年越しそばの8つの由来と食べる時間はコレ!

食文化
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どうして大晦日にそばを食べるのかいうことを知っていましたか?

毎年最後の大晦日に食べる「年越しそば」は日本の風習のひとつなのですね。

でも、ただ何となく意味もなく小さい頃から家で出されていたから食べていた人が多いのではないでしょうか。

この年末に向けて、年越しそばの意味由来などを知っておくのもいいですよね!

では、改めて何故?大晦日に食べるのか?

そこで今回は、気になる”年越しそばの由来といつ食べるのがいいのか“について調べてみました。

では、早速みてみましょう。

 

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年越しそばの由来は8つ


年越しそばという風習が庶民まで定着したのは江戸時代の中頃と言われています。

でも、どうして年越しそばなのでしょうか?

なんとなく、麺なら何でもいいのではと思いますが、調べてみると、その由来には、8つの説があります。

ウェキペディアを見てみると、年越し蕎麦の由来説とし、次の8つの説を列挙しています。

1.蕎麦は細く長いことから延命・長寿を願ったものであるとする説
そばが細く長いことに由来する年越しそばの長寿延命の意味は、
引越し蕎麦の「末永く宜しく」と意味を通じる。
2.金銀細工師が金箔を延ばす為にそば粉を用いたとする説
3.金銀細工師が金粉銀粉を集める為にそば粉の団子を使用したことから金を集める縁起物であるとする説
4.鎌倉時代の謝国明による承天寺の「世直しそば」に由来するという説
5.ソバは風雨に叩かれてもその後の晴天で日光を浴びると元気になる事から健康の縁起を担ぐ説
6.蕎麦が五臓の毒を取ると信じられていたことに由来するとの説
7.蕎麦が切れやすいことから、一年間の苦労や借金を切り捨て翌年に持ち越さないよう願ったという説
8.家族の縁が長く続くようにとの意味であるとの説

どの説もごもっともなのですが・・・

ここで、注意したい点は、そばはもともと団子状にして食べていたのです。

今の麺そばは、江戸時代になってから、小麦粉と混ぜて、二八そばとして初めて麺そばが完成した。

しかも、江戸時代の中頃に年越しそばが定着したことを考えると、麺として細長い、切れやすいなどの特徴があったので、尚更、
縁起物として普及したようではないかと思います。

個人的には、一年の締めくくりといい年を迎える前に長寿や苦労を持ち越さない切れやすさなどを考えると1番、7番、8番の説がしっくりと来ますね。

そばという麺の特性を活かしたのが、大晦日に食べる年越しそばなのかもしれませんね。(^^)

 

年末最後の大晦日にお蕎麦を食べて1年の厄を払い来年の金運や健康運を祈願する事から始まった年越しそばの風習は、現代の日本では大事な行事のひとつになっています。

それでは年越しそばを食べる理由は分かりましたが、年越しそばを食べる時間に決まりとかあるのでしょうか?

 

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年越しそばを食べる時間

年越しそばを食べる時間についてですが・・・

結論を先に言いますと大晦日であれば朝でも昼でも夕方でも大晦日であればいつでも大丈夫です。

 

年越しと言うと年を越しながら食べる蕎麦と思われる方もいると思いますが、年を越してはいけません

年内に一年の苦労や悪い縁を切らなくてはいけません。

そして、来年の健康や金運の祈願をする事がそもそもの由来なので、年内に残さずにそばを食べるのが「年越しそば」の意味合いになります。

  • 決して、年を越してから食べない。
  • 蕎麦を残さずに食べる様にするのが年越しそばの食べ方です。

せっかくの願掛けが台無しになってしまないようにしましょう。

また、年を越してから食べるとお金が貯まらないとか縁起が悪いとも言われていますので、一年で一回の”年越しそば”は大晦日に頂くのがいいということですね。

 

ですが、なんと食べる日にちが異って食べていた地域もあったのです。

実際にそんな風習があったのは、次の地域です。

福島県会津地方     元旦

新潟県         元旦、1月14日(小正月の前日)

 

一般の年越しそばと違う日に食べる地域もあったのですね。

これって、年越しそばとは、言えないないですね。(年祝いそばっていっていたのかな)

ちなみに、この地域では年越しには、郷土料理を食べていたそうですが、今では、年越しそばを食べるようになっているそうです。

 

では、年越しそばは絶対に「そば」じゃないといけないのでしょう?

そこで、このような疑問を調べて見ました。

 

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そば以外でも年は越せます

そばは昔から日本人に愛されているたべものですが、中には、そばアレルギーで食べられない人も実際には少なからずいるはずです。
CXCITEニュース内マイナビティーンズによると、

・年越しうどん    24.4%

・年越しそば     59.2%

・両方選んで食べる  6.8%

・どちらも食べない  9.6%

となっています。

 

そばではなくうどんで年を越している人が約4人に一人の割合でいる事が分かりました。

ということは、そばではなく年越しうどんでも問題はありませんということです。

年の最後の日ですから、自分に合った食事で今年の疲れや苦労を断ち切り新しい年への願いを込めていただけば良いのです。

 

こうしたことから、うどんでもラーメンでも本来の年越しそばの意味を理解していれば大丈夫ですね。

もしかしてこの先、そば以外の麺も新しい文化になっていくかも知れませんよね。

そう言えば、年越しそばに対抗して年明けうどんに力を入れている地域もありましたね。

なお、年越しそばでも地域によっていろんな特徴があるよですので

代表的な地域ごとの年越しそばを紹介しておきますね。

北海道ニシンの甘露煮をのせたニシン蕎麦
岩手県わんこ蕎麦
関東地方おかめ蕎麦
香川県讃岐うどん
沖縄県沖縄そば

 

地域の全ての人が同じ様に食べている分けではありませんが、地域ごとの文化が感じられて良いですよね。

 

まとめ

私は、毎年、必ず年越しそばを食べていたかと言うとそうではありませんでした。

ですが、年越しそばの意味を色々と分かってくると一つの区切りとして、気分的にいいのかなと思ってきました。

日本伝統の一つ一つに意味があるからこそ、今現代にまで続いているのだと感じます。

せっかくなので、今年から日本全国のお蕎麦を北海道から順に食べて行こうかなと思いますが、簡単に考えても後40年以上はかかってしまいますね…

家でゆっくりと蕎麦を味わうのがやっぱりいい。

今度は、毎年の年越しそばを食べるときは、長寿祈願をしながら食べてみよう!(^^)!

 

 

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