「関東一の祇園祭りって、どこですか?」と聞かれたら、なんと答えますか?
そう言われても、すぐにお答えできないかもしれませんね。
では、「熊谷うちわ祭りって知っていますか?」と聞かれたら、意外にも知っているかもしれませんね。
最近では、関東一の祇園祭りということでも知られるようになり、疫病退散祈願と商売繁盛を祈願したいということでお祭り見物客も多くなってきています。
そこで、今回は、日程確認しながら、車で見学に行くとするとすれば、交通規制や駐車場についてもチェックしておきたい。
また関東一の祇園祭りなのにどうしてうちわ祭りなのか気になりますね。
そのことも含めて一緒に確認していきましょう。
うちわ祭の由来とは?
熊谷うちわ祭りは、埼玉県熊谷市の愛宕八坂神社の例大祭ですが、京都八坂神社「祇園まつり」の流れを受けついでいるので、関東一の祇園としても呼ばれている。
祭りの歴史としては、かなり古く、江戸中期の1750年、当時、寺社ごとに行っていた祭りを町内統一の祭りにする上申書が残っている。
この祭りの趣旨は、京都の祇園祭と同様、当初は疫病退散となっていたが、やがて、五穀豊穣や商売繁盛の祈願するようになった。
願いことも達成すると変わるのですね(*^-^*)
上記の流れからすると、熊谷祇園祭りになるのが当然のような気がしますが・・・
なぜか、うちわ祭となっている。
それは、今までお祭り期間中の買い物客に対して行っていたふるまい物が変わったことで、そのものの名前が祭りの呼び方となっていった。
では、買い物客にどんなふねまい物をしていて、どんなものに変わったのかを見てみますと・・・
もともとこのお祭りの期間中、各町内の買い物客に赤飯をふるまっていました。
当時は、「熊谷の赤飯ふるまい」として評判となったとのこと。
しかし、明治35年ごろに、料亭の主人が、神田明神の「天王祭」でうちわが飛び交う祭を見た事をヒントにして、渋うちわを買い入れて赤飯のかわりに客にふるまったところ評判となり各商店でもまねるようになった。
それで、いつしか買い物客に「熊谷うちわ祭り」と言われるようになった。
赤 飯 ⇒ うちわ
熊谷うちわ祭りは、各町の山車6台・屋台6台が出る。
中でも屋台の叩き合いが有名ですので、このシーンを体験できることがいいですね。
というか、この叩き合いを体感することで本来の願いを叶えられるものになると思った方が祭り参加し甲斐があるのです。
さてさて、由来や叩き合いが壮大さもわかったことですし、2016年の熊谷うちわ祭りの日程などの詳細を一緒に確認していきましょう。
熊谷うちわ祭りの日程
熊谷うちわ祭は、埼玉県熊谷市の愛宕八坂神社の例大祭ですので、実は毎年、日程が決まっているのです。
熊谷うちわ祭りの日程は、毎年7月19日から23日にかけての5日間と決まっていますが、一般向けは20日から22日の3日間となっています。
特に、次の叩き合いのシーンをお見逃しく体感していただきたい。
7月20日 初叩き合い 午後7時~
熊谷駅を背に全町が横一列に整列での叩き合いの様子は、勇壮なシーンですね。
7月21日(木) 巡行叩き合い 午後6時~
八木橋デパート前で全町が揃い、扇形となって叩き合いの場面となり最高潮の叩き合いとなります。
お祭り期間は、山車6台・屋台6台が、賑やかな熊谷囃子を鳴らしながら市街地を練り歩く巡行を中心とした祭りのために交通規制となるので、どんなきせいなのかをしっかりと確認しておきましょう。
交通規制は?
山車と屋台が市街地を練り歩くことでお祭りが成立しますので、当然のごとく、交通規制が必要となる。
この交通規制は、驚くことに国道17号線にまで影響を及ぼすので、車の方は要チェックですよ。
昨年の交通規制情報を見てみますと
PM1:00〜8:00駅西通り商店街
PM6:30〜8:00熊谷駅東口周辺・北口駅前広場から国道17号までの駅前通り
7月21日
PM1:00〜9:00国道17号銀座2丁目から石原駅入口・市役所通り・国道17号南側からの内側市街地
7月22日
PM1:00〜10:00国道17号南側から路線までの内側市街
PM6:30〜9:00国道17号銀座2丁目交差点から石原駅入口交差点・市役所通り
※詳しくは、関東一の祇園 熊谷うちわ祭りのサイトで確認してください。
ここまで交通規制されると、やはり気になるのは、駐車場ですね。
7月20日の交通規制マップ
うちわ祭期間中は周辺道路が大変混雑しますので、なるべく公共の交通機関、パーク&ライド等をご利用した方が得策ですね。
便利なパーク&ライド活用!
毎年約70万人の人出となる熊谷うちわ祭りは、もちろん車で来る見物客も多いので、無料の駐車場が用意されています。
昨年の無料駐車場は、以下の通りです。
となっていた。
今年の無料駐車場ついて、どうなるかチェックすることは大事ですが・・・
しかし、どの祭りでも同じことがいえますが、無料駐車場は、常に満車状態で空いて駐車するまで時間がかかります。( ;∀;)
そこで、臨時の無料駐車場を用意して、しかも会場まで無料の送迎バスをしてくれるパーク&ライド方式をお祭りの主催者は用意しているので活用しましょう!
ちなみに、昨年のパーク&ライドを確認すると
パーク&ライド(無料駐車場&無料送迎)
熊谷うちわ祭臨時駐車場『熊谷スポーツ文化公園:西第2多目的広場』とお祭り会場『熊谷駅北口』間を15分〜20分間隔で無料送迎バスが運行します。
運行予定
7月21日:AM11:00〜PM10:30
7月22日:PM2:00〜PM10:30[/colored_box]
臨時駐車場と会場のmap
無料駐車場をイライラして待つよりも、パーク&ライドを利用した方が何かと便利ですね。
時間的にも、節約になるのでおすすめです!
最後に
熊谷うちわ祭りは、祭りの名前からして、最初はうちわの祭りとてっきりと思っていた方も多いのではないかと思います。
実は、私もそう思っていたのですが、でもそうではなかったのですね。( ;∀;)
京都の祇園祭りの流れを組む関東一の祇園祭りで、疫病退散祈願と商売繁盛を祈願ができて五穀豊穣まで祈願する壮大な祭りだったのですね。
このお祭りをみてからは、毎年、自分や家族の疫病退散祈願するのもいいかもと思いましたよ!