米の研ぎ方は何回したらいいのかと迷ったことってありませんか?
ご飯を炊くときに、忙しくて洗うのも面倒な時ってありますよね。
さらに、米ってどうして研ぐのか、研ぎ方もよくわからないという人もいるかと思います。
冬になると手が冷たくて、泡だて器で米を洗ってしまうことがありますよ。
正しいお米の研ぎ方を知って美味しいお米が食べたいなぁと思っているのではないでしょうか。
そこで、お米の研ぎ方のコツと回数の目安と根拠、無洗米は普通の米と研ぎ方が違うのか、調べてみました。
では、早速見てみましょう。
米の研ぎ方のコツと回数の目安とは



研ぎ方のコツとしては、昔のお米と違い精米技術が発達しているので、指の間を広げて優しくシャカシャカと音をさせ、まわしてかき混ぜるのがポイントです。
お米を研いだ時に、水が濁って見えるのは米の表面のデンプンです。ぬささささささささささささささささにの
炊飯釜で研ぐと、炊飯器の内側がいたむのでボールなどで別の容器でお米を研ぎます。
そのコツは、ボールにお米を入れて、研ぐ前にサッと洗い、水を素早く捨てて、水に漬かっていない状態の米を研ぎます。
回数の目安は
20回研いで2回すすぎます。
これを2,3回繰り返して行い、水が白い不透明から半透明になれば良いです。
最後に水を注ぎ入れて、30分以上浸水させてから炊飯します。
ここで、改めてどうしてお米は研ぐのか、その理由を知っておくと研ぎ方も変わってきますので確認しておきましょう。
米研ぎの理由とは



米を研ぐ(とぐ)と言います。
野菜などの他の食材は洗うというのに、米は研ぐというのは不思議ですよね。
これは、精米技術が低かったころの名残なのだそうですよ。
昔は米の表面についている糠(ぬか)をなかなか取り除くことが出来ず、糠がまだらに残ってしまっていて、味がよくなかったり、臭いが糠臭かったり、もみ殻がはいっていたりしました。
なので、米と米をこすり合わせて米同士の摩擦で、糠や表面についたゴミを取り除いていました。
よく、昔の映画やテレビで、米を力強く押し付けるように研いでいるシーンってありますよね。(私はアニメ映画のト〇ロでおばあちゃんのお米の研ぎ方が印象的です)
現在は精米技術が高くなり、あまり洗わなくても大丈夫とも言われています。
ですが、米によりますが、糠には油分が多く含まれているので、サッと洗うだけではなく研ぐことが必要となってきます。
という理由でお米を研ぐのですよ。
では、無洗米は研ぐ必要はないのでしょうかね。
無洗米はしなくてもいいの?



玄米から精米した普通の米は、胚芽とヌカを取り除いていますが、表面には「肌ヌカ」というものが残っています。
無洗米はこの肌ヌカを取り除いているため、米を研ぐ必要はないのです。
ですが、野菜も買って来たら洗って使うものだし、無洗米とはいえそのまま炊いて大丈夫なの?と、感じるかもしれません。
そういう場合は、一回だけサッと洗う程度で十分です。
袋に「さっと洗ってから炊いてください」と書いてあるものもあります。
実際に、一度、無洗米を買ったことがあったのですが、炊飯しようと水をいれたら水が濁りましたね。
なんとなく嫌たったので、従来のように研ぎ洗いをした経験がありました。
無洗米は普通の米と同じように炊きますが、ですが注意するのは水加減です。
肌ヌカが取れている分、米1カップにつき大さじ1~2杯、水分量を多めにします。
炊飯器に無洗米コースがついているときは、それに従って炊いてみるといいですね。
無洗米のメリットを挙げると、
というのが挙げられます。
忙しい現代人のために考えられた米なんですね。
デメリットとしては、
などがあります。
ですが、価格差はほんの少しの違いですし、普通の米の水道代や手間を考えるとあまり差があるとは感じられません。
無洗米は水加減や浸水の時間で味が変わるので、そのお米の性質によって炊き方を工夫する必要があります。
最後に
最後に、絶対やってはいけないことをお伝えしますね。
それは、お米をお湯で研がないようにしてください。
その理由は、次の通りです。
- お米のおいしいと感ずるアミラーゼという甘味成分が溶け出してしまう。
- 一旦流れ出した臭み成分の成分でる「ぬか」を再び吸収してしまいぬか臭いご飯になる。
今回は、お米の研ぎ方や水分量で炊きあがりも変わってくることがわかりました。
無洗米も、無洗米の炊き方に合わせると美味しく炊けます。
お米は毎日食べる大切な主食ですから、心を込めて研ぐと美味しいご飯が食べられそうですね。!(^^)!