先日、実母が亡くなった。
無事、葬儀も滞りなく終了した。
後は、初盆ということになるが・・・
今まで、あまり初盆などと意識したことがなかった。
がしかし、 初盆って何なのか、香典の金額は身内として用意するとすれば、いくらなのか?
その相場観が気になってきた。
お葬式と違って、意外と知らないものだと思い調べてみることにした。
初盆の基準?
人が亡くなった後に、迎えるお盆を地域によって言い方はいろいろですが、
初盆(はつぼん)、新盆(あらぼん、にいぼん、しんぼん)
と言われています。
ただ単に、亡くなった最初のお盆を言うのではないようです。
実は、ある基準となる日があるのです。
その基準日とは・・・
忌明け(きあけ)
なのです。
この忌明けは、喪に服している期間が明けることを意味しています。
具体的な忌明けは、
神式の場合は五十日
となります。
そして、この忌明けが過ぎてから、迎える最初のお盆が初盆、あるいは新盆と呼ばれています。
ということは、お盆の四十九日以内に亡くなった場合は、翌年のお盆が初盆となるのですね。
その初盆は、最初の本格的な法要のひとつとなっていますので、当然ながら香典、お布施などがつきものなのです。
特に、気になるのが香典ですね。
いったいどれくらいの金額が相場でいくら用意したらいいのかと悩むところです。
そこで、世間一般と身内の場合の香典金額がどれくらいの金額なのか確認してみましょう。
初盆の香典の金額相場
地域性にもよりますが、3,000円、5,000円、10,000円くらいが一般的なようです。
ただ、これでは、大雑把すぎますので、目安となる香典の金額をご紹介します。
その前に、食事をするかしないかで香典金額の若干の違いありますので、その説明します。
初盆は、最初の本格的な法要となりますので、僧侶による読経のあと食事が振る舞われることが多いのです。
この食事をお斎(おとき)といわれていて、身内や親しかった知人を招いて故人を偲びながら会食します。
ということで、食事会に参加されるかどうかによっても、香典の金額が違います。
それを参考に表にしますと、次の通りです。
上の表が、一般的な初盆の香典金額の相場となっています。
しかし、地域性やどんな間柄だったのかによっても違いがあるので、必ず知り合い等にも確認して総合的に判断してください。
ところで、上の表で「兄弟で提灯」と書かれていますが、この提灯とはなにを言っているかをお話しします。
提灯代の準備は?
お盆には、提灯がつきものです。
これは、先祖や故人の霊が迷わず帰ってくる目印として飾っているのです。
そのため絵柄の入った提灯は、お供えものとしては最高のものとして位置付けられています。
しかし、初盆の場合は、白提灯を飾ります。
これは、初めて帰ってくる故人の霊が迷わないための目印として、絵柄の入った提灯と区別してわかるようにするためなのです。
この初盆用の白提灯はどこに飾るのか言うと、玄関や部屋の窓際、仏壇の前などに吊るして、初めて帰ってくる故人の霊を導くのです。
以前は、兄弟や親戚から贈られていました。
がしかし、今では、兄弟や親戚などから盆提灯用にと現金で頂戴して、故人の家族が全て用意する方が多くなっている。
これが、「兄弟で提灯」ということで、ほとんど現金で提灯代として出していることが多いです。
ちなみに、この初盆用の白提灯は、お盆が終了したら燃やして処分してしまうので、たった一回だけの使用となります。
最後に
身内としての初盆の香典の金額相場は、参考になりましたでしょうか。
管理人は、今まで初盆での香典については、妻に任せていたのであまりよく知らなかった。
今回は、実母の逝去でしたので、初盆の意味合いなどを知ってよかったです。
故人とのつながりは、人それぞれですが・・・
今回、いろんな人に支えられて今の自分が生かされていることを認識するシーンであることに気づかされました。
故人のご冥福を祈るとともに、しっかりと次世代の子供にいろんな思いを伝えていこうと思いました。