夏祭りに浴衣や甚平を着ていく人は多いですが・・・
甚平がいいのかなと考えているが色々と迷っているのではないかと思います。
そこで、気になる甚平について
- そもそも甚平って何なの?
- 浴衣と甚平って何が違うの?
- 作務衣って甚平と形が似ているけど、どういう違いがあるのか?
などについて紹介します。
甚平とは?
まず、甚平ってなんだと思っている方も多いと思います。
甚平とは元々戦国時代に陣羽織として着用していたものが由来となっている。
ちょっと、勇ましい感じですね。
一方、浴衣は平安時代の貴族が着用していたので、それに比べると、歴史的には浅いようですね。
甚平を着用する年齢層も、本来は男性か、子供(男女)だったことも影響していて、お祭りで若いカップルが甚平を着ていると、個人的にはあまりいい印象を与えない感じがしますよね?
やはり、女性は夏の夜は浴衣が似合うのかな。
一方、男性の方は、甚平の方が様になっている感じがしますね。
実は、甚平は、蒸れにくい素材を使用していることや、脇の部分がタコ糸で編まれていることから、過ごしやすい室内着として定着してきました。
しかし、最近では、甚平で外出する人もだんだん増えてきていて、浴衣などと比べると、夏祭りや花火大会では一番よく見かけるスタイルになりつつあります。
ところで、甚平と浴衣の違いは何でしょうかね。
甚平と浴衣の違いってなに?
ぱっと見で浴衣と甚平の違いを比べると、多くの人は下が半ズボンになっているかそうでないかという結論に至りますが、細かく見ていくと実際は帯の有無や袂(たもと)の有無など、色々と違いがあります。
ちなみに袂(たもと)とは、袖についている袋状のものです。
では、違いをみてしてみましょう。
〇 甚平
- 袖が短く、袂がない。
- 帯がなく、紐で結ぶ。
〇 浴衣
- 袖が長く、袂がある。振り袖。
- 基本的に帯で結び、着物のように扱う。
基本的にはこのような形の違いがあります。
その他にも、甚平はもともと室内着であり、ラフな格好というイメージがある一方、浴衣は清楚で落ち着いたイメージがあり、デートなどで相手に好印象を持ってもらいたい女性なんかが良く着ていきますよね。
もしデートで女性が浴衣を着てくる場合に、浴衣か甚平かで迷ったら、男性も浴衣で合わせてあげると非常に喜ばれると思います。
ところで、もう一つ甚平となんとなく似ている作務衣ですが、これは甚平の類なのでしょうかね。
作務衣とも違うの?
最初に、作務衣の読み方ですが、「さむえ」と読みます。
作務衣(さむえ)は一見、用途や機能性、形状などから、甚平と非常によく似ています。
しかし、一般的に夏に着用する甚平と比べて、作務衣には様々なバリエーションがあります。
使われている素材にも綿素材をはじめ、様々な素材があり、一年中着ることのできる室内着という側面があります。
作務衣(さむえ)と甚平の違いを簡単に分けてみましょう。
〇 作務衣(さむえ)
- お坊さんなどが庭作業をするときなどに着るように、作業着のイメージ。
- 基本的に下は長ズボン。
- 袖も甚平より長く、季節を選ばず着用することが出来る。
〇 甚平
- 夏のように暑い季節を快適に過ごすために作られた服。
- わきの部分の通気性が良くなっており、蒸れにくい。
- 袖は短く、下も半ズボンのため、動きやすい。
簡単に分けるとこのような違いがあります。
どちらも若干の機能性の違いはあるものの、過ごしやすく、動きやすく作られたものであるようです。
どうやら、作務衣(さむえ)の作という漢字があるように、作業が主体の衣服のようですね。
まとめ
浴衣、甚平、作務衣(さむえ)のそれぞれの違いを解説しましたが、お分かりいただけたでしょうか?
夏祭りに着ていくなら、高校生くらいまでは甚平、大人であれば浴衣という着分け方が今は一般的なようですね。
しかし今はオシャレな甚平もたくさんありますし、女性でも夏祭りに甚平を着ている方を見かけますので、甚平も徐々に人気が高まってきています。
私個人の意見としては、デートで行くなら浴衣、みんなでワイワイお祭りを楽しむのなら甚平という風に使い分けるのが良いと思います。
今年の夏は甚平で過ごしてみてはいかがすか、一度、 甚平メンズ一覧(楽天) でチェックしてみましょう。