ヒートショック!入浴対策の6つのポイントとは!西日本が危険地域?

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ヒートショックという言葉を聞いたことがありますか?

以前、私の叔母さんが入浴中に亡くなったことがありました。

その際の死因は、溺死というという事でしたが、これ聞いた親族は、どうにも腑に落ちない感じでいたことを覚えています。

ある日、新聞を読んでいたら、高齢者が入浴中に死亡が全国で急増している記事を見た。

その原因が、ヒートショックによる死亡ということが書かれていた。

高齢者をかかえている家庭や一人暮らしの高齢者を遠くに住んでいるために案じている方もいると思います。

このヒートショックが入浴中にどうしてなるのかを含めて、入浴対策のポイントと地域に偏りがあることについて説明しますので、ご参考にしてください。

 

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ヒートショックの症状とは?


ヒートショックとは、何かということについて具体的な定義は特にありません。

東京都健康長寿医療センター研究所の高橋副所長によると「温度の変化によって意識障害や脳梗塞、心筋梗塞など何らかの健康障害が起きる現象」と話している。

しかも、入浴中に気を失って溺死することが多く溺死した方のほとんどは、高血圧患者や高齢者です。

どうして、入浴中にそうなるのか?

それは、入浴の仕方がその状態を作っているらしい。

入浴シーン1
入浴するには、脱衣所で服を脱ぐことから始まり浴室へと移動する。

その時に、全身が冷たい空気に触れますので、血管が収縮して血圧が上昇します。

入浴シーン2
それから、湯船につかりますが、今度は、身体が温まり一瞬に血管が拡張して、血圧が下がり意識障害などが起きる。

要するに、全身で血管の収縮と拡張を一気にしてしまい大きな負担をかける

この時に、入浴中でヒートショックを起こして心肺停止となり、そのまま、静かに息を引き取る。

ちなみに、この心肺停止のことをCPA(Cardiopulmonary arrestの略)といいます。

では、こうならないためには、どうしたらいいのか対策ポイントを説明します。

 

ヒートショック入浴対策の6つのポイント

先ほどの東京都健康長寿医療センター研究所の高橋副所長による予防ポイントを提示しています。

基本的に室内の寒暖差を極力少なくすることで解消されますので、そのポイントとして、6つあげています。

入浴の際にヒートショックを防ぐ6つのポイントとは?

ポイント1
脱衣所や浴室、トイレに暖房器具を置くこと。

ポイント2
お湯張りには、シャワーを活用する。
または、入浴前にシャワーを5分間出して浴室を温めること。

ポイント3
入浴は、夕食前、日没前にすること。
夜は気温も下がり、生理機能も低下しますので。

ポイント4
設定温度は、41度以下と低めに設定する。
熱いと急激な血管の拡張を防げる。

ポイント5
一人での入浴は、できるだけ避ける。
もしもの場合を考えた場合は、大変ですから。

ポイント6
食後一時間以内や飲酒後は入浴はしない。
食事をすると、血圧が低下する傾向にあるためです。

というヒートショック入浴対策の6つのポイントですが、どれか一つでも実行すれば、ヒートショックから回避できるのではないかと思います。

ところで、寒暖の差が激しいと所でなるのだから、北日本地域の方に多いと判断しますが、実は意外な地域に多いのです。

 

寒い地域とは限らない!

では、この入浴中のヒートショックによる心肺停止(CPA)は、北日本の寒い地域に多いと思いがちですが、実際は違う。

東京都健康長寿医療センター研究所によると、2011年の高齢者の入浴時CPA件数は、1月が1759件と最も多いのは当然ですが、それでも真夏の8月にも165件もあることが報告されています。

そして、もっと驚いたことには、2013年度の全国消防本部の調査したところ、入浴中のCPAになった高齢者の数を調べたら、東日本より西日本に多発していることがわかったです。

上位10までの都道府県を見てみると
香川県、兵庫県、滋賀県、東京都、和歌山県、島根県、愛媛県、京都府、奈良県、佐賀県、大分県

と、かなり西日本に偏っています。

ちなみに、一番件数が少なかったのが沖縄県、次に北海道とのこと。

いったい、どうしてなのか?

どうやら、住宅室内温度が関係していることがわかった。

2012年の1月の全国の住宅室内温度を調べた報告によると、最も暖かいのが北海道で、沖縄県が次に続き、青森県、秋田県を含む 4 道県が室内温度が20度を超えていたことがわかった。

つまり、家全体が暖かいことがヒートショックと大きく関係していることがわかったのです。

気候的要素とは裏腹な結果となっているのことがあだとなっているですね。

しかし、いまさら、家全体を暖かくすると言っても、地域により家の作りがマチマチなので、かなり難しい。

それゆえに、先ほどの入浴対策の6つのポイントをすることにより、ヒートショックは回避できます。

是非、西日本地域にお住まい方は、実行されてみてはいかがでしょうか。

 

最後に

まだ、私自身、まだ高齢者ではありませんがシャワー活用は有効なのでは、個人的には思います。

と言うのも、私自身が寒がりなので入浴前に、シャワーを出して浴室と脱衣所を温めてから入浴していますが、寒さはあまり感じないですよ。

高齢者のいる家庭の方や遠くに住んでいるご両親を心配しいる方は、何か一つでも、実行できればいいですね。

 

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