カツオとマグロはサバ科に属します!
食感もよく似ていて、人によってはあまり違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?
スーパーをはじめお魚売り場でよく目にしていて、食卓に並ぶことが多いと思います。
いつも、何気なく食べていますが・・・
- カツオとマグロ栄養的にはどっちの方があるの?
- カツオとマグロのそれぞれの旬の季節は?
- 刺身で見分ける時の見た目の違いは?
そんな素朴な疑問ですが、カツオとマグロの違いについて紹介していきますね。
カツオとマグロって栄養的な違いは?
同じサバ科に属することもあり、頭を良くする成分、DHA(ドコサヘキサエン酸)や、肝機能を高めるタウリンなど、基本的には同じ栄養素が含まれていますが、成分量に大きな違いがありますので、早速見てみましょう!
〇 カツオ
- 良質で低カロリーなタンパク質が含まれている。
- 血液をサラサラにする成分、EPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれていて、血圧を下げる効果があります。
- ビタミンB12が非常に多く含まれていて、魚肉トップクラス。
- 鉄分が多く含まれているので、赤血球の作る補助するビタミンB12と連動して女性の貧血症にいい。
- カルシウム、カリウム、亜鉛などのミネラル成分もバランスよく含まれていて、非常に健康的な食材。
〇 マグロ
- 脳の機能を高めるDHA含有量が魚の中でトップクラス!痴呆などの予防にもなります。
- 牛や豚よりも良質なタンパク質が多く含まれている。
- 鉄分、カリウムを主としたミネラル分も豊富。
- ビタミンEが多く、血行を良くする作用があります。
どちらも負けず劣らずの高タンパク低カロリーの食材で、とても栄養価が高く、健康的な食材といえます。
どちらにしようか迷ったら、貧血気味であればカツオ、記憶力を良くしたい、子供が受験を控えている場合などはマグロを選ぶなどして、メニューに加えるといいかもしれません。
カツオとマグロの旬の違いは?
結論から言うと、カツオには旬の時期がありますが、マグロにはありません。Σ(・□・;)
マグロにも本来旬の時期というものがあるのですが、日本では一年を通して、常に旬のマグロを手に入れることができます。
なぜかというと、世界で獲れるマグロのおよそ半分以上が日本で消費されているためです。
そのため、遠洋漁船は旬のマグロが獲れる海を求めて世界中を操業しているため、日本では常に旬のマグロが流通しています。
一方、カツオの旬は一年で2回あり、春になって海を北上する季節に獲れる「初鰹」と、秋になって南下する「戻り鰹」があります。
主に初鰹の旬は5月といわれており、戻り鰹の旬は9月といわれています。
戻り鰹は三陸海岸沖で獲れるものが有名ですね。
お店の定番メニュー、カツオのたたきは初鰹で食べるのが最もおいしいとされており、一年を通してみると5月ごろが旬といっていいでしょう。
もちろん、戻り鰹のカツオのたたきも美味しいです。
刺身で見分ける時のポイントは?
カツオとマグロを刺身で見分ける時のポイントは、「色」になります。
カツオは赤黒く、マグロはそれに比べると少し明るい赤という感じです。
それ以外にもマグロは刺身にすると、白い筋のようなものが入っている場合もあり、見分ける時にはその辺を意識するといいでしょう。
どうしても見た目ではわからないという方もいると思いますが、スーパーで刺身として並んでいる場合、大抵はマグロの方が値段を高めに設定していますので、値段で見分けるのもいいかもしれませんね。
普通は、商品ラベルが貼ってあると思いますので、見分けられないということはないと思いますが、そういった特徴があります。
他にも、刺身にした場合、マグロに比べてカツオは独特の臭み(生臭さ)がありますので、ニンニクやショウガなどの薬味を載せてポン酢をつけて食べたりしますので。それが意外とわかりやす!
マグロは生臭さがないためそのまま醤油で食べますし、何もつけずに食べることもあると思います。
料理屋さんに行ったときに、カツオなのかマグロなのか違いがわからなかった場合、どんな薬味が用意されているか、調味料が添えられているかで見分けることができるのですね。
最後に
カツオもマグロも、多少の違いこそあれ、日本人に昔から非常に愛されている食材として人気です。
私も両方とも大好きな魚で、回転寿司を食べに行ったりすると、マグロもカツオも両方同じくらい食べます。
調べてみると、カツオもマグロも実は非常に栄養価が高い食材として評価されているようです。
今度カツオかマグロを食べる時は、書かれていたことを思い出しながら食べてみるといいかもね。
いろんな食材の違いも併せてお読みください。