「水うちわ」って知っていますか?
水うちわは日本の伝統工芸品で、普通のうちわと違って透明でとても美しいうちわなのですよ。
実は、この水うちわって、意外にも簡単に作れるのだそうです。
また、どのように使うのでしょうか?
作れないとすれば、どこで買えるのかも合わせてご紹介します。
水うちわの作り方って簡単!?
まず、水うちわってどう使うのか言うと・・・
「水に浸し、あおいで使う」という使い方ですが、意外と涼しいので人気があるとのことです。
実は、岐阜の伝統工芸品で全て手作りなのです。
水に強い雁皮紙(かんぴし)という特殊な紙でつくられています。
繊維がとても細かくて透明度の高い和紙です。
水うちわとしての工芸品の作り方は雁皮紙(がんぴし)を竹製で作られた骨組みに貼り、天然の特殊なニスをぬって透明感と耐水性を出します。
和紙を作る工程では塵などのゴミがないかを探していく細かい作業をひたすら続けながら、透明度が出るように薄く仕上がるように作り上げます。
竹の枠組みも職人の手によって作られ、ニスを何度も重ね塗りして天日で乾かすという手間暇をかけて作られています。
一つ一つの工程を職人さんが時間をかけて丁寧に作っているのです。
なんだか難しいそうですが・・・
一応、材料さえ取り揃えれば、できるようです。
最低必要材料
竹骨・雁皮紙(がんぴし)・澱粉糊(のり)・ニスの4つです。
作り方の手順
- うちわの竹の骨組みに糊を塗って、
- 雁皮紙(がんぴし)をビーンと貼って、うちわの形に整えるようにカットする。
- そして、お好きな絵を描いて、そして、最後にニスを塗って完成です。
どうやら、材料さえあれば、簡単につくれるようですね。
ただ、職人さんが作るような完成度は期待できないと思いますが、子供の夏休みの自由作品としてはいいのではないかと思います。
本格的な職人さんが築方罪っている動画ありましので、ご参考にご覧ください。
【水うちわ:雁皮紙にニスで「透明感と涼しさ」岐阜】動画
どんな使い方をするの?
使い方は水に軽くつけて、水しぶきをあびて暑い夏に涼を感じて楽しむものです。
水に強いといっても水につけっぱなしでは破れてしまいます。
また、強い日差しを浴びつつけても変色の原因となってしまい、アルコールがかかってもニスが溶けてしまうので、通常のうちわよりも繊細なものです。
普通のうちわよりも、涼しさを感じることができるようですよ。
なんとなく、欲しくなってきましたか?
水うちわは発祥はどこ?そこで売っているのか?
元々は岐阜県の長良川の鵜飼を見に来たお客さん用に作り始めたお土産だった。
岐阜は四方が山に囲まれていて、そのすそ野には材料となる良質な竹が育成されていていました。
明治時代は20件ほどあった業者も今は1件だけになってしまったそう。
岐阜に行かないと購入できないことはなく、インターネット通販などでも購入することができます。
価格は2000円くらいのものから10000円以上のものまでさまざまな種類があります。
参考に楽天市場ものを紹介しておきますね。
普段使っているうちわと比べるととても高級品ですが、涼しさをより感じるのであれば記念にいかかでしょうか。
どうしても、エアコンや扇風機の風を苦手にする方も多いと思います。
普段からうちわを好む方には、より涼しさを求めている方にはおすすめの一品になりますね。
また、専用の台座もあるので、実際に使うよりも夏のインテリアとしてお部屋に飾るのがいいかもしれません。
まとめ
私も岐阜に行ったときに透明で美しい水うちわがお土産として売られていたのを見たことがあります。
うちわにしては高級だったので驚いたことを思い出しました。
でもこれだけ丁寧に天然のもので手間暇かけて作られていることを知ると、当然の価格のように思います。
繊細で丁寧に作られるメイドインジャパンの伝統工芸は海外の方へのお土産にも喜ばれるのではないでしょうか。