、日本で生まれた料理なのです。
横浜ホテルニューグランドの第四代総料理長の高橋清一氏が書いた『横浜流 -すべてはここから始まった-』(東京新聞出版局)の中で紹介されています。
どんな内容なのか言うと、「ドリアってどこの国の料理?」というサイトから引用すると
戦前に“横浜ホテルニューグランド”で総料理長を務めていた、サリー・ワイル氏が「コック長はメニュー外のいかなる料理にもご用命に応じます」とメニューに書き、お客様の要望に合わせて様々な料理を作って提供していました。
そんなある日、
「体調が良くないので、何かのど越しの良いものを」
というお客様の要望を受けて創作した料理が、この「ドリア」だったのです。
しかし、このドリアという料理を元々の違うフランス料理名のドリアにしたのか、全くの謎のようです。
結果的には、日本で偶然に生まれた料理であることは間違いないよです。
ちなみに、パルメチザンチーズを乗せてオーブンで焼くのは、焦げ目をつけるためだったようです。
最後に
リゾットもドリアも洋風の食べ物ですが、ドリアが日本で誕生したことには、驚きましたね。
今回、管理人として、この2つの食べ物の違いを初めてしりました。
同時に、ドリアになんとなく愛着を感じましたね。
たぶん、美味しいから定番化されたのでしょうね。
今日は、ドリアでも食べようかな(^^)