今、あなたの爪の根元に、白い部分はありますか?
「爪の白い部分」の有無や大きさについては個人差があります。
また、「昔は大きかったのに今は小さい」という方もいるのではないでしょうか。
「爪の白い部分がなくなると不健康」という話は有名なので、この部分が小さくて悩んだりして、健康状態を心配しているという方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回、爪の白い部分がなくなること、そして爪の色とそれぞれについて健康状態にどのような関係があるのかを知り合いの主婦である亜茂さんに教えていただきましたので、見てみましょう。
爪の白い部分がなくなる原因とは


亜茂さん、こんにちは。今日は、爪の白い部分がなくなるということについて教えてください。


はい、わかりました。以前、爪の白い部分が小さくなり調べたことがあったので、では早速、説明しますね。
爪の根元にある白い部分のことを「爪半月(そうはんげつ)」といいます。
まだ生まれたての柔らかい爪で、例えて言うなら「爪の赤ちゃん」。
水分が多いため白い色をしていますが、伸びていく過程で乾燥することにより、透明で硬い爪に変化していきます。
「爪半月がない人は不健康」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、爪半月の有無については遺伝によるところが大きいため、爪半月がないことと不健康であるということは、必ずしも結びつかないそうです。
一方、爪半月の大小については、新陳代謝や血流が関係しているとのこと。
新陳代謝が活発だと爪の成長が早くなり、水分が抜ける前に伸びていくため爪半月は大きくなります。
逆に、新陳代謝が悪いと爪の成長も遅くなり、伸びる前に水分が抜けてしまうため爪半月は小さくなるのです。
加齢により代謝が落ちることでも、爪半月は小さくなります。
病気のサインも?
ただし、「前はあったのに今はなくなった」または「以前よりもずいぶん大きくなった」という場合は、病気のサインである可能性も。
血流不足になると、爪に血液が十分に行き渡らず、爪の成長が遅くなるため爪半月が小さくなることがあります。
この場合、貧血や、脳梗塞が疑われることもあるそうです。
一方、「爪半月が急に大きくなった」という場合は、高血圧によって血流が多くなり、爪の成長スピードが著しく早くなっているのかもしれません。
気になる方は、一度、病院を受診してみましょう。
それ以外の爪の根本の白い部分がなくなる対処はどうしたらいいのかを見てみましょう。
どんな対処がいいのか
爪半月と病気が直接結びつくものではないものの、爪半月が小さかったり、だんだんなくなってきたということは新陳代謝が落ちているサインであることは先ほど説明した通りです。
この状態が長く続くのは、体に良いことではありませんよね。
新陳代謝とは細胞が生まれ変わることです。
これが滞れば、爪だけでなく肌や髪のトラブル、肩こりや腰痛・冷えなどの症状にも繋がるので、なるべく早く改善したいものです。
対処はこの方法で
新陳代謝を高めるためには、体を温めて血行を良くすることが大切です。
血液が全身に酸素や栄養を送り、体中の細胞を活性化させることで細胞の入れ替わりを促し、新陳代謝を上げてくれるからです。
また、筋肉が増えると、血流だけでなくリンパの流れも良くなるため、さらに新陳代謝を高めてくれます。
つまり、適度な運動をして汗を流す、半身浴やサウナなどで体をあたためるなどが効果的です。
寝る前の筋トレやストレッチを日課にしてみるのも良いですね。
ヨガや太極拳も、ゆったりとした動きで筋力アップにおすすめです。
一方新陳代謝の低下につながるのは、睡眠不足や偏った食事、ストレスなので、規則正しい生活を心掛けましょう。
爪半月が新陳代謝に関係していることはわかりました。
では、爪の「色」で健康状態を知ることはできるのでしょうか。
爪の色でもわかるの?
まず、健康的な爪の状態は、ツヤがあり、色は薄いピンク色をしています。
この状態を保つために大切なことは、良質な睡眠とバランスのとれた食事をとること。
そして、指先をマッサージして血行を良くし、乾燥しないようにネイルオイルやハンドクリームを塗りましょう。
爪の色がきれいなピンク色ではなくなってきたら、もしかすると病気のサインかもしれません。
白、黄色、緑、黒、ピンクを通り越して赤いなど、いつもと違う色に見えたら、重大な病気が隠れているかもしれませんので、早めに病院を受診してくださいね。
最後に
10代の頃、私は友人たちに驚かれるほど爪半月は大きい方でした。
しかし、今ふと指先に目をやると、ずいぶん小さくなっています。
小指なんてほとんどなくなりかけています。
今や30代。やっぱり落ちているのですね、新陳代謝…。
考えてみると、冷え性だし、運動不足だし、髪の毛もパサパサ。
1歳児の育児中なので、お風呂にゆっくり浸かることもしばらくできていません。
抱っこの姿勢で肩こりも深刻です。
まずは体をほぐして血の巡りを良くするために、寝る前のストレッチから始めてみようと思っていますので、皆さんも一緒にやってみましょう。


亜茂さん、ありがとうございました。また、なにかありましたら、いろいろ教えてくださいね。


また、なにかあれば連絡ください。それと、最後に爪のでこぼこで悩んでいる方がいらっしゃったら、下の記事も併せてお読みくださいね。
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