毎日のように、スマホや携帯メールで「了解!」という言葉を使っています。
この了解という言葉は、スマホや携帯メールが普及してから頻繁に使われるようになったのではないでしょうか?
それまでは、無線の受け答えなどで多く使われていたようです。
それと、漫画の世界でも、ラジャーと言う言葉を了解!という意味で面白く活用していますが、どちらかと言うと戦隊ものに多く感じます。
たまに、ていねいな言い方として、、この”了解”に”いたしました”という言い方をしますが、これって正しいのでしょうか?
それとも、敬語はあるのか?
いつも、何気なく了解と言っていますが、ホントはどうなのかと気になり、了解の敬語について調べて見ましたので、一緒に見てみましょう。
了解の敬語はコレ!
了解は、丁寧(ていねい)に言うと「了解いたました」ということになります。
この表現は、上司、先輩、お客様などの目の上の人には、時と場所によっては、使用しないようにした方がいいらしい。
確かに、「了解いたしました」は丁寧語としていいのですが、尊敬語としては、不適切のようです。
では、どう表現するかと言いますと
- 「かしこまりました」
- 「承りました」
- 「承知しました」
という表現は、適切ということです。
一応、「了解いたしました」もフランクなシーンではいいですが、そうでない場面では、気をつけることが必要となります。
敬語としての表現としては不適切とされるので、上記言い方をしましょう。
では、どうして了解が頻繁に使われるようになったのでしょうか。
了解!の多頻出の原因はスマホ携帯メール?
了解という言葉の意味は、分かったということです。
がしかし、この言葉は、以前は日常的には使っていなかったようです。
敢えて使っていたのは、通信業務上に敢えて使っていたようです。
特に無線などのように、無線など交互通行の会話として、簡潔明瞭型の言葉として
“了解”という言葉が使われていた。
了解の了は、もともと完全にわかったという意味があり、これ以上の説明は要らないということです。
ですから、無線での了解は、あなたの言っていることは、すっかりわかったと言う意味で使われていた。
その交互通行型の短い言葉の了解が、無線から携帯電話と変遷(へんせん)することで頻繁に使われてくる。
特に、スマホや携帯メール文では、”了解!”という言葉が使われてきたので、馴染みも出てきた。
この言葉が、仲間やグループ、同僚などでも頻繁に使用されることになりました。
まさに、時代を反映した言葉となったのです。
ところで、ラジャーと言う言葉ですが、もともと、英語では存在しなかったようです。
ラジャーという英語はどう生まれたのか?
アメリカの戦争映画や日本の漫画などで”了解”という意味で、ラジャーという言っています。
結構、日本人も毎日の生活の中でも、ノリの感覚で、「ラジャー」と言いますが、実は、この「ラジャー」という英語はなかったのです。
この語源は、アメリカの軍隊での無線のやりとりの中で生まれたようです。
日本でも、無線を受け取った時に「了解」といいますが・・・
アメリカでも、receivedもしくはreceptionという意味でコードとして「R」と言っていた。
この時に、間違いないようにするために、人の名前の”Roger(ロジャー)”の”R”と言っていた。
日本で言うと、レシーバーさんの”レ”みたいな感じです。
これが、多く使われていることから、だんだんに”R”から、親しみを込めてRoger(ロジャー)と言われようになる。
これが、やがてロジャーが人の名前なので、少しもじって、ラジャーとなったようです。
分かりましたか?
“ラジャー!”
最後に
了解という言葉は、あまり使われていなかったのですが、時代の流れで、頻繁に使われる様になりました。
ちょうど、英語のラジャー的なノリになったようです。
しかし、なんとなく使っていても状況によっては、あまりよろしくないこともあるようです。
了解の敬語も会社の上司や目の上の人に使っていきましょう。
その方が、かえって潤滑剤となることもあります。
分かりましたか?
「ラジャー」じゃなかった。
「了解いたしました」?・・・