賞味期限と消費期限がありますが、この違いはご存知ですか?
先日も、納豆の賞味期限から1日すぎていたが、特に、味も風味なども何ら変わりなかったので、結局、食べてしまったが大丈夫だったのですが、こんな経験をされていませんか。
実際に、なんとなく、期限が切れたもの食べるのは、気が引けますね。
そこで、今回、賞味期限と消費期限の違いとその決め方についてしらべてみましたので、一緒に見てみましょう。
賞味期限と消費期限の違いとは?
- 賞味期限とは、おいしく食べることができる期限である。
劣化が比較的遅い食料品を包装状態のまま所定の環境に置いた状態で、
製造者が安全性や味・風味等の全ての品質が維持されると保証する期限。
- 消費期限とは、期限を過ぎたら食べない方が良い。
製造日を含めて概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食料品。
要するに、食品の劣化が早いか遅いかという基準で期限表示しているのですね。
では、賞味期限と消費期限の決め方は゛とうしているのでしょうか。
賞味期限と消費期限の決め方とは
賞味期限と消費期限の決め方として、厚労省・農水省で「食品期限表示の設定のためのガイドライン」を示している。
その中では、次の3つ検査の試験データを取ってから、決めている。
- 微生物検査・・・菌の増殖
- 理化学試験・・・粘りや濁り、pHや酸化
- 官能検査・・・・臭、味、食感など
ただ、実際に、小さな食品加工会社やスーパーでの総菜などをいちいち検査の試験データをすることができません。
期限設定はそれぞれの企業
そこで、業界団体が作成した期限設定のガイドラインなどを参考に項目を絞ったり、特性が類似した食品の試験データを参考にして製造者や販売者は商品に関する知識・経験を活用して期限を設定している。
農林水産省のホームページを見ると、「すべての加工品には、賞味期限又は消費期限のどちらかの期限表示が表示されています。」と書かれています。
ここで言う加工品とは、生鮮の農産物などの原料を加工して製造された食品ことです。
そして、賞味期限と消費期限の2つの期限を期限表示と言って、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)と食品衛生法に基づいて表示が義務付けされている。
表示の義務なのですが、ガイドラインを設けて、実際に表示する期限設定については、各製造業者がする。
そのガイドラインには、客観的な指標や設定根拠となる資料などをしっかりすることはもちろんなのですが・・・
客観的な項目(指標)において得られた期限よりも短い期間を設定することが基本という項目もあります。
これは、ある程度、期限を厳しくしていると言う意味ですね。
例えば、スーパーなどの総菜は、腐敗する割合を考慮して、24時間×0.6(安全係数)として、14時間後が消費期限としたりしています。
この試験データでの期限は、開封せず所定の温度条件などで保存した場合のものなので、消費者が保存する場合は、若干、厳しくした方がいいかもしれませんね。
こんな風にして、賞味期限と消費期限をきめているのですね。
でも、実際に期限を過ぎたものを食べることはできるのか、もし食べて事故となったらどうなのかも確認してみましょう。
期限過ぎのものを食べたら?
賞味期限と消費期限の説明を確認すると、おいしく食べられる期限と期限を過ぎたら食べるなという内容でしたね。
ということは、賞味期限の方は期限を過ぎても食べても大丈夫なのかという疑問がある?
結論から言うと、賞味期限については、おいしさの保証はできないが食べられる。
また、消費期限は、危険を覚悟なら食べてもいい。
じゃ、食べてもいいと早合点するは危険です。
この期限は、法的に守られた期限ですので、それを破ったのは、食べた本人となります。
つまり、万一、食べて事故が起きても、誰も保証はしてくれません。
また、この期限については、定められた方法の場合においての期限となっています。
結局、自己所有となった段階で全責任は、自分にあるということになります。
期限表示の確認も大事ですが、常に見た目や味や臭いなどもチェックすることが大事です。
最後に
賞味期限と消費期限の違いと決め方は、お分かりになりましたか。
製造業者や販売業者が試験データを参考して、設定していたのですね。
そして、期限切れは、自己責任なのようですね。
おにぎりやお弁当については早めに食べるので、期限についてはあまり気にせず食べていました。
しかし、一般的な食品の場合はあまり気にせず、食する場合が多いと思います。
賞味期限と消費期限について調べてみて、しっかり守った方いいことがわかりましたね。
今後は、やはりチェックして食べましょうね。