かぼす・ゆず・すだちの見分け方ってご存知ですか?
かぼす、ゆず、すだちは香酸柑橘類と呼ばれ、その風味と香りで料理を引き立ててくれる名脇役です。
でも、かぼす・ゆず・すだちの違いって、あまり良く分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、かぼす・ゆず・すだちの見分け方や味の違い、料理での使い分けについて調べてみましたので、参考にしてください。
では、早速、見てみましょう。
かぼす・ゆず・すだちの見分け方とは



では、かぼす・ゆず・すだちの見分け方についてご紹介します。
【かぼす】
かぼすは1個140g程度で、テニスボール位の大きさです。
ゆずの近縁種で、緑色のうちに収穫して熟すと黄色になります。
日本では主に大分県で栽培されています。
【ゆず】
中国の長江上流域が原産といわれています。
日本には、遣唐使が持ち帰り奈良時代に栽培が始まったようです。
1個120g程度で、すだちとかぼすの中間位の大きさです。
皮は黄色く表面がでこぼこしています。
東北以南で広く栽培されています。
【すだち】
すだちも、ゆずの近縁種です。1個40g程度で、ゴルフボール位の大きさです。
一般的に出回っているものは、緑色ですが、熟すとオレンジ色になります。
すだちの9割は徳島県で栽培されています。
かぼす・ゆず・すだちは、名前だけだとなんとなく同じようなもののようなイメージがありますが、大きさや栽培地に違いがありますね。
かぼす・ゆず・すだちの味の違い



見た目の違いは分かりましたが、味はどのような違いがあるのでしょう?
【かぼす】
酸味がかなり強く(ゆずよりも酸っぱいです)、独特の香りがあるため、好き嫌いが分かれます。
【ゆず】
強い酸味と独特の芳香があり、様々な料理に広く利用されています。
【すだち】
ゆずの仲間ということで、香りもゆずに似ています。
癖のないさわやかな酸味があります。
香酸柑橘類というだけあって、かぼす・ゆず・すだちも独特の香りがあるようですね。
それぞれの香りを生かした料理も気になるところです。
かぼすとゆずの料理での使い分けとは



強い酸味と独特の香りを持つ「かぼすとゆず」ですが、料理でそれぞれどのような使われ方をするのかをご紹介します。
【かぼす】
かぼすは、なんといってもふぐ料理には欠かせないものです。
また、お刺身や天ぷらに合わせてもおいしいです。
他にも、手作りのぽん酢を作るときにも活躍します。
【ゆず】
ゆずは、お吸い物にしたり、鍋に果汁を入れたり、土瓶蒸しに使われたりします。
他にも、食酢やお茶やお菓子・マーマレードなどにも使われます。
幅広い料理に使われています。
強い酸味と独特の香りは、料理を引き立てるのに欠かせないものとなっているようですね。
また、ゆずは、食事からスイーツ、お茶にまで利用され、その幅広い活用範囲に驚かされます。
最後に
かぼす・ゆず・すだちの違いは、大きさで見分けられることがわかりましたね。
それぞれ独特の香りをもっているので、味の好みや料理に合わせてうまく使い分けると、料理をさらにおいしくすることができます。
脇役ながら、結構インパクトのある味と香りがありますので、上手に料理に生かしていきましょう。