京都時代祭をご存知ですか?
実は、京都時代祭は、2月の葵祭、7月の祇園祭と並ぶ、京都三大祭のひとつなんですよ。
京都時代祭は葵祭、祇園祭に比べると、ちょっと馴染みが薄いかもしれませんが、長い京都の歴史と文化を知る事ができるお祭りです。
今回、この京都時代祭の目玉や2018年の見どころや日程などについて、一緒に見てみましょう。
京都時代祭とは時代絵巻?
時代祭は、明治28年に始まった比較的新しいお祭りです。</SPAN”>
この頃の京都は、首都が東京へ移った為に町全体の活気は失われていたそうです。
その意気消沈している気持ちが、この時代祭です。
その生まれた経緯を見てみると・・・
この明治28年は平安遷都1100年の記念の年でもあった為、町の復興事業として平安神宮が創建され、更には、”京都の町に活気を取り戻そう!”という人々の熱意と意志のもとに始まったのが、時代祭とのこと。
今でいう町おこしの一環だったのですね。
そして、
- 一目で京の都の歴史と文化が理解できるもの
- 京都をおいて他にはまねのできないもの
という京都人の強い思いから、歴史絵巻で印象づける祭り的を考えた。
首都が東京になる以前の京都の歴史や文化について
- 時代を追ってさかのぼり、
- 当時の衣装を身にまといながら京都の町を行進する
時代行列が提案された。
この時代行列は、時代祭の中で最も注目され、目玉といわれる行事となる!
目玉1
- 平安時代から明治維新までの8つの時代を
- 各時代の衣裳・装飾を身にまとった総勢約2000人の人々が、
華麗なる時代絵巻を繰り広げながら、京都の町を行進します。
目玉2
先頭を歩くのは明治維新。
ついで江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦と時代をさかのぼって行進は続きます。
後方にいくほど 衣装・装飾も時代を帯びてくるので、動く歴史絵巻を見ることができる。
まさに、現代によみがえった時代絵巻ですね。
では、その時代行列について、さらに詳しくお話ししていきましょう。
2018日程と時間は?
(出典:京都市観光協会https://www.kyokanko.or.jp/jidai/index.html)
京都時代祭は、毎年10月15日の時代祭 宣状祭から始まります。
そして、歴史装束を身にまとった行進の時代行列は、毎年10月22日に行われます。</SPAN”>
時間は12:00に京都御所を出発し、14:30~15:00に平安神宮へ到着の予定です。
行列は約2㎞と、とても長いので、全部通過するのに約1時間半以上かかります。
沿道でも十分見られますが、疲れるからと言って、シートを敷いて座れる場所は限られてしまうそうなので、座ってゆっくり見るのは難しいようです。
行進が来るまで、また通過するまでは、立ちっぱなしになる。
それでは大変という方には、有料席も用意されているそうなので、検討されてはいかがでしょうか?
この有料席の前では、行列のパフォーマンスもしっかりと行われている。
どこで、有料観覧席券を販売しているのかと言うと、以前の平成28年度時代祭有料観覧席券の場合は、下記にて販売してましたので一部掲載しておきますね。
(出典:京都市観光協会https://www.kyokanko.or.jp/jidai/index.html)
詳しい有料観覧席については、京都市観光協会公式ホームページをチェックしてください。
注意点
この時代行列は、雨天の場合は順延される事もありますのでご注意下さい。
また、安全上の理由で中止もあります。
それが、昨年2017年で、29年ぶりに中止となりました。
理由は、台風の接近のためとのこと。
過去には、10回の中止がありますが、天候による中止は、第一回と昨年だけ。
どんな時代行列なのかを動画でチェックできます。
巡回コースと見所は?
行進距離は京都御所から平安神宮までの約4キロの道のりを歩きます。
毎年同じルートを行進しています。
行進ルートと詳しい通過予定時間は、やはり京都市観光協会公式ホームページを参考にされるといいと思います。
見どころ
そして、この行進の見どころは、なんといっても身にまとっている衣装や装飾道具でしょう!
時代考証をしっかり行い、細部まで丁寧に再現されていて、本当に素晴らしく、線密に作られています。
これらの調度品や衣装、祭具はなんと‼ オドロキの約1万2000点以上になるそうです!
京都が1000年間、都として培った伝統工芸技術を結集し、復元された本物。
ここには京都人の心意気と誇りがふんだんに織り込まれ、伝統的な技術が使われているのです。
また、行進の先頭を行く明治維新時代ですが、華やかな歴史的な衣装や装飾はありませんが、
この鼓笛隊が奏でる演奏は、お祭りの当日、京都の町全体に響き渡ります。(動画でチェックできます)
穴場体験できるかも
時代祭の始まる 30分ほど前に京都御所の中に行くと、出発前の行列の参加者が待機しているそうです。
運が良ければ、一緒に写真を撮ってもらるそうですよ。
関係者以外でも入っていけるそうなので、行列行進を見る前に、織田信長や足利将軍と一緒に写真を…なんていうのも楽しいですね。
終わりに
最後に、見学での注意事項をお伝えします!
当日は、大勢の人で混雑する為、日傘の使用は禁止されています。
帽子と日焼け対策は忘れずに!
また、行列の中には牛や馬もいます。
フラッシュをたくと、びっくりして暴走してしまう可能性があるので、フラッシュ禁止です。
ルールを守って、楽しく行列行進を楽しんでくださいね。!(^^)!