恵方巻きの方角の決め方はコレ!決め手は歳徳神の引越し先だった!

食文化
スポンサーリンク

恵方巻きの方角ってどうして毎年変わるのかを知っていますか?

節分といえば、「鬼は外!福は内!」と言いながら豆をまくのが恒例ですが、太巻き寿司を食べる習慣が近頃増えていますね。

“恵方巻き”と呼ばれる太巻きずしをその年に縁起がいいとされる方角を向きながら無言で食べるのですが・・・

なぜ決まった方角を向いて太巻きを食べるのか?不思議ですね。

また、食べる際にいくつかのルールがあるそうなのですがご存知ですか?

そんな“恵方巻き”について、方角の決め方、方角を間違えた場合の対応について調べて見ました。

では、早速、見てみましょう。

スポンサーリンク

恵方巻きの方角の決め方にルール

最初に、そもそも”恵方”とは何なのでしょうか?

恵方とは、”吉方“とも書き、その年の干支によって定められる「最も良いとされる方角」のことで、

その方角に”歳徳神(としとくじん)”がいると言われています。

 

この歳徳神(としとくじん)とは、その年の福徳(金運や幸せ)を司る神様であり、その神様がいる場所の事を恵方と呼びます

そして、その歳徳神がいる方角では、何を行っても大吉なのです!( ゚Д゚)

しかし、歳徳神(としとくじん)という神様は、住む場所が毎年変わる為、恵方巻を食べる方角が毎年変わるのです。(毎年、引越しなんて大変ですねぇ)

 

さて、その恵方の方角の決め方ですが、恵方の方角は、4種類しかありません

 

*恵方の4種類の方向とは
  • 東からわずかに北方向
  • 西からわずかに南方向
  • 南からわずかに東方向
  • 北からわずかに西方向

 

そして、その年の干支によって上記の方角が決まっています。

その干支と方角は以下のようになります。

 

*干支(西暦年)による恵方の方角とは
  • 甲と己の年(西暦年で下一桁が4と9の年 ***4年、***9年)
  • 東からわずかに北方向

  • 乙と庚の年(西暦年で下一桁が0と5の年)
  • 西からわずかに南方向

  • 丙と辛と戊と癸の年(西暦年で下一桁が1、6、3、8の年)
  • 南からわずかに東方向

  • 丁と壬の年(西暦年で下一桁が2と7の年)
  • 北からわずかに西方向

 

この「わずかに〇方向」のわずかとは、方位磁針の南北よりも、15度ずつずれた方位を示しています。

この方角を調べるには、方位磁石(コンパス)が一番です!

しかし、コンパスをお持ちでない方は、スマホの無料アプリでも確認できますので、ご紹介しますね。

*恵方を調べるおすすめアプリ

恵方マピオン…恵方に向くとバイブレーションやサウンドで教えてくれます。

恵方コンパス…24方位で表示されていて「恵方巻きアシスト」機能付きです。

 

上記のサイトなどを使ってしっかりと方角を確認してくださいね。

でも、もし食べる方角を間違った場合はどうなるのでしょうか?

 

スポンサーリンク

方角をミスったらどうなの?

恵方巻きを縁起のいい方角を向いて食べるのは、福を呼び込むという意味があるという事は上記で説明しましたね。

 

では、その縁起のいい方向を間違えてしまったら!

どうなるのでしょうか?

これは、残念ながら「福を呼び込めない」… ということになります。

また、作法を破り、喋って食べると”運が逃げる”と言われています。

福を呼び込めなくなっては縁起が悪いので、「歳徳神のいる方向を向いて、願い事をしながら黙々と一本食べる」。

この作法を守って恵方巻きを食べるしかないのです。

 

しかし、ついうっかり方角を間違ってしまった場合、「方角を間違ってしまったので、今年はいい事が起こらない…」などとネガティブにならず、気にしないで明るく一年を過ごしましょう。

少なくても、大吉ではなくても小吉、末吉は呼び込めると思いますよ!

 

また、恵方巻も切らずに食べると言われています。

がしかし、小さいお子さんがいるご家庭では、お子さんがのどに詰まらせる可能性もあるので、小さく切らざるを得ませんよね。

節分の豆まきのように、季節の恒例行事として、参加する事を楽しむ…と捉えればいいのではないでしょうか?

ところで、そもそも恵方巻きっていったいなにと思いませんか。

そんな素朴な疑問にさいても調べて見ました。

 

恵方巻きってなに?

恵方(えほう)巻きとは、節分に食べると縁起がいいとされる太巻き寿司です!

実は、恵方巻きには、意外にも別名が結構ありますので紹介しますと、

  • 丸かぶり寿司
  • 恵方寿司
  • 吉方巻き
  • 招福巻
  • 幸運巻
  • 開運巻き寿司

など名前があります。

では、この恵方巻きはいつから始まったのかというと、主に大坂の船場で商売繁盛の祈願をする風習として始まったものといわれますが、正確な起源は残念ながら分かっていません。

恵方巻きは、節分にその年の縁起のいいとされる方角を向いて食べると、福を巻き込むので縁起が良いのです。

節分の豆まきでは、”鬼は外!福は内!”と言いながら邪気を祓って福を招くのですが、恵方巻きでの縁起のいい方角を向いて無言で食べることで福を巻き込むということでは、ある意味同じ目的なのですね。

ということは、有言と無言の違いだけなのですね!

 

また、巻き寿司の具材は、商売繁盛や無病息災・福を呼び込む為に、七福神にちなんで7種類の具を使うといいとも言われていますが・・・

実際は特に決まりがある訳ではなく、普通の太巻きでいいそうです。

 

ですので、恵方巻きという特別な太巻きずしがあるわけではなくて、太巻きを食べる時に作法があるが大事なポイントになる。

では、その作法とは何なのでしょうか?

その作法の手順を見てみると

 

まず、恵方巻きを食べるときは、一人一本用意!
切り分けずに、一人一本食べる。
※切らないのは”縁を切らないように”という意味があるから。

  1. その年の恵方を向いて
  2. 無言で願い事をしながら
  3.  一気に最後まで食べ切る

なんとなく不思議な感じですね。

神様に対して食しながら願うなんてね。

 

終わりに

恵方巻きの方角の決め方はお分かりになりましたでしょうか。

恵方は、その年の縁起のいい方角です。

初詣には、恵方にある神社に行くのもいいですよ。

節分に、いくつかのルールに従って恵方巻きを食べる習慣は、ちょっとユニークな風習ですが、年に一度、黙々と願い事をしながら、自分の内にある心と向き合うのもいいものかもしれませんね。

ただし、長い太巻きを丸かぶりするのですから、小さいお子さんには十分気を付けて、のどに詰まらせることのないように、くれぐれもご注意を!

皆さんの元に沢山の福が来ますように。
 

食文化
スポンサーリンク
スポンサードリンク
tabosをフォローする
関連情報
生活サポート情報ご案内処