失念という言葉をしっていますか?
社内資料として定期な刊行物を読んでいたら、ある手続きで失念に気付き急いで対応したことが書かれていた。
最初は、この失念ってどういう意味がわからずに、文字通りに”大事な念書を失った”のかと思っていたくらいでした。
しかし、その後、新聞をみていた時に失念してという見出しを見たので、記事をよんで失念という意味を初めて知りました。(汗)
そこで、今回、失念の意味やどのように使うのか気になり調べて見ましたので、ご参考にしてください。
失念の意味とは?
失念の意味とは何かといいますと、「うっかり忘れる」ことを言う。
簡単にいいますと、”ど忘れ!“ということです。
人間誰しも、ついうっかりして忘れてしまうことやど忘れしてしまうことがあります。
では、うっかり忘れやど忘れはどんな心理状態の時になるのか気になり、更に調べてみました。
ふたつの心理状態がある!
忙しい時や疲れている状態で何かを頭の中に入れたつもりだがうっかり忘れになる。
・ど忘れの心理状態
過去の体験でできれば思い出したくない、あるいは印象の強いものだけ記憶した状態の場合にど忘れになる。
人の名前のど忘れも名前以外の綺麗な顔やイケメンの方ばかり記憶してしまうのもこの状態らしいですよ。
しかし、人前でうっかりやど忘れとは言えない状況の時に、この失念と言う言葉が役に立つわけです。
具体的にどんな使い方をするのかを見てみましょう。
使い方はコレ
使い方については、どんな時に使うかという失念の例文で見てみましょう。
ついウッカリとはいえない状況の時に使うのが一般的のようなですね。
例えば、
・お問い合わせいただいておりました○○について返答を失念しており、大変申し訳ございません。
また、会社間でのメールでやり取りで、件名を付けずをついうっかり送信した場合に
・メールなどで件名、失念により、再送信いたします。
という使い方となります。
失念は言い方としては、硬い言葉ですので普通の日常会話ではほとんど使用しませんので、「失念です」と言わないようにね。
むしろ、文書言葉でその真意を汲んでください的な表現のようです。
仕事やビジネスでは重宝かも
という事は、仕事やビジネスで上手に使えれば、ウッカリしたことで迷惑をかけたことを挽回することができる点がいいですね。
この失念の使い方を勉強しておくと、仕事もうまく行くことの可能性が広がると言えます。
でも本来は、失念が無いようにすべきなのですが、どうしても人間なのでね。
その辺は、できる人なのに、こんなうっかりもするのかという愛嬌も伝わるかと思います。
ところで、失念という言葉は、どこから生まれたのでしょう。
語源は仏教用語?
では、失念と言う言葉はどこから生まれたのかをまたまた、気になり調べてみました。
失念は、記憶をさまたげる煩悩のひとつでらしいです。
ウィキペディアでは
物忘れ・気づきを失った心であり、仏法の理論や仏法の言葉を忘れたりすること。また、心を散乱させてしまうこと。
と解説している。
頭のいいお坊さんが忘れるくらいの忘れを昔の人が転用したのでしょうね。
ちなみに、仏教用語が日常的に転用されて使われている言葉はたくさんあるようです。
代表的なもをネットで探してみると
縁起、覚悟、果報、甘露、空、愚痴、決定、玄関
根性、極楽、所感など
たくさんあり、日常的にしっかり使っていますね、
最後に
失念の意味と使い方はお分かりになりましたでしょうか。
今回、失念と言う言葉から他にもいろいろな仏教用語が意外にも日常的に使われているのに驚きましたね。
やはり、生活の中に仏教の教えが徐々に入って来たのでしょうね。
でも、うっかり忘れは失礼なこともあるので失念しないようにメモをしっかりとりましょうね!