毎年、夏場の土用の丑の日がやってきますが、この日は奮発してうなぎを食べる方も多いのではないでしょうか?
うなぎは、おいしい上に夏バテ防止にも役立ちますが・・・
『うなぎはいつから食べられるようになったのかな?』
『うなぎの食べ合わせで良いものと悪いものがあるって聞いたけど・・・』
と疑問に思ったことはありませんか?
そこで、うなぎの食べ合わせの良し悪し、どうしてうなぎを食べるようになった歴史について調べてみました。
ご参考にしていただければと思います。
では、早速、見てみましょう。
うなぎの食べ合わせに良いものとは?
うなぎの栄養素は、脂質を多く含み、タンパク質やミネラルも多く含んでいるため、栄養価がとても高いです。
でも、ビタミンCが少ないので、それを補う野菜を合わせて食べるのがおすすめです。
おすすめの野菜としては、全般的にビタミンCが豊富ですが、特にパセリ、ブロッコリー、カリフラワー、ピーマンなどが豊富に含まれていますのでおすすめです。
うなぎの食べ合わせに良いものは、他にもいくつかありますのでご紹介します。
うなぎの食べ合わせに良いもの
◇うなぎと卵
卵はうなぎと相性が良いです。卵焼きにうなぎを入れた”う巻き”は有名ですよね。
◇うなぎとわさび
うなぎの白焼きに、わさびを塗って食べます。
また、うな丼茶漬けの上には、わさびが乗っていますね。
◇うなぎときゅうり
うなぎときゅうりを和えた料理を、”うざく”といいます。
他にも、ネギや豆腐もうなぎとの相性が良いです。
うなぎと食べ合わせが良いものはビタミンCを豊富に含んでいる野菜や、わさびやきゅうりやネギなど、うなぎをさっぱりと食べられるものが良いようですね。
では、あの有名なうなぎの食べ合わせに悪いものを見てみましょう。
うなぎの食べ合わせに悪いもの
うなぎと食べ合わせが悪いものといえば、梅干しが有名ですよね。
でも実際は、医学的にも科学的にも根拠が無く、むしろ相性が良いみたいです。
梅干しの成分が、うなぎの脂を分解して、食欲を増進させる効果があるようです。
では、なぜ食べ合わせが悪いと言われているのかというと・・・
うなぎの脂と梅干しの強い酸味が刺激し合って、消化不良を起こしやすいなど諸説ありますが、一説によると、高級なうなぎを食べすぎないようにさせるデマとも言われています。
結論的には、一緒に食べてはいけない科学的な根拠はなく、むしろ相性が良いとされているので、安心して食べられそうです。
ちなみに、食べ合わせの悪いものを合食禁(がっしょくきん)と言われおります。
どうやら、この合食禁(がっしょくきん)は、かなり昔、中国から伝えられたもので、本草学に陰陽五行思想を加味したもので食材にあてはめたものとのことです。
中には、医学的に身体を冷やしてしまうこともあるらしいのですが、科学的にはほとんど食べても大丈夫とのことですね!(^^)!
ところで、日本人はもうなぎをいつから食べているのでしょう。
うなぎっていつから食べているの?
日本でうなぎが食べられるようになったのは、縄文時代(紀元前8、7000年~紀元前200年頃)にまでさかのぼるようです。
縄文時代の遺跡からうなぎの骨が出土されました。
さらに、万葉集(4~8世紀)には、大伴家持が病弱な石麻呂に送った『石麻呂よ、夏痩せによいという、うなぎをとって食べなさい』という歌がおさめられています。
その後の書物にもうなぎは出てきます。
風土記(715~733年)は、地方の産物や伝記がおさめられていますが、水産物が記されている中に、うなぎも入っています。
室町時代(1333~1573年)の料理書には、『蒲焼はうなぎをガマの簿状に丸のまま焼く』と記されています。
そして江戸時代には、うなぎのおいしさが追求されるようになり、濃口醤油とみりんを使ったタレが使われ、現在の味が完成したようです。
うなぎを食べる習慣は古く、縄文時代から始まっていたことは驚きですね。
うなぎは滋養に良いというのは、万葉集のころから知られていて、現在にも受け継がれているのですね。
まとめ
うなぎが食べられるようになったのは縄文時代にまで遡り、江戸時代に現在のような味が完成したことが分かりました。
古くから、滋養にもよいとされ重宝されてきました。その知恵は現在にも生かされ、夏バテ防止などにも役立っていますね。
また、食べ合わせの悪い組み合わせとして有名な『うなぎと梅干し』ですが、これは科学的に根拠がなく、むしろ相性は良いとされています。
うなぎとの食べ合わせの良い食材を使って、うなぎ料理のレシピの幅を広げてみてはいかがでしょうか。
最後に、”アオテ”と呼ばれる肉質の柔らかい上質なうなぎをご堪能してみませんか!
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