忙しいとなかなか料理に割ける時間がありません。
また、忙しくなくても毎日献立を考えるのはかなりの労力ですし、余暇の時間を削って手の込んだ料理を作るというのも、毎日のことと思うと負担が大きいものです。
そこで、簡単でお金もかからない節約時短メニューがあればいいなんて思いませんか?
でも、この手の節約、時短メニューは、簡単はいいけど、おいしさもポイントですよね。
今回ご紹介する節約時短レシピは、そういった手間を最小限に抑えたうえ、調味料の選び方だけで最大限おいしく仕上がるものばかりです。
しかも食材をローテーションさせるだけで数パターンは使いまわせます。
さらに加えて、健康面にも配慮した栄養バランスとなっていますから、家庭もちばかりかひとり暮らしで偏食ぎみな方にも最適ですよ。
また、炭水化物をほとんど含まないので、低炭水化物ダイエットをしている方にも向いています。
では、早速、節約レシピの簡単で、かつ美味しいメニューを紹介しますね。
最大のポイントは余熱を活用した調理!
単刀直入に言うと、この節約レシピのポイントは余熱を活用した調理法です。
これはどういう調理法かというと、単純に、茹でるときに火を点けっぱなしにするのではなく、お湯が沸騰してきたら食材を湯の中に入れ、蓋をして火を切って、そのまま放置する調理法です。
火を切ったあとの余熱で調理するから余熱調理と言うわけです。
余熱調理のメリット
余熱調理のメリットはいくつかあります。
メリット1 下ごしらえ簡単
まず、沸騰して食材を入れるだけなので、下ごしらえは食材を適当なサイズに切ることだけだということ。これは忙しい方には大きなメリットとなります。
メリット2 柔らかく仕上がる
次に、肉や魚が柔らかく仕上がることです。
高タンパク食材はしっかり茹でれば茹でるほど硬くなるものですが、余熱調理は必要以上の過熱をしないので、肉も魚も柔らかく仕上がります。
それでいて中までしっかり熱が入りますから、食中毒のリスクも極めて低いと言えます。
メリット3 野菜も同時調理
もちろん余熱調理は野菜でもできますから、肉と一緒に野菜も放り込んでおけばそれだけで一品できます。
長時間茹でるよりは栄養の流出が少ないですし、蒸すときほど手間もかかりませんから、手早く栄養価の高いメニューを一品用意したいときなどに最適です。
では、どんな節約レシピなのかを紹介します。
節約レシピの紹介
さて、では本題のレシピです。
一番シンプルなのは肉か魚を一品用意して、それを余熱調理して、各種調味料を加えればOKです。
肉の種類は牛肉でも、鶏肉でも、豚肉でも、その他の特殊な肉でもなんでもかまいません。
調理方法
調理方法は先に挙げた通り、まず湯を沸騰させて、食材を放り込みます。
食材が冷たい場合は湯の温度が大幅に下がることがありますが、すぐに再沸騰するので問題ありません。
それから火を切って蓋をして、10分ほど放置すれば完成です。
食材を切り分けるのは後でも先でもいいですが、私は過熱後に切っています。
味付け方法
熱が通ったらあとは味付けですが、これは調味料をかけるだけで十分です。
私の場合は生姜醤油、わさび醤油、マヨネーズ中心で、たまに塩麹を使ったりもします。そんなもので美味しくなるの? と疑問に思うかもしれませんが、食材との相性を考えさえすれば、予想以上に美味しくなります。
たとえば牛肉とわさび醤油の組み合わせは意外なほど相性が良く、特に脂身が少なく赤身が多い牛肉は、下手に凝った味付けをするよりもよっぽど美味しく仕上がります。
また、鶏のササミはあらかじめ冷やしておいて生姜醤油で食べるのがおすすめです。
添え物としてレタスなどの葉野菜を用意して一緒に食べるとなお美味しいです。
棒棒鶏のタレやサラダ用のドレッシングでも相性の良いものはありますから、普段ほかの料理に使っているドレッシングや調味料を流用してみるのもいいでしょう。
でも、なにかおすすめの料理がないのという声も聞こえますので、とっておきのおすすめ料理を紹介しますね。
ブロッコリーと鶏肉の組み合わせがおすすめ!
特におすすめするのはブロッコリーと鶏肉の組み合わせです。
ブロッコリーは非常に栄養価が高い食材で、野菜の中ではタンパク質も多く、さらに女性ホルモンの分泌を抑える成分も含まれていますから、女性ホルモンの増加によってリスクが高まる疾患(肥満や抑鬱症状など)をお持ちの方にもうってつけです。
この組み合わせは炭水化物以外の多くの必須栄養素をカバーできるので、献立にこれを一品加えるだけで栄養バランスはぐんと上がります。
味に関しても、マヨネーズやごまドレッシング系との相性が抜群ですので簡単に美味しくできます。
特に、ドレッシングとの相性を考えると鶏肉はササミをおすすめします。
ちなみに、葉野菜ですと少し茹ですぎになるかもしれませんが、ジャガイモやニンジンなどの硬い野菜の場合は、ほどよい大きさに切っておけばちょうどいい硬さに茹で上がりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか? この方法なら量も適当、下ごしらえも適当、余熱時間も適当、お湯が沸騰したら食材を放り込んで蓋をして火を切るだけで、簡単で美味しい料理が一品できあがります。
レシピもあってないようなものですから、もう適当にお好みの肉や魚を買うだけで済みます。
もちろん節約メニューとしてのパフォーマンスも非常に優れていますから、家計も大助かりです。本当に簡単ですから、ぜひ一度お試しください。