シシトウは、唐辛子の品種改良によって辛くない唐辛子ですが、なかには食べていますと叫びたくなる程の辛いししとうに当たったことありませんか?
同じししとうなのに、辛さに違いがあるのはなぜか?と気になりませんか?
そんな、ししとうの辛さの見分け方や辛さの対処法やお勧め料理についてご紹介します。
ししとうの辛い見分け方のポイント
シシトウは、暑さに強い野菜ですが、生育中に熱帯夜が続き乾燥した天候や水分不足によって、シシトウ自体にストレスを受けてしまい辛くなると言われています。
また、家庭菜園で唐辛子の近くで栽培すると交配しやすいために辛くなります。
市販されているパックの中に、1本程度とても辛いししとうがありますので、10本に1本位の割合で辛味のあるししとうが入っていますね。



これらのポイント抑えると、辛いししとうに当たる確率は少なくなりますが、すべてを防ぐことは難しいので、ししとうは辛い野菜だと思って食べたほうが良いかもしれません。
でも、辛いししとうを食べて辛さを早く治したい時はどうしたらいいのでしょう。
辛さの軽減の仕方がある方法
もし、辛いししとうを食べてしまったら、すぐにお水を飲んでしまいませんか?
一瞬は辛さがなくなりますが、すぐに口の中がヒリヒリし、辛さを余計に感じてしまいますね。
それは、唐辛子の成分と同じ辛味の「カプサイシン」は脂溶性ですので、水に溶けにくくなるからです。
その時は、お水ではなく、 「お酢」の料理を食べることで、辛味が酸味で中和され辛さが和らげる働きがあります。
ですから、カレーの付け合せにらっきょが添えられますね。
ほかに、酸味のあるヨーグルトや油で辛さをコーティングする役目がある乳製品(バター、マーガリン、アイス)もおすすめできます。
辛いししとうのおすすめ料理
普通のししとうの料理方法は、加熱しすぎると風味や香りが逃げてしまいますので、短時間で調理することがポイントになります。
ししとうは、油との相性がよく吸収率もアップします。
その時、ししとうの中の空気が膨張しやすので、炒める前に数箇所に穴を開けておくと破裂を防ぐことができます。
ししとうは、肉や魚類の料理の付け合せや、炒め物や煮物など色々な味付けで料理することができます。
辛いししとうの料理方法は、辛味を生かした唐味噌や、ぎょうざの味のアクセントや、ソースの隠し味や豆腐料理のたれや薬味などで美味しく食べることができます。
どうしても辛さが気になる時は、ししとうを半分に切ってから種を取り除き、数箇所に穴を開けてからさーっと塩茹でをしますと辛さが抜けます。



赤くなったししとうは食べられるか
ししとうが赤くなるのは、熟した証拠になり食べることはできますが、収穫適期を過ぎてしまったため、皮がかたくて風味が落ちていますが、辛さは青いシシトウよりも少し増しますが、甘さがあります。
赤いししとうを料理に加えることで、色合いが鮮やかになります。
その辛さを生かして、赤いししとうを乾燥させることで薬味にも使うこともでき、無駄なく食べることができますね。
まとめ
夏(6月から8月)が旬のししとうには、ビタミン類やミネラル類が豊富に含まれていますので、体内成分の酸化を防ぐ効果があり、夏バテを防ぐ疲労回復の効果もあります。
家庭菜園などで大量にある時は、辛さを見分けながら、冷蔵や冷凍保存や味をつけてからの冷凍保存もできますので、辛さがあるか?ないか?を、家族で楽しみながら食べて暑い夏をのりきりませんか。