給料日などでお世話になっている銀行ですが、一口に銀行と言っても、
都市銀行、地方銀行、信用金庫などとさまざまなものがありますよね?
どんな違いがあるのか知っている人は、意外と少ないと思います。
実は組織形態や背景になっている法律が違ったりするんですね。
規模にも運営している場所によって大きな違いがあったりします。
この記事では、都市銀行、地方銀行、信用金庫の違いを、ポイントを絞って簡単に説明します。
個人が取引するにはどの金融機関がいいのかについても紹介しますね。
都市銀行と地方銀行の違いとは
都市銀行と地方銀行には以下のような明確な違いがあります。
ひとつひとつ解説していきますね。
都市銀行
全国6大都市またはそれに準ずる都市に拠点を構える銀行の事を言います。
例えば東京、大阪など全国の大都市に本店がある普通銀行のことで、営業活動の拠点も全国展開しているものが多いです。
例としては、「三菱東京UFJ銀行」や「三井住友銀行」、「みずほ銀行」などです。
地方銀行
全国の各都道府県に本店がある銀行で、主にその地方をメインとした営業活動を展開している普通銀行の事をいいます。
例としては、「横浜銀行」「千葉銀行」などその地方の名前が入った銀行名が多いですね。
基本的には都市銀行よりも規模が小さいですが、中には都市銀行並みの大きな規模の地方銀行も存在します。
では、銀行と信用金庫の違いについてお話しますね。
銀行と信用金庫の違いとは
銀行と信用金庫の違いは、主に経営理念の違いによるところが大きいです。
経営理念の違いなんて難しいそうですが、基本的な金融サービスは同じです!
まず組織形態ですが、
- 銀行は株式会社であり、
- 信用金庫は協同組合
という形態をとっています。
どういうことかというと、銀行は株式会社なので、株主の利益が最優先されます。
そして、主な取引先は基本的に大企業となります。
一方、信用金庫は、地域の組合員が互いに経済的な扶助を図る目的で運営されている協同組織です。
取引先も中小企業や個人がメインとなり、利益を第一に考えるのではなく、会員の属する地域の経済的発展や会員の利益が優先される、非営利法人です。
営業地域も限定されています。
なるほど!
銀行(都市・地方)は営利法人
信用金庫は非営利法人
そんな違いだったのですね。
それでは、個人が取引するにはどこがいいのか見ていきましょう。
個人が取引するにはどこがいいの?
信用金庫のメリットとデメリット
地方銀行は、メリットもデメリットも都市銀行と信用金庫の中間に位置し、バランスもとれています。
ただし、地方銀行には規模の大小が大きくあるので、その地方によって融資の受けやすさは変わってくるかもしれません。
最後に、金融機関の違いについて解説している動画がありましたのでご紹介します!
まとめ
都市銀行、地方銀行、信用金庫の違いはわかりましたか?
ご自身が、大口の融資を受けるのか、小口の融資を受けるのかによっても、選び方は変わってきますし、融資を受けないのであればATMや支店数が多い便利な方を選ぶという考え方もできます。
ご自身のライフスタイルに合わせて口座を開設するのが望ましいですね。