お雛様の飾り方の向きって決まっている!?できない場合は?

3月3日 桃の節句と言えば「お雛様」。

飾り方はわかっている方も多いと思いますが、

関東と関西ではお内裏様の配置に違いがあるのはご存知ですか?

そして、飾る時にも縁起がいいとされる方向があるのです。

今日は飾り方をおさらいしながら、飾る向きなどについてご説明します。

その前に、7段飾りの雛人形の配置や役割について見てみましょう。


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飾り方の向きは決まっているの?

お雛様を飾る向き、つまり方角は、

一般的には、東向きか南向きが良いと言われています。

「北向きに飾ると縁起が悪い」といった説もあるようですが、

特に雛人形を向けてはいけない向きはないようです。

 

もともと、雛人形の由来は、子供に降りかかった災厄を人形に託し、

その人形を水に流して厄を祓うという「流し雛」が始まりです。

そのことからも分かるように雛人形は本来、

子供の災厄除けで、身代わりやお守りとなってくれるものです。

ですので、

どの方角から悪いものがきても追い払ってくれる一つの神として、

拝む対象と考えるなら、神棚と同じ様に縁起のいい南向きあるいは東向きに向けるといいでしょう!

 

どうしてもできない場合はどうするの?

雛人形を飾る方角や場所については、

「南向きか東向き方向に向けなければいけない!」という事ではなく、

しいて言えば…という事で特に気にする必要はありません。

それよりも、お雛様が傷まない場所に飾る事が重要視されています。

雛飾りは末永く飾っていくもの。

直射日光が当たると雛人形が変色し傷んでしまいますので、

直射日光など傷みが激しくなりそうな場所に飾るのは避けましょう。

高温や湿気の多い場所はカビが生える原因となります。

特に玄関は意外と湿気が溜まる場所なので、避けたほうがよいでしょう。

またエアコンから出る暖房の風なども、直接人形に当たってしまうと人形が傷んでしまいます。

出来れば風通しの良い場所で、リビングなどの人が集まるいつも見える場所に飾るといいでしょう。

向きについては、わかりましたか!

ここで、雛人形の配置と持ち物っていろいろあるのですが、どんな配置と持ち物について見てみましょう。

 

お雛様の飾り方とは

もともと「ひな人形」は、男女1対のみでした。(知ってました?)

現代のような7段飾り、5段飾りといった豪華なお雛様はその派生形です。

段が多くある人形を飾る際には、万が一、手が滑って落としてしまった時に、下にある人形が傷つかなくてもいいように、上段から順に飾っていくといいですよ。

 

冒頭でも言いましたが、実は、ひな人形の配置は関東と関西で違いがあるのです。

お殿様とお雛様の位置が関東と関西で異なっているのです。

 

そして、仕丁の持ち物の飾り方にも違いがあるのですよ。

では、雛人形の配置について順番に説明しますね。

 

一段目

一段目はお内裏様です。

関東は、向かって左にお殿様(男雛)右にお姫様(女雛)
関西は京雛と呼ばれ、向かって左にお姫様(女雛)右にお殿様(男雛)となります。

ちなみに、 「お内裏様」とはお殿様+お姫様の事を言います。
「お内裏様=お殿様」と勘違いしている人が多いですが、これは誤りです。

お殿様の冠は、纓(えい)がまっすぐ立つようにかぶせ、笏(しゃく)は右手、太刀(たち)は左の腰の袖の下にいれて、後ろの方はぴんとはね上げるようにします。

お雛様の桧扇(ひおうぎ)は開いて手にもたせて、手が袖にかくれているときは、袖の内側にはさんであげましょう。

 

二段目

二段目は三人官女です。

官女の間に高坏(たかつき)と桜餅を配置します。

官女の並びは向かって左から、

  • 加銚子(右手を握って左手を開いている
  • 三方/(座っている
  • 長柄銚子(両手を握っている)となります。

両脇が立ち姿、真ん中が座り姿というものと、両脇が座りで真ん中が立ち姿というふた通りあります。

左右の女官は、それぞれ外側の足が少し前へ出ていますので、それでどちら側かが分かります。

 

三段目

三段目は五人囃子です。

今でいう美少年の楽団ですね。

向かって左から

  • 太鼓(たいこ
  • 大太鼓大鼓(おおかわ
  • 小太鼓子鼓(こかわ
  • (ふえ
  • (うたい)です。

能楽のお囃子で、一番右は「謡い手」さんなので

楽器を持たずに扇を持っているのです。

左に行くほど音の大きな楽器を持っている、と覚えておくといいですよ。

 

四段目

四段目は家や人を守る仕事の右大臣、左大臣で文武両道の意味があり、

老人と若人で一組になります。

随身(ずいじん/随心・隋臣とも書きます)とも呼ばれます。

向かって左に力を司る右大臣(若人)、

右に学問と知性の持ち主の左大臣(髭の生えた老人)です。

御膳、菱台を二人の間に配置します。

双方が同じ顔をしている場合は、黒っぽい衣裳のほうを右に置きます。

冠・刀・弓・背の矢・手持ちの矢をつけます。

背の矢は、帯に差し込み、紐付きの場合はお腹にまわしてしばります。

向かって右の肩側に羽根の先が見えるようにします。

冠をかぶせ左手には弓、右手には矢の羽根を下にしてもたせてください。

 

五段目

五段目は、仕丁です。

泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸の三人一組で、御所内の清掃係りを表現しています。

向かって左から、

  • 怒り顔…傘(だいがさ・先が丸くなった傘)
  • 泣き顔…沓台(くつだい
  • 笑い顔…立(たてがさ・細長い傘)を持ちます。

関西では、左に怒り顔の仕丁が熊手(くまで)を持ち、

泣き顔の仕丁は真ん中でちりとり持ち(もしくは前に置き)、

右に泣き顔の仕丁が箒(ほうき)を持ちます。

 

六・七段目

 


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六段目・七段目には、雛道具です。

この下二段には特に決まりがないので、
御所車、重箱、籠などを好きなように配置します。

六段目が嫁入り道具の食器やたんす、お化粧道具など

お駕籠(かご)や御所車や重箱は七段目に置くと美しく見えます。

なお、桜、橘(たちばな)は、桜を向かって右(左近の桜)、橘を左(右近の橘)に置くようにします。

飾りつけ方はこれで大丈夫ですね。

お雛様を飾る場所

もちろん和室や床の間があるご家庭ではそこに飾るのがベストですが、

実はここに飾らなければならない!

という決まりは無いそうです。

みんながいる場所が、やはりいいかもね。

 

終わりに

今日ご紹介した人形の並べ方を参考にして、

お子さんと楽しみながらお雛様を飾ってくださいね。

雛人形をしまう前に写真をとっておくと

翌年はそれを見てスムーズに飾れますよ。

お雛様を飾る時期は、立春(節分の翌日)から2月中旬にかけてが良いと言われています。

遅くてもひな祭りの1週間前までには飾り付けを済ませておくようにしましょう。

 

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