夏になると店先でよく見かける冬瓜!
旬が冬だと思われがちですが、実は、冬瓜は夏野菜なのです。
冬瓜はウリ科で、熱帯アジア生まれですが、平安時代頃から日本で育てられている。
だれもが疑問に思っている、冬瓜の旬ってどうして夏なの?、栄養効能はどうなのか、どんな料理がおすすめなのか、離乳食にもいいのか、などをご紹介しますので、参考にしてください。
冬瓜の旬ってどうして夏なの?
冬の瓜と書いていますが・・・
6月頃~9月頃の夏野菜なので夏の旬となっているのが、なぜか冬の瓜と書いて、冬瓜(とうがん)です。



どうしてなの?
昔の中国の由来からそう呼ばれているているとのことです。
どんな由来なのかと言いますと、
冬瓜の皮は、丈夫できめが細かいため水分を失いにくく、収穫してからも常温で2~3ヶ月品質を落とさず保存できるので冬まで持つことと、中国名の「冬瓜(とうか)」から呼ばれていると言われていることからとのことです。
夏に収穫できて、常温でも2~3ヶ月保存できて、初冬でも食べることができるなんて、確かにすごいですね。
では、どこが産地なのでしょうかきになりますね。
主な産地
農林水産省の産地域産野菜生産データによると、平成20年度の全国の冬瓜生産量では、沖縄が31%、愛知が21%でこの両県で5割を占めている。
その他の地域は、すべて関東以西の県となっている。
やはり、もともと熱帯アジア生まれの品種なので温かい地域での生産なのでしょう。
安いと思って買ってしまい、冬瓜が大量に残ってしまったら、下茹でをして冷凍保存をおすすめします。
また、店先でカットされたものは、痛みやすいので早めに食べることをおすすめします。
店先で購入の際には、なぜか若い実ほど痛みやすいので完熟しているものを選ぶと良いですよ。
では、栄養や効能はどんなものなのか見てみましょう。
栄養と主な効能とは
旬の食材百科によると、七訂日本食品標準成分表として、茹でた冬瓜の可食部100gあたりの成分が以下のように紹介しています。
目立つのは、ビタミンCとカリウムですね。
冬瓜は、低カロリーで、ビタミンCが豊富でコラーゲンの生成や抗酸化作用で老化防止や動脈硬化の予防の役割があります。
カリウムは、ナトリウムを体外に出し、高血圧予防や利尿作用でむくみを防止する働きと体を冷やす作用や夏場のスタミナ補給で疲労回復の効果もあります。
では、どんな料理をしたらいいのかを紹介しますね。
おすすめの料理はコレ!
冬瓜の90%以上が水分からできていて、特有の香りやクセがなく、味が淡白であっさりし、低カロリーのため、動物性食材(肉類、甲殻類)とも相性が抜群です。
なかでも、出し汁で煮る煮物や冬瓜を包み込むあんかけなどが美味しく食べることができる料理法なのです。
少しだけ手間をかけるだけで美味しく仕上がるポイントをお伝えします。



- 皮は厚くむき、種やワタをしっかり取ることと、煮込む場合は皮の剥いた側に隠し包丁を入れることで味がよくしみ込みます。
- 煮物や炒め物の際は、冬瓜を下茹ですることで、臭みやアクを取り除くことができ、味がしみ込みやすいのです。(急ぐ時は重曹を使います)
- 面取りをすることで煮崩れを防ぎ、また油通しすることで煮崩れしにくく味がしみこみやすく、アクが抜け色合いがきれいになります。
- 煮物の仕上げに生姜を加えると風味がよくなります。
さらに、離乳食や健康にいいので、どんな食べ方をするのか紹介します。
離乳食にもいい?



離乳食には、生後7~8ヶ月の中期に野菜スープから始めることをお勧めします。
まだ中期の味付けはほとんどいらなく、1歳過ぎた頃から、だし汁を少しずつ加えたほうが良いです。
冬瓜はアレルギーになりにくいと言われていますが、稀に体質によってアレルギーの症状が出ることもありますので、様子を見ながらスプーン1杯ずつ与えることお勧めします。
また、果肉に含まれるサポニンはダイエット効果やガン予防とされていて、民間療法にも取り入れられていますので、見てみましょう。
冬瓜の民間療法
冬瓜は、利尿作用やダイエット効果があると言われており、冷え性の方や妊婦の方は食べ過ぎない方が良いと言われています。
- 果肉の絞り汁(食あたりの改善効果、皮膚に塗って美肌効果)
- 種子(煎じた汁を患部に塗って痔の改善)
- 皮(吹き出物、あせも、湿疹に皮を直接患部に貼ることで改善効果)
など冬瓜を丸ごと食べることができて、皮や種子は療法になり捨てるところがないですね。
まとめ
冬瓜は、むくみ防止効果や低カロリーなのでダイエットに適した食材のひとつです。
暑い夏こそ涼しい食材を好みがちなので、冬瓜を積極的にお勧めしたい食材のひとつですね。
冬瓜は、味が甘くあっさりとした食材ですので、味付けも和風や中華風や洋風などのお好みの味に食べることが飽きずに食べることができ、同じ食材で離乳食作りもできて家族で旬の食材を味わうことができます。
この機会に冬瓜を食べたことがない方もぜひチャレンジしてみてはいかがですか。
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