朝、起きて、カーテンを開けると、目の錯覚と思うくらいの朝靄(あさもや)がかかっていた。
朝靄(あさもや)の中、新聞少年の姿、ジョギングの人という表現がありますが、とてもそんな感じがしない視界がイマイチの朝靄(あさもや)かな。
そんなことを口にしたら、妻から、じゃー霧(きり)じゃないのと・・・
管理人も、モヤとキリについて、はっきりとした違いがわからかったので、朝靄(あさもや)なのか朝霧(あさぎり)なのか?
そのまま、仕事の現場に向かったが、そこでは、神秘的な朝靄(あさもや)と出合う。
そこで、今回も素朴な疑問として、朝靄(あさもや)なのか朝霧(あさぎり)の違いを調べてみました。
朝靄と朝霧の違いとは?
上の写真は、その神秘的な朝靄(あさもや)です。
スマホ写真では、今ひとつわかりにくいですが、日の出の太陽光が差し込んで、とても神秘的なシーンを自然界が作っていましたね。
でも、コレって、本当にモヤなのかは、わかりませんですので、一緒に確認してみましょう。
ご存知の気象庁で各種の気象通報を発表していますが、その気象通報によって、靄(モヤ)や霧(キリ)の定義をしています。
- 靄(モヤ)とは、微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程(してい)が1km以上10km未満となっている状態。
- 霧(キリ)とは、微小な浮遊水滴により視程(してい)が1km未満の状態
ここで、視程(してい)という漢字を使っていますが、その意味は、水平方向で肉眼で物体がはっきりと確認できる距離をことを行っています。
要するに、どれくらいの見通しがあるかどうかです。
見通しからすると、
靄(モヤ)の方が、霧(キリ)より視界的は見えやすい。
ということで、本日、管理人が見たものは、どうややら、朝靄(あさもや)になるようですね。
では、どうして霧(キリ)や靄(モヤ)の現象が起きるのか、気になりますよね。
霧(キリ)と靄(モヤ)の発生のなぜ?
実は、霧(キリ)と靄(モヤ)も同じ現象で起きています。
その発生現象とは、空気中の水蒸気が気温の低下によって目に見えなかった水蒸気が、凝結することで発生するのです。
その凝結した水蒸気が空気中に漂う状態が、次のように表現されます。
- 多いと霧(キリ)となる。
- 割と少なめですと靄(モヤ)となる。
ですから、霧(キリ)が濃く衣服が濡れるという表現があるように、濃い霧(キリ)の場合は、濡れることがあるようでが、さすがに、靄(モヤ)に濡れたという表現はないようですね。
さて、この霧(キリ)と靄(モヤ)が発生すると、とても、ラッキーな天候になるのですよ?
ラッキーな天候とは?
ラッキーな天候って、どんな天候なの?
ちょっと、ワクワクしますかね。
これは、朝霧(キリ)や朝靄(モヤ)の発生現象に大いに関係しているのです。
朝霧(キリ)や朝靄(モヤ)の発生現象の原因は、放射冷却によって、引き起こされるのです。
つまり、夜間に空気中の水蒸気が冷やされて、地表付近に沈んでいるのですが、夜明けの太陽光で地表が暖められて、朝霧(キリ)や朝靄(モヤ)になるわけです。
この放射冷却現象がおきる場合は、高気圧が強くなってとなっているので、よく晴れることになるわけですね。
ですので、朝霧や朝靄の日は、晴れることが多いということですね。
この日は、確かに大変良く晴れて喉が乾きましたよ。
最後に
最後に、霞(かすみ)という言葉がありますが、気象通報の定義はないようですね。
しかし、霧や煙が薄い帯のように見える現象を指しているようです。
また、俳句の季語としても、
・霞(かすみ)が春
・霧(キリ)が秋
と分類されているようですね。
こんな風流に使われていて、しかも、ラッキーな天候を作り出している朝靄(モヤ)や朝霧(キリ)は、モヤモヤせずキリっとしていいですね。