新居浜太鼓祭りってご存知ですか?
実は、四国三大祭りのひとつなのです。
えッーそうなの、オドロキましたね。Σ(・□・;)
「徳島の阿波踊り」「高知のよさこい祭り」は聞いたことあるけど
そんなにスゴイのか思っている方も多いと思いますが・・・
愛媛県新居浜市を代表する秋祭りで
華やかで美しい神輿と勇ましく、驚くほど迫力満点の喧嘩祭り?</SPAN”>で、四国三大祭りのひとつとなっている。
今日は、この『新居浜太鼓祭り』の喧嘩祭りの由来や日程、そして見所について見てみましょう。
新居浜太鼓祭りの喧嘩祭りの由来?
この『新居浜太鼓祭り』にまつわる由来や歴史は、代々の記録として残っていない為、正確なものはわからないのですが、平安から鎌倉時代にはこのお祭りは存在していたという説が一般的には有力のようです。
結局のところ、いつ頃からなのかは謎のようですが・・・
新居浜浦白石庄屋文書によると正徳三年(1713年)から、台車(だんじり)と御船が奉納されていると記されているので、江戸初期には、完全にあった祭りであることがわかる。
この新居浜太鼓祭りの特徴は
- 豪華で華麗な金糸銀糸に彩られた、
- 一般の神輿とは比べものにならないほど大きな太鼓台
(神輿のようなもの)と呼ばれる山車(だし)
が市内を練り歩きます。
その太鼓台の数は50台を超えるそうです!(かなり圧巻ですね)
元々の太鼓台は、もともと神社祭礼の際に神輿のお供をする山車の一種だった。
時代を経るごとに、今のように祭りの中心的存在となっていくことになった。
また、飾りも質素で、幕末から明治時代初期の太鼓台は、現在の子供用の太鼓台くらいの大きさしかなかった。
しかし、なぜか 地域ごとの太鼓台を保有する各地域の対抗意識が高まり、</SPAN”>
明治中期以降から急速に太鼓台が大型になり、現在の太鼓台と同じくらいの大きさになった。
また、飾り幕も豪華になり、天幕も膨らみを持ったものが付けられるようになりました。
それを大勢の男たちが力を合わせて担ぎ上げるので、いつのまにか男祭りとも呼ばれるようになった。
そして、新居浜太鼓祭りは、別名「喧嘩祭り」とも呼ばれ、毎年、けが人が出ることで変な意味で有名だった。
どうして、そんなに熱くなるのかについては、有力な説として
古くは漁師の漁場の奪い合いが発端で、このお祭りで両者が鉢合わせした際に、担いでいた太鼓台で喧嘩が始まったのが由来とのこと。
この説って、とても信ぴょう性がありますよね。
どうしてかというと、漁場はお金に直結しますからね。
お金にかかわると喧嘩になるのは、人の常なのかもしれませんね!
何やら、今の東アジアの海域問題も同じように海域でめているようですが・・・
地域の大きさに関係なくもめるのですね。
ところで、新居浜太鼓祭りの開催日程等が、いったいいつからなのか気になりますので見てみましょう。
お祭り日程と時間について
新居浜太鼓祭りは、毎年、決まった日に開催されていますので発表します!
毎年10月16日から18日まで
3日間を中心に開催されます。
(一部地域では,10月15日から10月17日,または10月第3週末に開催)。
このお祭りは初日の10月16日は、内宮神社の「太鼓台石段かきあげ神事」から始まります。
午前4時のまだ辺りが暗く、清浄な闇の中、4台の太鼓台が大鳥居をくぐり、約100段250メートルの参道をお参りします。
そして、初日・2日目は夜21:00頃まで、最終日は18:30頃まで市内各地区でお祭りが繰り広げられます。
参考までに2015年の運行表と開催場所地図はこちらになります。
詳細は、下の新居浜の公式ホームページにてご確認してください。
2016年の詳細も発表されるので、新居浜の公式ホームページを参考になさってください。
また、有料ですが、一宮神社の参道で繰り広げられる迫力ある担ぐ様子(かきくらべ)を桟敷席から間近に見る事もできる。
一宮の杜ミュージアムのサイトによると
一宮神社南参道、国の天然記念指定樹。千年を超え青々と茂るくすのき群のアーチドームは男衆の大舞台となる。演じる太鼓12台。一台あたり150人ほどの担ぎ手。総勢2000人を越す男たちが主役となり、指揮者の掛け声で重さ約2.5トンが、一瞬空に舞う。太鼓の音、房のゆれるさまを男たちは、こころ粋を競い合う。
と紹介されているので、宙に舞う神輿ってどんな感じかワクワクしますね!
