頭の汗がダラタラと流れて困っているなんてありませんか?
とくに暑いわけでもなく、運動したわけでもないのに頭や顔から大量の汗がでてしまう。
一見汗かきと思われ軽視されがちですが、人目を気にしてしまうようになる。
これが原因で精神不安定などにつながり、更に汗をかいてしまうスパイラルに陥ってしまう。
この頭の汗かきの原因ってなんだろう?と思っている方も多いのではないのでしょうか。
そこで、今回、頭の汗かきの原因と対策について調べてみました。
早速、一緒に見てみましょう。
頭の汗かきの原因とは
頭から多くの汗かくだけでも病気か体質かと悩むところですが・・・
もし病気の疑いとなると多汗症?
多汗症は薬・事故などによる神経系への刺激や発熱性・基礎代謝の上がる病気(糖尿病・結核・バセドー病・リウマチ・がんなどの疾患)などが原因で発症する「続発性多汗症」が考えられます。
もし体質の疑いであれば・・・
肥満体質や運動不足、食生活の乱れ、睡眠不足などによって引き起こされる「原発性多汗症」に分けられます。
そもそもどうして、汗を書くのかその原因を見てみましょう。
汗かきの原因はなに
今のところはっきりとした原因はわかっていませんが・・・
不安や緊張・ストレスなどの精神的な部分が主な要因と考えられています。
特に、女性の場合は月経や妊娠・更年期障害により、ホルモンの分泌が乱れ交感神経が刺激されることによって引き起こされたり、食べ物などの外的要因が影響しているケースも少なくない。
加えて運動する機会が減少していることや、空調などの普及により汗をかく機会が少なくなった現代人は、本来の体温調節の役割をしているエクリン汗腺機能の低下が影響しているとも考えられている。
汗腺は下半身から退化していき、最後に顔や頭部がのこるため、頭部の発汗が増加するのではないかとも言われている。
でも、自分だけ頭から多くの汗をかくのは、病気なのか、それとも体質なのか、気になりますね。
同時に、あまりに頭に汗をかいていると、髪が濡れて大変なので、どんな対策をしたらいいのかを見てみましょう。
頭の汗かきにいい対策とは
まずは、日々の対策からしてみましょう。
自分でもできる方法として挙げられるのは、入浴による汗腺のトレーニングがあります。
即効性ではありませんが、40℃前後のお湯で半身浴を続けることにより、上半身の汗腺機能の回復が期待できますよ。
食生活の見直しによる体質改善も有効であるとされています。
自律神経を整え、副交感神経を活発化させると精神性発汗に効果があるので、意外にも発酵食品や食物繊維が多く含まれるものをバランスよく摂取するよう心掛けると良いでしょう。
日々の対策でも今一つと感じる方には・・・
ほかの局所性多汗症と同様に、塩化アルミニウムなどの医療用制汗剤もありますが、肌が弱い方は皮膚への刺激によるかぶれなどの副作用がおこる可能性があるので注意が必要です。
高い発汗抑制効果と持続期間が3か月~6か月と長い、ボツリヌス毒素の注射もありますが、わきの重度の多汗症にしか保険が適用されないのと、医療機関により3万円~10万円と金額にばらつきがあるのがデメリットとなっています。
また、周囲の視線によるストレスなどが原因で発刊が促進されてしまうケースの場合は、精神安定剤などの飲み薬や、症状が経度であれば催眠療法や訓練療法で自律神経を穏やかにしていく心理療法も選択肢の一つとして挙げられます。
漢方療法も有効とされているので、きちんとした専門家のいる漢方薬局で自分にあった漢方を処方してもらう方法もあります。
以上の対策がありますが、まずは、自分でできる入浴による汗腺のトレーニングをしてみてください。
それでも、改善の兆しが無ければ、病院での診察を検討されてみてはいかがでしょうか。
最後に
頭部多汗症とひと口にいっても要因はとても多く考えられます。
冒頭でも話したように、ただの汗かきと勘違いされやすく、病気だと認識されにくいので専門機関にかかる人が意外にも少ないようです。
困った場合や悩んだとき、もしくは体調などに異変を感じている場合は自己判断せずに、迷わず医療機関を受診するのがいいかもしれませんよ。
早めの改善で気持ちいい毎日にしましょう。