こけし由来!ホントに子消しなの?真相はコレ!

社会一般
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こけしをご存知の方も多いと思いますが、その由来について知っていますか?
何か怖い話となっているようです。

こけしを見ていると、愛らしさの中にどこか物悲しいさも感じます。
以前、こけしをパリジェンヌがかわいく描いた日本のこけしの児童書がニューヨークで話題になりましたね。

また、若い女性も間でもこけしの顔を見ていると癒らされるということで静かなブームとなったことがありました。

そんなこけしの由来が子消しという怖い話になっているのかという真相と同時に、どうしてこの形になったのかについて調べてみました。

 

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こけし由来はホントに子消しなの?


こけしの命名由来の謎として、こけしと言う名前ですが、子供の子と消すと言う漢字を意味することから、生まれきた女の子を人減らしために間引いた。

その供養のために「こけし」が生まれたと言う。

とても、とてもおぞましい、怖い話しが一時、話題になったことがありました。

これは、1960年代に詩人・松永伍一が初めて唱えたことから話が大きくなったらしいです。

元々、東北地方の各地の湯治場でこけしが作られていたわけですが、呼び名もその地方でマチマチだった。

代表的なものとしては、

  • こげす
  • ぼこ
  • でこ
  • こげすぼこ
  • きなきな

という方言で呼ばれていた。

しかし、昭和15年(1940)の宮城県の鳴子温泉で開催された全国こけし大会でその呼称をひらがなの「こけし」に統一され現在に至っています。

ですから・・・

「子消し」と言う子供を間引いたその霊を慰めるために作られた俗説は、何ら根拠の無い説であることが分かるわけですね。

あくまでも、温泉地で、お土産用に孫などへのお土産玩具として売られていたのです。

これが、こけしの真相だったわけですね。

でも、こけしの形は、どうしてあの形になったのでしょうかね。

 

こけしの形は崩されない!

写真を見ると分かるように、こけしの形は、球形の頭部と円柱の胴だけのシンプルな形をしている。

それでも、人形なのですが・・・

一般的に人形と言う概念からすると、球形の頭部と円柱の胴の組み合わせは奇妙に感じる。

どうして、こんな形になったのかと言うとどうやら、こけし作りの発端と最初の工程にあるようです。

 

発端と最初の工程とは?

始まりは、江戸時代の末期、東北地方の湯治場で湯治の農民達へ木製人形玩具の土産物として売るようになった。

どうやら、こけしは東北地方だけにあるらしい。

こけしを作ったのが、木地師(きじし)と言う職人である。

木地師(きじし)は、それまで、轆轤(ろくろ)を用いてお椀(わん)や盆等の木工品を加工、製造をしていた。

お土産(みやげ)用ですので、丸木の一部を使って荒削り段階から轆轤(ろくろ)で円形にする方法で作るしかなかった。

結果的に、球形の頭部と円柱の胴の組み合わせしかできなかったわけですね。

まとめると・・・

    • 複雑な工程ができなかった。
    • お土産用なので、持ち運びしやすいようにした。

そんな形で昔から親しまれていたこけしですが、現在では、全日本こけしコンクールが開催されて、色んなこけしの創作されています。

 

全日本こけしコンクール

こけしの普及や発展を目的として、1959年から宮城県白石市で毎年、5月3日から5月5日まで開催される。

全国的にこけしファンには知れ渡っているようで、伝統こけし、新型こけし、創作こけしが全国から出展される。
また、この全日本こけしコンクール開催と併設されて、こけしを題材とした写真コンクールを実施している。

アマチュアの写真家の登竜門にもなっているようですね。
もし、こけし創作は難しいが、写真ならと思う方は、ご検討されてみてはいかがですかね。

お問い合わせ先
〒989-0292 宮城県白石市大手町1番1号 白石市役所2階
全日本こけしコンクール事務局(商工観光課内)
0224-22-1321

最後に

素朴な木製人形なのですが、表情とかは、見る角度やその日の気分で違うものにみえるらしいです。

昔は、子供の玩具だったのでしょうけど、今は、大人の気持ちを和らげるものになっているようですね。

東北の素朴さや朴訥さがこけしを通じて、柔らかな気持ちなるようですね。
ありがとう、東北!

こけしで大いに楽しんでください。

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