アクリル絵具の落とし方は?服と壁に付着した場合はこの方法で!

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絵の具と聞いて思い出すものはなんでしょうか。

小学校のときに使われる水彩絵の具でしょうか。

それとも高校などでやる油絵の具でしょうか。

この水と油の正反対な絵の具の良いところを併せ持ったアクリル絵の具というものがあります。

ハイブリッドで優れた画材のアクリル絵具ですが、もし服や壁についてしまったときはどのように落としたら良いのでしょうか。

アクリル絵の具の特性をまず知り、そこから洋服や壁などのインテリアについたときの落とし方を見ていきましょう。

 

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アクリル絵具の落とし方は?

アクリル絵の具の落とし方の前に、この絵の具の特性を知っておくことが大切なポイントです。

この特性を知っておくことで、上手に絵の具を落とすことにもつながります。

 

まずは、アクリル絵の具は、ハイブリッドな画材であることを認識してください。

では、下記に特性をまとめて箇条書きで紹介します。

 

 

◯ 乾きが速い。短時間での重ね塗りが可能で下の色がにじまない。油絵の具と水彩絵の具の中間くらいのイメージ。

◯ 絵の具が乾く前は水で洗える。筆洗いの特殊な溶剤が要らない。

◯ 乾いたら触れてもくっつかない。絵画だとガラスの保護などがいらない。

◯ 乾くと耐水性を発揮。立体に塗って置いたところに色が移る心配もなく、汗や濡れた手ににじまない。

◯ 急な雨に濡れてもすぐに色落ちしたりにじんだりしない。

 

 

絵の具といえば、小学校などで使う水彩絵の具がもっともポピュラーなものになるでしょうか。あるいは高校あたりからやる油絵の具でしょうか。

 

それぞれの良いところを言いうと・・・

  • 水彩絵の具の良いところは乾きが早いところ。
  • 油絵の具の良いところは色を重ねられるところ。(深みや厚みを表現できるのです)

この2つの良いところを併せ持つのがアクリル絵の具と言えます。

これがハイブリッドたるところですね。

 

水彩絵の具ともっとも違う点は、水をつけて再度使えるかどうかでしょう。

水彩絵の具は乾いて固まってしまっても水を使えばまた溶けて絵の具として使えます。

 

しかし、アクリル絵の具は乾いてしまうと耐水性があるので、水を使っても溶けません。油絵の具は油を使うのでまた別物です。

 

つまり、アクリル絵の具はどこかに付いてしまうと、ただ洗濯するだけではなかなか落ちないということです。

では、どうしたら落とせるのか見てみましょう。
 

洋服についたときの落とし方

アクリル絵の具の特性がわかったところで、早速、アクリル絵の具の落とし方を見ていきましょう。

 

まずは、一番付きやすい洋服の落とし方です。

 

 

◯ 絵の具が乾いていないとき

絵の具が乾いてしまう前に処理ができるのであれば、急いですぐに水で落としてしまいましょう。固まる前でしたら、まだ耐水性はあまり発揮されません。水で大体落とせたら、中性洗剤や石鹸を繊維になじませて擦り洗いをし、その後洗濯をするとかなりきれいに落ちるようです。

 

絵の具が乾いてしまったとき

絵の具が乾いてしまうと耐水性となり、なかなか水で落とすのは至難のワザ。

絵の具を落としやすい状態にするためには、絵の具を溶かす必要があります。たとえば、アクリル絵の具を落とす用のクリーナーもあるので、これを使うことです。

もう少し身近なものであれば、灯油も使えるようです。

絵の具汚れの部分に灯油を少しつけ、擦って色が溶け出してきたら中性洗剤や石鹸で洗うと落とせるようです。

洗顔用のオイルクレンジングも使えるという情報もあります。

 

次に壁などのインテリア品を含めて見てみましょう。

壁やインテリアについたときの落とし方

洋服以外にも絵の具が付きやすい場所、それはインテリアです。

床や壁にはじまり、家具もそうですね。

いずれも、絵の具が乾く前でしたら水拭きできるものは水で落とすのが良いでしょう。絵の具が乾いてしまったときの落とし方をまとめてみます。

 

 

壁や木材

洋服の時と同様にクリーナーを使ったり、除光液を使っても絵の具を溶かす方法もあるが、これだと木材や壁にもともと施されている加工が一緒に落ちてしまう可能性があります。ヤスリなどで削り落とす方法もありますが、傷つかないよう気をつける必要があります。

 

ガラスや金属

クリーナーや除光液を使って絵の具を落とし、水拭きをするとある程度は落とせそうです。しかし、あまり薬品を使いたくないということであれば、乾いた絵の具をヤスリなどで削り落とすという方法もあります。

 

プラスチック

除光液などの薬品は使用できません。プラスチックが溶けます。こちらはヤスリなどで削って落とすのが良いでしょう。それでも多少は残るでしょうから、その部分をお湯につけて少し放置しましょう。少しふやけたら石鹸などで洗い落としましょう。

 

まとめ

アクリル絵の具のまとめをしてみましょう。

  • 乾きやすく、色を重ねることのできるハイブリッド画材
  • 乾くと耐水性になり、水では落としづらい
  • 基本的にクリーナーな除光液を使って絵の具汚れを落とす方法がある
  • 薬品が使えないものはヤスリなどで削って落とす
  • 乾いていないときにはすぐに水で洗い落とす

アクリル絵の具で汚れてしまった場合、スピード勝負という感じがありますね。

まずは付いてしまったことに気付いたらすぐに水で洗い、水で拭きましょう。

付いたことに気付かず乾いてしまったら、ぜひ落とし方を参考にしてみてください。

そのときには、いきなり実践するのではなく、目立たないところなどで方法を試してから汚れで実践するようにしましょう。

 

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