モロッコインゲンを食べたことありますか?
暖かい季節になると店先でよく見かけますよね。
日本生まれですが、なぜかモロッコインゲンと呼び、「サヤインゲン」の一種で、平たい形をしている大きめのインゲンなので、「ひらさやインゲン」とも呼ばれています。
また、収穫までの時間が短いため、一年に三度も収穫出来ることから「三度豆(さんどまめ)」とも言われています。
そんな、モロッコインゲンの食べ方や調理法や栄養についてご紹介します。
モロッコインゲンの食べ方は?



「インゲン」も「モロッコインゲン」も、さやごと食べることができる豆類です。
「インゲン」は細長い形で、「モロッコインゲン」は大きくて平たい形が特徴です。
「モロッコインゲン」は硬そうにみえますが、とる手間がかかる「スジ」が少なく、肉質は柔らかくてさやごと食べられ、加熱すると甘みが増し、どんな料理にでもあわすことができるクセのないシャキシャキした食感の豆なのです。
しかし、鮮度落ちが早いため早めに食べなければなりません。
おすすめの食べ方
「モロッコインゲン」に含まれているビタミンA(β―カロテン)は、油脂類との相性がよいので、炒め物や揚げ物にすると免疫力が高まるのでお勧めする食べ方です。
ほかにもお勧めする食べ方は、おかずの定番料理の「胡麻和え」です。
ゴマとの相性がよく、活性酸素の酸化作用を抑える働きをしますので、暑さで体力が落ちる夏こそ積極的に食べて欲しい料理です。
おすすめの料理法は、強い抗酸化パワーの玉ねぎと同じく旬の新じゃがいもとモロッコインゲンの組み合わせと色合いも良いバター炒めがおすすめです。
たまねぎの甘みとホクホク感のじゃがいもとシャキシャキ感がたまらない一品です。
ぜひ試してみてください。
下処理と茹で時間!



モロッコインゲンは、サヤインゲンようにスジはほとんどないので、包丁で両端を切るか、または両端を手で折るかし、なお稀にスジがある時は下に引っ張ると取りやすいです。
茹で方は、約2分~3分程度茹でます。
ということで、モロッコインゲンは、下処理がしやすく、しかも短時間で茹でることができますので、多めに下処理と茹で上げてタッパーなどで冷蔵庫に保存しておくととても便利ですよ。
小皿に茹でたモロッコインゲンを取り分けて、削り節をのせてお醤油でいつでもたべることができます。
下茹での注意点
ただし、注意点ですが、茹ですぎると栄養分が逃がしてしまいますので、短時間で茹でることがポイントになります。
その時、モロッコインゲンが大きいので切ってしまいがちですが、切り口から栄養分が逃がしてしまうので、切らずに茹でます。
栄養分が逃がさない方法としては、フライパンに少量の水(大さじ2)とごま油(小さじ1)塩少々をまぶし、約3分程度蒸し焼きにすると、色も鮮やかで甘みが一層引き立つ料理法もありますので、試してみてください。
ただ、どうしても時間がないときは、冷凍保存もありますよ。
茹でずに冷凍保存ができますよ!
家庭菜園などで、一度に大量に収穫できてしまうと困ってしまいますよね。
鮮度落ちも早いのでそんな時は、冷凍保存ができます。
面倒な下茹でもせずに、豆類はそのまま冷凍が可能なのです。
用途別に切って冷凍保存すると、時短料理にもなりますので、共働き世帯にお勧めです。
モロッコインゲンの栄養とは



太陽の光を浴びて育ったモロッコインゲンは、タンパク質、食物繊維、ビタミン類、カリウムやカルシウムなどのミネラル類が多く含まれています。暑さで夏バテしやすく、食欲がない時こそ、緑黄色野菜のモロッコインゲンを食べるべきですね。
- タンパク質(色々な細胞を作り、免疫力を高める役目)
- ビタミンA(βカロテンはガン予防、動脈硬化の予防する働き)
- ビタミンB2(三大栄養素のエネルギー代謝を助ける働き)
- ビタミンC(皮膚の粘膜に抵抗力をつける役割)
- 食物繊維(生活習慣病の予防や便秘解消の役割)
- カルシウム(体内活用を妨げるリンが少ないため、摂取しやすく効果が期待できる)
若いサヤ程、アスパラギン酸、リジンなどのアミノ酸も含まれていて、疲労回復の効果や美肌作りに有効な役割をしています。
まとめ
モロッコインゲンは、種会社が当時流行っていた映画のカサブランカの舞台がモロッコだったことから、商品登録された面白い経緯がある豆なのです。
そんな、栄養豊富なモロッコインゲンを、色々な調理法でも一年中食べられますので、うまく冷凍保存し活用しながら、年中味わうのも楽しみではないでしょうか。
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