誰かと一緒の時の食事で、お箸の使い方で自分とは違うと感じる時ってありませんか?
もっと、ざっくりと言うと、お箸のマナー違反と思われますが・・・
しかし、そのお箸のマナーを知っていますか?
日々の生活で和食を食べる機会が多く、主に箸を使って食事をします。
せっかくの美味しい料理を目の前にして、自分も含めて相手のお箸のマナー違反で不愉快になっていませんか?
でも、自分が箸の使い方が正しいのかという疑問もありますよね。
そこで、お箸のマナー違反にはどんなものがあるのかを知ることで、正しいお箸のマナーがわかり、人前でも恥をかかないことになりますよね。
マナー違反にならないように人前で安心して食事ができて、しかも不愉快を与えないように箸のマナー違反と正しいお箸のマナー習得について調べてみましたので、ご参考にしてください。
箸のマナー違反って例えば?
もしかして、自分も知らずに箸のマナー違反をしていませんか?
一緒に食事する相手から嫌われ、不愉快になるマナー違反。
これは、嫌い箸(きらいばし)と言われています。
嫌い箸と言われる箸は、刺し箸、箸渡し、ねぶり箸、そら箸、握り箸、迷い箸、にぎり箸、指し箸などがあります。
また、ついついやってしまいがちな箸のマナー違反の、探り箸、重ね箸、かみ箸、移り箸、なみだ箸もあります。
もしかして、あなたも知らずにマナー違反をしていたかもしれませんよ。($・・)/~~~
昔は、箸の使い方やマナーなどを親や年配の方が教えてくれていましたが、最近は、教えてくれる方も少なくなってきましたね。
- 刺し箸(料理を刺して食べること)
- 箸渡し(箸と箸で食べ物をやり取りする。遺骨の骨拾いと同様になり縁起が悪いため)
- ねぶり箸(箸についたものを口でなめること)
- そら箸(料理を取ったのに食べないで元に戻す)
- 握り箸(箸を握って持つこと)
- 寄せ箸(食器を箸で手前に引き寄せる)
- 迷い箸(箸でどの料理を食べたらよいか迷うこと)
- 指し箸(食事中に箸で人を指すこと)
- たて箸(死者の枕元に供えるご飯と同じになってしまうため)
- 探り箸(汁物の中から自分の好きな物だけ探りだすこと)
- 重ね箸(一つの料理ばかり食べ続けること)
- 噛み箸(箸の先を噛み付くこと)
- 移り箸(他の料理に箸を移すこと)
- 涙箸(汁物をポタポタ落とすこと)
- 渡し箸(食事中お茶碗にお箸をおくこと)
などがあります。
結構たくさんありますね。
こんなあるとは驚きましたが、では、どうしてわざわざ名称まで付けて違反ですので、やらないようにしているのでしょう。
その理由を知っておかないとまたマナー違反を繰り返してしまいますからね。
どうしてやってはいけないのか?
先ほどの箸のマナー違反例で、どうしてやっていけないかを説明すると
- 刺し箸 → 料理を箸で刺して食べることで行儀の悪い印象を与えてしまうため
- 箸渡し→ 箸と箸で食べ物をやり取りする。遺骨の骨拾いと同様になり縁起が悪いく印象が良くないため
- ねぶり箸 → 箸についたものを口でなめることで相手に不潔に思われるため
- そら箸 → 料理を取ったのに食べないで元に戻すので不衛生になってしまうため
- 握り箸 → 箸を握って持つことで相手に攻撃しているように思われてしまうため
- 寄せ箸 → 食器を箸で手前に引き寄せることが行儀悪くみられてしまうため
- 迷い箸 → 箸でどの料理を食べたらよいか迷うことで相手に不愉快にさせてしまうため
- 指し箸 → 食事中に箸で人を指すことで相手に失礼になるため
- たて箸 → 死者の枕元に供えるご飯と同じになってしまうため
- 探り箸 → 汁物の中から自分の好きな物だけ探りだす、他人が食べられなくなるため
- 重ね箸 → 一つの料理ばかり食べ続けることで他人が食べられなくなるため
- 噛み箸 → 箸の先を噛み付くことで相手からの印象が悪くなるため
- 移り箸 → 他の料理に箸を移すことで、おかずばかり食べてしまうのでご飯と交互に食べるようにするため
- 涙箸 → 汁物をポタポタ落とさないように受け皿にとり、お皿を持つことが基本のため
- 渡し箸 →食事中にお茶碗にお箸をおくのは終了の意味のため、もし置く場合は箸置きに置く。食後であればよいが、できるだけ手前に横に置くがベスト
どうでしたか? ついつい、知らずに箸のマナー違反になっていませんか?
返し箸はダメ
そして、意外と良いと思ってしている「返し箸」は、マナー違反になります。
複数の人数で食事の席で、個々に取り分ける際、箸の上下を逆にして使っていることです。
見栄えの悪さや手で握っていた部分が直接に料理に触れるので衛生面が気になる方もいるからと言われています。
知らず知らずに、一緒に食事している方に不愉快な思いをさせているかもしれないので、これらが箸のマナー違反となっているのですね。
自分がいいと思っても、相手の気分を害するのは、特に食事では避けるべきです。
結局、マナーと言うのは、相手に不愉快な気分を与えず、少しでも気分よく、楽しいひと時を過ごすための人間の知恵なのですね。
社会にでると、様々なマナーがありますが、まずは、お箸のマナーの習得を心がけたいものです。
お箸のマナーを習得するには?
お箸は、子どもが小さいときに、親御さんをはじめ、家族内で躾として箸の持ち方を教え習得させることがベストです。
がしかし、現在は核家族が多く、祖父母から教わることが少なくなってきています。
また、ひと昔前は、おせっかいな世話好きな人がいろいろと教えてくれたりもしましたが、希薄な現在は、そんな方々からも教わる機会もなくなり、残念な時代になっています。
しかも、現在では、お金をかけて、お箸の持ち方などの習得などもされていますね。
ちなみに、左利きの方はどうなのと思う方もいると思います。
箸の左利きはマナー違反ではない!!
昔は、左利きの子どもは強制的に右利きに直されていましたが、現在は個性の一つとされています。
最近では、テレビのアナウンサーの方も堂々と箸を左に持って食事されていますね。
ですので、気にしないで左利きで食事されるといいです。
まとめ
お箸のマナーは、簡単なようで大変難しく、気がついたらマナー違反になってしまいがちです。
自分で思っているより、相手に気づかれてしまっています。
折角の美味しい食事の場所で恥ずかしい思いをしてしまいます。
お箸は、日本料理にはかかせなく、どんな料理も対応できる道具ですので、この機会に、家族でもう一度、箸のマナー習慣を見直す機会にしてはいかがでしょうかね。!(^^)!
<お知らせ>お箸は毎日使う身近な道具です。
それためにちょっとしたギフトやお祝いの品として大変喜ばれることが多いですよ。
もちろん、自分へのギフトにもいいですね。 ⇒ 箸蔵まつかん