節分の恵方巻きの意味や由来ってご存知ですか?
そもそも、節分と言ったら豆まきと思いますが、いったい恵方巻きと豆まきでどんな違いがあるのでしょうかね。
毎年、節分の時には、恵方巻きと豆まきをなんとなくしていた方も多いのではないでしょうか。
特に、恵方巻きは家庭で作らずに、コンビニやスーパーで当たり前のように買い求めてます。
少し前までは、そんなに手軽に買えるものではなかった気がします。
そのために節分と言えば、豆まきとよりも恵方巻きイメージの方がなぜか広がりをみせてますね。
そこで、今回、恵方巻きの由来とは?どんな意味があり、豆まきとのどんな違いあるのか?という疑問について調べてみましたので、一緒に見てみましょう。
節分の恵方巻の由来とは
恵方巻きのルーツは関西です!
恵方巻きの発祥はいつなのでしょうか?
これには諸説あります。
ウェキペディアによると
・江戸時代の終わり頃、大阪の商人たちの商売繁盛と厄払いの意味で「幸運巻寿司」の習慣が始まったという説
・江戸時代末期から明治時代初期、大阪の商人による商売繁盛の祈願ごととして始まったという説
・豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が節分の前日に海苔巻きのような物を食べて出陣し、大勝利を収めたという故事を基にしているという説
・1800年代のある年の節分に、大阪近郊の申村に住む人が集まり巻寿司を食べるときに切り分ける手間を省くために、丸かぶりしたという説
など様々です。
そして驚きなのが、昔から恵方巻と呼んでいたのではないそうなのです!
「恵方巻き」という名称は、1998年に大手のコンビニが全国発売の際、商品名に「丸かぶり寿司恵方巻」としたことで広まったとされています。
文献を見ると、それより前は、「丸かぶり寿司」「節分の巻寿司」「幸運巻寿司」などと呼ばれていたそうです。
昔から「恵方巻」かと思っている方も多いのではないかと思いまずが、大手コンビニの命名が一般化されたことはには、ちょっと意外で驚きましたね。
恵方巻の意味とは
節分の日にその年の恵方、つまり十干(じっかん)と干支の組み合わせにより、めでたい方角が決められる。
恵方巻きは、その方角を向いて食べると縁起が良いとされています。
これが、本来の意味ですが、そのためには、食べ終わるまで喋ってはいけないという条件があります。
どうしてか、食べ終わるまで喋ってはいけないというのは、“福が逃げてしまう”と言われているからなのです。
そして、恵方巻きは七福神にちなんで、七つの具を入れてつくるのですよ。
その七つの具は、特に決まりがなく、なんでもいいということです。
おそらく、いろんな具を入れて、幸せいっぱい感じるようにしたのでしょうね。
たくさんの具で“福を巻きこむ”という願いが込められているとのこと。
そして、切らないのは、“縁を切らない”ということのようです。
包丁で切らないことはもちろん、一気に口に入れて食べるのですが、子供や年を召された方には、普通に食べた方が喉に詰まらずに、いいと思います。
その方が、運もスムーズに喉を通って、府に落ちると思いますねと管理人の勝手な解釈ですが、どう思います?
ということで、一本の太巻きにも、いろんな意味が込められているんですね!
ところで、節分といえば、豆まきですが、どんな違いがあるのか気になりますので、見てみましょう。
恵方巻きと豆まきとの5つの違い
同じ日にするものですが、調べてみると違いが結構多いです!
違い1 発祥の違い
- 恵方巻きは、大阪が発祥とされています。
- 豆まきは、中国から伝わってきたものです。
違い2 する時間の違い
- 恵方巻きは、夜ご飯に食べますが、
- 豆まきは、夕暮れ時にするものです。
ただ、厳密な決まりはありません…
違い3 福のやり方の違い
- 恵方巻きは、黙って食べると縁起よし、
- 豆まきは、鬼は外、福は内という掛け声がないと邪気が祓われない
違い4 良い方角の違い
- 恵方巻きは、方角が最も大事で毎年変わる
- 豆まきは、方角は四方に向けて豆をまく
違い5福の始まりの違い
- 恵方巻きは、今年の縁と福を切らないという願いが込められており、これから始まる春を歓迎するお祝いです。
- 豆まきは、一年の締めとして、豆を使って鬼という邪気を追い出す厄払いです。
同じ日に行う行事ですが、意味も違うのと、発祥の地も違う行事だったのですが、
なぜか、一年という単位をきちんと締めて、始まりをしっかりしたいという気持ちが通じてきます。
ということは、豆まきをして、恵方巻きを食べると最高のいい歳になるのではないですかね!
日本人って、色んな行事を上手に取り入れて楽しんでいる民族なのかもしれませんね。
終わりに
こうして見てみると、恵方巻きのことや豆まきとの違いなど意外に知らないことだらけでしたね。
というか、恵方巻きが広まったのはここ10年くらいのことだったなんて!
でもたくさんの意味が込められていて、昔の人も家族の幸せを願っていたんだなぁということが分かりますね。
今年の節分は、豆まきをして恵方巻きをしようかな!(^^)!