包丁が切れなくなって困っていませんか?
これから料理しようと思っている時に限って、急になりますよね。
日本の家庭で最も使われていますのが「万能包丁」と呼ばれる三徳包丁です。
野菜切り包丁と西洋の牛刀を組み合わせた両方の特性を持った包丁なので、余計に困りますよね。
ところで、三徳と牛刀の違いも知っていますか。
そこで、今回、日々のメンテナンスも兼ねて、包丁の研ぎ方のコツと三徳と牛刀の違いを紹介します。
では、早速、見てみましょう。
包丁の研ぎ方のコツとは
包丁は、どんなように、また、どのくらいで研いでいますか?
包丁の研ぎ方の目安をチェックしておくこと大事なので、プロの料理人の目安を確認しておきましょう。
よく料理人が教えてくれる包丁のメンテナンスは、玉ねぎのみじん切りが目にしみてきた時やトマトを切った際に皮が繋がってしまった時が目安と言われています。
これは、使えそうです。
包丁は、毎日使用しているうちに消耗し、刃面の凹凸をなってしまうので、凹凸部分を平らにするために研ぐのです。
そのため、研ぐことで刃が滑らかになり、玉ねぎの細胞を潰さないため、目が痛くならないのです。
とてもわかりやすいですよね。あまり研ぎすぎてしまいますと、刃が小さくなってしまいますがね。
それでは、包丁の研ぎ方のコツを見てみましょう。
どうしても、包丁を研ぐことに自信がない時は、包丁の専門店にお願いすることも一つの方法です。
我が家でも、年に2回ほどスーパーマーケットで臨時して来ている包丁研ぎ屋に依頼してますよ。
自宅に砥石がない時は・・・
自宅に、砥石がない時は、自宅のキッチンにある、陶器の食器の裏のザラザラの部分で数回こするだけで代わりになります。
ほかに、アルミホイルを小さく折り重ねて、それを包丁で切るだけで代わりになります。
また、初心者でも簡単にできるシャープナーには、特性が違う砥石が三種類ついていて、順番通りに研ぐことで簡単に研ぐことができます。
ところで、冒頭で話をしましたが、三徳包丁を使っている家庭が多いとおもいますが、これは本当に万能なのか思いませんか?
包丁の三徳って万能なの?
どうして、三徳と言われるのが気になりませんか?
三徳包丁と呼ばれるのは、三徳の用途があるからです。
具体的には「肉用」、「魚用」、「野菜用」の三つの用途があり、幅広い材料の切り方を一つの包丁で行うことができ、とても便利なのです。
そのためか、ご家庭で最も使われているのです。
なお、なぜか文化包丁とも呼ばれています。
万能包丁と言われる理由とは
ではなぜ、万能包丁と言われているのか?
調理する時は刃先を使いますので、三徳包丁の刃は両刃が多く、牛刀と比べると短く幅広になっています。
色々な食材を切っても刃がぶれずに誰でも使うことができるので、万能包丁と言われる所以なのですね。
なかでも、ステンレス製の三徳包丁は、錆びに強くお手入れも簡単なので、主婦の方にとても人気があります。
どうしても金属アレルギーの方は、セラミック製の包丁を選ぶことをお勧めします。
ただ、ステンレス製とセラミック製の包丁は、砥石は使えません。
次に、牛刀との違いも見てみましょう。
三徳と牛刀の違いはなに?
牛刀と三徳包丁どちらが使いやすいと思いますか?
【三徳包丁】
- 刃渡り18cm、先端の切り先が鈍角、刃元の直線部分が長い。
【牛刀】
- 刃渡り20cm、先端の切り先が鋭い、刃元の反りの範囲が広い。
【菜切り包丁】
- 刃渡り16cm、切り先が尖がっていない。まな板に触れる面積が大きい。
牛刀は、重く手首に負担がかかり、まな板より大きく扱いにくい(特に女性が使う場合)です。
しかし、南瓜や肉塊などの下処理の際は、牛刀の方が切りやすいのが特徴です。
菜切り包丁は、刃がカーブをしていないため、円柱状の形に刃がピッタリ合うので、「かつらむき」や「皮むき」に適しています。
刃の幅を生かして、葉物野菜など大きくバラつく野菜がとても切りやすいのが特徴です。
結局、三徳包丁は、老若男女問わず、使いやすく、切れ味もよく、日本の食事に合わせた誕生した包丁ですので人気がとても高いのです。
ちなみに包丁とまな板は切っても切れない関係ですので、まな板の除菌の方法も知っておきましょう。
まとめ
包丁は料理の度に使用しますので、昔から「道具を愛してこそ料理も上達するもの」と言われていますように、日頃から大切に扱うことで長く使い続けることができます。
また、自宅で使われていない包丁も研いでみることも必要ですね。
自分の周りで初めて料理される方には、使いやすい三徳包丁を勧めながら、包丁のメンテナンス法も伝えていくべきだと改めて必要でないでしょうか。