法事と法要の違いって、ご存知ですか?
「今度、法事があって仕事を休む」なんて、良く耳にします。
一方、ニュースなどで何回目かの法要が執り行われたと報道されます。
この法事と法要とは、いったい何か違うのか疑問と思いませんか!
そこで、今回、法事と法要の違いについて調べてみましたので、一緒に見てみましょう。
法事と法要の違いとは?
世間一般的には法要と言うよりも法事の方が通じています。
それでは、法事と法要と何が違うのか言いますと、実は、ある事をするかどうかだけです。
そのある行事とは?
それは、会食をするかどうかだけです。(・∀・)
つまり、法要後に会食という行事をするというセットになったのが法事です。
もともとこの会食は、参列者や僧侶に対して自宅にて食事を振舞っていた。
今は、お寺や料亭などで行うことが多いようです。
ちなみに、以前、管理人は義父と義母の法事をした際には、お寺で会食でしました。
でも、会食では、会話しが今ひとつ・・・
それで、話好きの義理の姉に最近、旅行した事を聞いた。
そうしたら、みなさんが話しをするようになりましたよ。
施主として、良い会食にするポイントは、次の2点ですね。
- 故人の思い出話
- 遺族や親戚の近況の報告
などの話題をそれぞれに振ることで盛り上がり、きっと、いい法事になりますよ。
そして、この法事というのは、法要とのセットばかりを指すものだけでないですよ。
仏前結婚式などの仏事の一切を言い表す時も法事と言うらしいです。
だから、仏と絡むすべての行事は法事ということですね。
では、法要そのものを意味とは、どんなことなのでしょうかね。
法要の意味って?
では、法要とは、どんな意味があるのでしょう?
それは、仏法を知るということです。
何か、難しいそうですね~。
更に言うなら、
仏(ほとけ)の教えの要点・肝要を知ることを法要と言う。
しかも、そのやり方は、経を読むことで知ることができるという方法で知る。
しかし、お経を聞いて内容が分かる人は、お坊さん以外いないですね。( 当たり前か(^_^;) )
それでも、庶民にとっては、意味がわからなくても・・・
その読むお経の響きがありがたいやぁ~と思ったらしいです。
そのお経を「お坊さんに読経して頂くだけで幸せになれる」と信じていた。
これが、故人にお経を捧げることで供養となったとのことです。
つまり、遺族が、故人に対して冥福(冥土の幸福を願う)を祈るために行うのが法要なのです。
ちなみに、これを追善供養(ついぜんくよう)と言われていますよ。
最終的な構図としては
となりますね。
この法要は、故人の冥福する期日が決まっているのです。
例えば、忌日と言われる日です。
- 初七日(しょなのか)
- 四九日(しじゅうくにち)
- 百日(ひゃっかにち)
などです。
更に、故人の命日と経過年数で決まった年で法要をします。
それが、みなさんがご存知の年回忌ですよ。
ちょっと、一覧表をウェキペディアから引用にしますと
一周忌 : 没年の翌年の祥月命日(以下、祥月命日は省略する)。
一般に、この日までが「喪中」とされる。服忌令という法令に基づいて、13か月とする場合もある。
三回忌 : 没年の翌々年。最近では三回忌まで親類を呼ぶ場合が多い。
七回忌 : 没年の6年後
十三回忌 : 没年の12年後
十七回忌 : 没年の16年後
二十三回忌 : 没年の22年後
二十五回忌 : 没年の24年後
二十七回忌 : 没年の26年後
三十三回忌 : 没年の32年後。かつては三十三回忌まで親類を呼ぶ場合が多かった。
三十七回忌 : 没年の36年後
四十三回忌 : 没年の42年後
四十七回忌 : 没年の46年後
五十回(遠)忌 : 没年の49年後。以降50年毎に、百回遠忌(没年の99年後)、百五十回遠忌(没年の149年後)…となる
※33回忌、50回忌もありますが、ほとんど庶民レベルではしないことが多い。
かなり、高名な僧侶などの場合には、200回忌の法要などもあるようです。
これが、この法要なのです。
まとめ
法事は、法要に会食を加えた行事であること。
結果として、世間一般的には、法要があるからよりも法事がある
と言ったほうがわかりやすいというこです。
これで、法事と法要の違いがわかりましたか!
モヤモヤ感もスッキリしたのは私だけですかね。(*^_^*)