6月第3日曜日は父の日ですね。
突然ですが、父の日は何をプレゼントしますか?
私は、毎年、父と一緒に外食に誘って好きなものをご馳走しています。
父に日ごろの感謝を伝える日ですからね。
そういえば、日本では父の日はいつから祝うようになったんですかね。
あまり考えたことはなかったのですが、知っている人はあまり多くない気がします。
そして、母の日にはカーネーションを贈りますが、父の日にも花を贈る習慣は本来あるのでしょうか。
うーん、個人的に花を贈るのは聞いたことがないですね…。
なので、今回は父の日の由来と日本ではいつごろ定着したのか、さらに父の日に贈るべき花をご紹介します。
では、早速、見てみましょう。
父の日の由来とは?
もともと父の日はアメリカで生まれた文化です。
ワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット婦人が1909年に提唱したのが始まりといわれています。
ドット婦人の家庭は裕福ではありませんでした。
ドット婦人は6人兄弟の末っ子で父親は軍人でした。
1961年の南北戦争の際に父親が招集されてしまったため、後の4年間は母親が働きながら子育てをしていました。
父親が戦争から戻ると母親は過労のため亡くなります。
それから父親は再婚することなく働きながら6人の子どもを育て上げたのです。
子ども達全員が20歳を超えると父親は亡くなってしまいますが、父親に感謝する日を作ることを願ったドット婦人が声を上げ、父の日となりました。
この父親に感謝を伝える日は後にアメリカ全土に広がり、全世界に伝わっていったのです。
父の日が正式な祝日となったのはそれから63年後の1972年のことです。
日本ではいつから定着したの?
日本では1950年ごろから父の日が伝わり始めました。
母の日と比べて認知度が低かったため伝わるのが遅かったようです。
デパートなどの販売戦略の一つとして父の日をイベント化したことが広まるきっかけとなり、1980年代には一般的な行事となりました。
実は父の日と母の日って、同じタイミングで出来た行事ではないんです!
母の日のほうが少し早く提唱され、それをおうように父の日が提唱されました。
だからアメリカでも日本でも父の日が祝日化されるのが遅かったのです。
昔から祝っていると思っていた父の日ですが、実は最近定着してきたイベントだとは…ちょっと驚きですね。
花も贈るの?
母の日にカーネーションを贈るのは、みなさんもご存知だと思います。
ですが、父の日にも花を贈る習慣があるのは知っていましたか?
正直、私は知りませんでした…。
アメリカでは父の日にはバラを贈る習慣があります。
由来は、さきほどのドット婦人が父親の好きだった白いバラの花を墓に供えたことです。
それから父親が生きている場合は赤いバラを、亡くなってしまっている場合は白いバラを贈るようになったのです。
このあたりは母の日のカーネーションと同じですね。
しかし、花を贈る習慣のない日本にはあまり定着していないようです。
さらに、赤いバラってなんだか父親に贈る花ではないような気もしてしまいます。
どちらかというと恋人同士の花のイメージが強いです。
突然もらっても戸惑ってしまうかもしれません。
なので、もしバラの花を父の日に贈ろうと考えている方は花言葉を参考にするとよいのではないでしょうか。
代表的な色の花言葉を描いておきますね。
- 赤いバラ…情熱、愛情
- 黄色いバラ…検診、友情
- 白いバラ…尊敬、純潔
最後に
いかがでしたか?
父親にバラを贈るのは少し照れくさいような気もしますが、マンネリ化しがちな父の日に彩を添える演出になるかもしれませんね。
いつもとはちょっと違った感謝の伝え方としてバラを贈るのもよいのではないでしょうか。バラの花と一緒にちょっとしたものを添えてあげるとさらにいいと思います。
今年の父の日はこんなかわいらしいUSBをつくってあげてはいかがでしょうか。
母の日と違って沈みがちな父の日ですが、今年はちょっと頑張って特別な父の日にしてみませんか?