GW中の国民の休日となっている「みどりの日」ですが、これって何と思いますよね。
そして、その由来をご存知ですか?
子供に「みどりの日」の意味を聞かれたけど、上手く答えられない!
今まで知らなかったけど、どんな意味があるの?
今回はそんな「みどりの日」に意味について、
- 制定にあたっての趣旨、
- なぜ「みどりの日」が改定されたのか、
- 元々は何の日だったのか、
- 似たような国民の休日があるのか?
などについて紹介していきます。
みどりの日の意味とは
「みどりの日」の意味は、国民が自然と多くふれあい、環境の事を考える日という意味があります。
4月14日から5月14日は「みどりの強化月間」と定められていて、新芽が芽吹き、若葉が生い茂る季節に該当しています。
「みどりの日」はその強化月間のちょうど真ん中の日であり、GWにおいても重要な日付になっています。
気づく人は気づいたかもしれませんが、少し前まで「みどりの日」というのは4月29日でした。
「みどりの日」が4月29日だったころには、併せて4月23日から29日までが「みどりの週間」だったんですね。
4月29日から5月4日に変更になったのは、実は経済上の大きな理由があります。
それは「みどりの日」が元々何の日だったのかを考えるとわかるかもしれません。
次はそのことについて紹介していきます。
みどりの日って元々何の日だったの
元々みどりの日は4月29日でしたが、みどりの日になる前は昭和天皇の誕生日でした。
年号が平成に変わり、天皇の誕生日は12月23日に新しく変わり、本来であれば4月29日は祝日から平日に戻るはずでした。
しかし、4月29日は大型連休の始まりということもあり、ここを平日にしてしまうと、大型連休中の経済効果が半減してしまうのではないかと懸念されました。
そのため、何か別の意味を込めて残そうということになったのです。(国としては、強引にでも残したかったということかな)
表面上は、4月23日から29日までを、環境(自然→みどりのイメージ)のことを国民が考える「みどりの強化週間」にし、その末日を「みどりの日」と制定しました。
改正により、4月29日は新しく「昭和の日」となり、代わりに5月4日の国民の休日が「みどりの日」となりました。
併せて、「みどりの強化週間」は、「みどりの強化月間」となり、期間も4月14日から5月14日となりました。
いずれも大型連休の経済効果が国にとって、非常に重要であることの裏返しとも見て取れますね。
みどりの日と似た祝日ってあるの
「みどりの日」は5月3日の「憲法記念日」、5月5日の「こどもの日」に挟まれた国民の祝日と定められています。
国民の祝日というのは、国によって定められた、会社や学校をお休みにする日のことで、該当日が平日であろうと、休日であろうと必ずお休みになる日の事です。
国民の祝日の場合、該当日が休日とかぶってしまった場合、別の平日に振替休日が適用されます。
国民の祝日の内、「みどりの日」のように日付が改正によって変更になった祝日は他にもいくつかあり、そのうちの一つが、シルバーウィーク内にある「敬老の日」になります。
「敬老の日」はもともと9月15日だったのですが、祝日法の改正により(※ハッピーマンデー制度)9月第3月曜日となりました。
これにより、シルバーウィークの連休が飛び石連休となりにくく、まとめて休みを取りやすくなりました。
ちなみに、ハッピーマンデー制度とは、カレンダーの固定された日付から、特定週の月曜日に祝日を移動することにより、三連休の増加を狙った制度です。
最後に、みどりの日について詳しく説明されている動画がありますので紹介いたしますね!
まとめ
一年を通して、様々な祝日がありますが、「みどりの日」がこのような特殊な由来を持っていたことご存知でしたか?
世論の声や国の経済状況も併せて考えると、意外な意味が見えてきますね。
国民の祝日は現在全部で15日あり、すべてに定められた意味が存在します。
一度調べてみても面白いかもしれません。