建国記念の日の由来とは?その意味を子どもでもわかる言うとコレ!

社会一般
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2月11日は『建国記念の日』です。

「えっ建国記念日でしょ?」という方もいらっしゃるかと思いますが、

カレンダーをよく見てみると…

「建国記念日」ではなく、「建国記念の日」と書かれています!</SPAN”>

そして、「建国記念日」と「建国記念の日」はちょっとだけ意味が違うのもご存知ですか?

また、子どもに「建国記念の日」って、どんな意味があるのかと聞かれたらどうお答えしますか?

そこで、今回は、『建国記念の日』の由来や子どもにわかる意味ついてご説明します。

では、早速、見てみましょう。

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建国記念の日の由来とは?

建国記念の日の由来は、明治時代の1872年1月29日に紀元を制定したのが始まりです。

これは、日本初代の「神武(じんむ)天皇」が天皇となった日を「日本という国が始まった日」として、『紀元』と呼ばれ、祝日に制定されたのです。

 

“ちょっと、豆知識”
ちなみに、神武天皇即位を紀元とする年号があり、皇紀○○年と神社のカレンダーに書かれています。

西暦で言うと、神武天皇即位の年は、皇紀元年で西暦では、紀元前660年となっています。

今年2016年ですと、皇紀2676年となり、来年2107年は、皇紀2677年となる。

 

しかし、翌1873年に、『紀元』を「紀元節」と改名し、日付も太陽暦の2月11日に改め、祝日としたのが元々の始まりです。

 

その後、1948(昭和23)年、第二次世界大戦後の年に、アメリカが「昔から伝わる紀元節を残しておけば、日本人は天皇を中心としてまた団結し、再び俺たちアメリカを攻撃してくるかも」と懸念し、1873年(明治5年)から1948年(昭和23年)まで続いた『紀元節』は廃止されてしまいました。

では、その『紀元節』が今の『建国記念の日』と呼ばれるようになったのはなぜなのでしょうか?

また、『建国記念の日』とはどんな意味があるのでしょうか?

次でご説明します。

 

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建国記念の日の意味を子どもにわかる説明とは?

『建国記念の日』の意味は日本が建国(できた)された日ではなく、いつ建国したかわからないけれど、日本という国ができた事を2月11日にお祝いしましょうという日です。

要するに、日本という国のお誕生日会を開く日ですね。

 

もし、子どもや建国記念の日のことを聞かれたら

“日本がいつ生まれたのかはちょっとよくわからないんだけど、どうやら1月か2月ごろに生まれたらしいから、じゃぁ、2月11日にお誕生日会をみんなでしましょう

と言えばわかりやすいでしょうか?

 

ですので、この『建国記念の日』は国を愛する心を持ち、いつできたかわからないけれど、日本ができた事をお祝いする日なのです。

 

建国記念日と建国記念の日の違い

そして、なぜ『建国記念日』でもいいのでは?

と思われる方もいらっしゃると思いますが・・・

 

「記念日」と名付ける為には、いつ日本という国ができたのか、その日付が明確であり、かつ歴史的事実に基づいてはっきりとわかっている事でなければならないのです。</SPAN”>

 

がしかし、初代の天皇である神武天皇は、昔の書物に記載はされているのものの、「伝説の人物で実在しなかった」とも言われていて、歴史的にはっきりとした実在の証拠がなかった為、「実際に建国した日」としてしまうのはおかしい。

また、始めは1月29日を紀元としていたのに、翌年2月11日へ変わったという事もあり、2月11日は実際に建国した日ではないという理由から「建国記念日」と名付ける事ができなかったのです。

人間で言うなら、

“生まれた(国ができた)日付がはっきりと、 公的(歴史的)に証明されれば、その日を生年月日(建国記念日)と認め、「生年月日(建国記念日)」と名乗っていいですよ”

という事ですね。

では、いつから『建国記念の日』は始まったのでしょうか?

次で紹介します。

 

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いつからそうなったの?

その前に、海外では、建国記念日と呼ばれる日はありません。

カナダは植民地から独立した国なのでその独立した日を『独立記念日』。

アメリカは大陸会議でアメリカ独立宣言に署名された日を『独立記念日』。

イタリアは王制から共和制に変わった日を『共和国記念日』と呼んでいます。

ドイツは東西が再統一した日を『ドイツ東西統一の日』などと呼んでいます。

しかし、日本は今まで他国に統治された経験も、革命で国が分れて新国家が成立するといったこともない為、建国の日として定める日が見つかりません。

太古から日本はずっと日本であり、実質的な始まりの日が存在しないのです。

そして、昔から日本人にとって天皇とは日本の象徴であり、日本そのものである為、初代天皇が即位した日を日本建国の日と定めることは本当に自然なことだったのです。

そのためか、1951年頃から国民の間で、アメリカによって廃止されてしまった『紀元節』を復活させようという動きが活発になり始めました。

そして、1957年にやっと「建国記念日」に関する法案が提出されたのですが、当時の野党が先にも述べた事実証拠の不明確などの理由により反対し、成立までに9回も法案提出、廃案が国会で繰り返されました。

そして、ついに『建国記念日』に「の」を入れることによって

『建国記念日』=「日本が建国された日」ではなく、
『建国記念の日』=「日本が建国されたという事を記念(お祝い)する日」

と解釈することで、1966年(昭和41年)に『紀元節』から『建国記念の日』という名前に改正され、祝日として翌1967年(昭和42年)より適用されました。

なんだか、大変なな経緯で”建国記念の日”が制定されたのですね。

 

終わりに

日本には明確な建国記念日というのが存在していなかったのですね。

日本ができた明確な日付も、誰が築いたのかもわからないですが・・・

今現在、自分達が暮らすこの国をお祝いしてあげる事で、日本が歴史ある素晴しい国に生まれたことに感謝をし、これからもどこの国にも占領される事がないように願い、そのための努力しましょう。

でも、日本に生まれてよかったという経験ってありませんか?

ちょっと、建国記念の日に祝ってもいいかな。

 

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