青春のシンボルといえば、ニキビですよね。
私も中学、高校の頃 長い間 ニキビで悩まされました。
でも、大人になってからもニキビができる事はありませんか?
それは、お肌が乾燥肌になっているサインかもしれません。
乾燥しているのにニキビって不思議ですよね。
今日は、乾燥肌でも大人ニキビができてしまう。
その原因と対策の仕方を見ていきましょう。
乾燥肌のニキビ症状とは
大人になってからできるニキビの原因は、実は 乾燥肌によるものです。
皮脂が少なく、乾燥しやすい部分にできやすい。
例えば…
- 頬
- フェイスラインと呼ばれるUゾーン
- 口の周り
- 男性はヒゲが生える部分
などです。
症状としては、毛穴が詰まったようなブツブツがポツポツと盛り上がっているような感じです。
そして、下記のように症状の進行状況ごとにニキビの色が変わっていきます。
Stage2 毛穴の真ん中が「黒く」見えるニキビ
Stage3 「赤く」プクっと腫れたニキビ
Stage4 膿を持って痛みを伴う「黄色い」ニキビ
Stage5 腫れて「紫っぽい」ニキビになる
毛穴に詰まった細菌が膿になり、毛穴周辺の組織にダメージを与え、
最終的には、腫れて紫がかったニキビになってしまいます。
一般的には『ニキビは皮脂肌(オイリー肌)におこる』と思われていますよね。
では、なぜ乾燥肌なのにニキビができてしまうのか?
その原因についてご説明しましょう。
乾燥肌のニキビの原因?
まず、みなさんのお肌は『皮脂膜』という天然の膜で保護されているのをご存知でしょうか?
つまり、皮膚膜でお肌の表面に保護膜を張って、お肌の水分を外に出ていかないように、しっかりと内側に閉じ込める事なのです。
しかし、乾燥肌の特徴は、お肌の皮脂分泌が少なく、肌を覆っている皮脂膜がしっかりと作れないところにあります。
この皮脂膜がしっかり作れず、肌として正常に機能しないと、角質層の中の水分はどんどん外へ蒸発してしまい、雑菌が入りやすくなり、繁殖しやすくなる。
そして外部からの衝撃や刺激を受けやすくなってしまい、角質が剥離してしまいます。
角質の剥離は肌荒れや毛穴の広がりを引き起こし、細菌が入りやすくなり、ニキビができてしまう。
肌トラブルの原因でニキビができるのですね。
また、水分のなくなった角質は古くカチコチに硬くなり、毛穴もだんだんと細く弱くなっていきます。
そのように細くなってしまった毛穴は、乾燥肌の少ない皮脂分泌でもつまってしまうのです。
これらが乾燥肌でもニキビができてしまう理由だったんです!
まとめると
乾燥肌 → 不完全な皮脂膜 → 角質の剥離 → 外気の細菌侵入 → ニキビ
となると、対策としては乾燥肌の改善をするといいわけですね。
どんな対策をしたらいいのか見てみましょう。
対策はコレ!
乾燥ニキビの対策はただひとつ、根本原因である乾燥肌の改善!
対策1
まずはお肌の角質層の働きを正常にする事。
お肌の水分をきちんと保ち、健康な皮脂膜を作りましょう。
角質層の水分量が15%以上に保たれていれば、肌本来のバリア機能によって、肌トラブルを回避することができると言われています。
対策2
また、ホルモンバランスが女性ホルモン優位の状態にあると、毛穴の角栓詰まりを予防することが可能となります。
対策3
また、乾燥を防ぐためには保湿が大事。
ただし、いくら保湿が大事と言っても、クリームをたくさん塗るのはおすすめしません。
どうしてかというと、保湿クリームをたくさん塗ることによって、皮脂膜を作る力を弱めてしまう。
また、クリームに含まれる成分によって皮脂膜が溶け、角質層を傷める可能性もあるからです。
保湿の方法
おすすめとしては、
1.肌細胞の栄養源に限りなく近い成分でできたパックをして、
2.パック後に糖類や多糖類・アミノ酸配合のノンオイルローションでしっかり保湿する。
また、水分保持機能や角質のバリア機能を回復させるセラミド化粧水なども効果が大きい。
そして、外用薬による保湿ケアを行うなら、ヒルロイド製品がいい。
注意点
ニキビができてしまったときは、化粧水は保湿成分たっぷりのものは避ける。
ニキビ用の殺菌成分が含まれているようなものや、さっぱりタイプのものを使う事。
お肌にできるだけ刺激や負担をかけない正しいケアで、乾燥ニキビのできにくいお肌を作りましょう。
終わりに
乾燥ニキビは肌水分と保湿ケアの改善、
また女性ホルモンのバランスを整える事が最も大事な事なのですが・・・
普段から行っている生活習慣にも大きな原因が隠されている可能性もあります。
例えば、紫外線を浴びすぎるのも乾燥肌の原因につながります。
また、エアコンの効いたオフィスで長時間仕事をしているとお肌も乾燥しますので、ミストなどでこまめに保湿を心がけるなど工夫してみてください。
乾燥ニキビって、結局は、普段の生活の中で改善できる事から一つずつ始めるのが一番かな。(*^-^*)