なお、有料観覧席の詳細については、一宮の杜ミュージアム(一宮神社南参道)のサイトでチェックできますが、現在は閉鎖中ですので、時期が近付いたらチェックしてください。
3日間もあるので、どこを見たらと迷ってしまうと思いますので、見所をチェックしておきましょう。
見所はココ!
新居浜太鼓祭りは見どころがいっぱいなのですが、
まずは、なんといっても、金糸銀糸に彩られた、絢爛豪華で華やかな太鼓台(たいこだい)と呼ばれる神輿(みこし)を山車(だし)に乗せ、市内を練り歩く様子見るだけでもとても見ごたえがあります。
新居浜の太鼓台はどれもびっくりするほど巨大です。
どれだけ大きいかというと…
- 重さ…2.5~3t
- 長さ…12m
- 高さ…5.5m
どうですか?この大きさと重さは!
これを山車に乗せ、太鼓台から打ち鳴らされる太鼓の音と、かき棒にまたがり太鼓台の運行を仕切る指揮者の笛に合わせて、おそろいの法被(はっぴ)を着た最大150人のかき夫と呼ばれる男衆が掛け声をかけながら市内を練り歩きます。
そして、見どころは二つ!
かきくらべと差し上げ
この二つをなくしては、新居浜太鼓祭りがあり得ないのです。
かきくらべ
たくさんの太鼓台が一か所に集まり、練り歩く際に取り付けていた山車からはずし、約150人近くのかき夫の力だけで担ぎ上げられます。
差し上げ
両手を伸ばして天高く太鼓台を担ぎ上げる様。
男衆を鼓舞するように太鼓が早打ちされ、太鼓台に乗った指揮者の絶妙な指示で太鼓台が天高く担ぎ上げられる様は見ている方も血が騒ぎます!
これが、男祭りと言われる所以(ゆえん)なのですね。
新居浜太鼓祭りのかきくらべと差し上げの様子を 動画でチェック!
そして、最後にもうひとつ。
鉢合わせです。
太鼓台のぶつけ合い!
冒頭でも軽く触れましたが、昔からの因縁や地区同士の対抗意識が非常に強いようで、自分達の自慢の太鼓台を常に競い合っている。
その自慢の太鼓台を因縁のある地区の太鼓台にぶつけていくのですが、その様子は、ものすごい迫力です!
実際に、何年か前には、この鉢合わせ喧嘩で、太鼓台が壊れてしまった事例もあるんですよ。
この鉢合わせ喧嘩を見たいがために県外からくる観光客もいるくらい。
その鉢合わせ喧嘩の動画があります。
鉢合わせは確かに太鼓台のぶつけ合いため危険ではあるのですが、祭りを楽しむという点においてはあまりメリットが感じられない部分がある為、見ていてもあまり気持ちがいい物ではない。
むしろ、喧嘩とは明確に切り離して、ルールに則った競い合いの行事として行えないかという議論もあるそうです。
やる方も見る方も楽しくなるお祭りにすべきですね。
終わりに
迫力満点の太鼓台ですが、その飾りや装飾は実に細かく施されていて、揺れる大きな房は本当に見事です!
夜のライトアップされた太鼓台もまた違った雰囲気でとても綺麗で、迫力がありますよ。
太鼓台を見るだけでも、お祭りに行く価値ありですが、あの迫力ある太鼓台のぶつかり合いも生で見てみたいですね。
近くで迫力を感じたいところですが、太鼓台の周りは大変危険です。
見物する時は、安全な場所で、巻き込まれないように見物してくださいね。
でも、見ているとなぜだか血が騒ぐ躍動感が伝わってためか、一緒に担ぎたくなっちゃいますよ!(*^-^*)