「海のミルク」といわれているほど栄養豊富な牡蠣。
妊娠中の方は母体やおなかの赤ちゃんのことを考えて食事には気を配りたいところです。
では牡蠣は具体的にどんな栄養があるのでしょうか。
今回は妊婦さんの体にも良いのかどうか、牡蠣の栄養をみていきましょう。
牡蠣の栄養素


牡蠣はたくさんの栄養が含まれていますが・・・
特に、ビタミンB12がたっぷり含まれています。また葉酸も含まれており、その2つが協力して赤血球を作ります。
牡蠣と赤血球なんて、想像しにくいですよね。
この赤血球が不足すると貧血になってしまう。
ということで、牡蠣は、貧血を防ぐ食材なのです。
そして、ミネラルも豊富。
中でも特に亜鉛、マグネシウム、カルシウムが多く含まれています。
亜鉛は細胞分裂や新陳代謝させるのに有効で、しかも赤ちゃんの成長にはとても重要な栄養素なのです。
ところで、牡蠣は妊婦さんにはどうなのでしょう。
妊婦さんにはいいのか


まずは、牡蠣は、紹介したように、妊婦さんにとっては、胎児に必要な栄養素がたくさん含まれていているので、魅力的な食材です。
がしかし、生で食べずに必ず加熱処理してください。
どうしてかと言うと
生牡蠣には「ノロウィルス」が存在している可能性があり、食中毒になる危険があるからです。
免疫力が低くなっている妊婦さんにとっては危険なためです。
そういう意味では、加熱処理がおすすめします。
では、どんな食べ方をしたらいいのか気になりますよね。
おすすめの食べ方は加熱


先ほど述べたように生で食べることは避け、例えば、カキフライや鍋にいれて中心部までしっかりと火を通し調理したものを食べましょう。
少しでも生の部分があると危険です。食べる前に実を半分に切って中まで火が通っているか確認すれば安心ですね。
つわりが酷い時は脂っぽいものが苦手になってしまうこともあるので、ダシの風味の効いたあっさりとした「牡蠣ぞうすい」はいかがでしょう。
これですと、牡蠣の栄養分も溶け出していて食べやすいですよ。
最後に
妊婦さんがが食べても大丈夫な牡蠣を紹介しましたが、妊婦さんが食べるものはおなかの子の発育に大きく影響してきます。
だからといって牡蠣に限らず、栄養豊富な食材を一度にたくさん摂る必要もありません。
片寄った食事をせず、いろいろなものを適度な量でバランスよくとることが大切です。
牡蠣の場合は食べ方に十分注意し、家族や仲間との食事の時間を楽しみましょう。
終わりに、お腹の赤ちゃんにも安心の葉酸サプリメントがありますのでご紹介します。