味噌汁って食べる飲む?どっちを使ったらいいの?

食一般
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我が家の朝、出勤前での会話で、時間の無い娘に味噌汁を飲んでいく?

娘の食べていくよという返答!

一見なんでもないような会話ですが、ふと、味噌汁って食べるのか、飲むのか、どっちを使ったら、本当は正しいのか?

そんな素朴な疑問から、調べて見ました。

 

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食べると飲むの違いとは?


飲食物には、一般的に固形物と液体があります。

固形物を口にする場合には、噛むという行為が必要ですが、最終的には、飲み込むことになる。

液体を口にする場合は、吸うあるいはススルという行為が必要となってくる。

このことから、食べると飲むの違いは、以下通りなるようです。

  • 最初に噛むという行為ある場合は・・・食べる
  • 噛むことが無くて、そのまま喉を通れば・・・飲む

最初に噛むかどうかということが、ポイントなのですかね。

味噌汁の場合は、汁という漢字を使用していることから、どう考えても、飲むという表現が正しいと思う。

しかし、味噌汁というのは、汁の他にも具もありますので、ある意味、食べる行為が必要です。

そう考えると、“食べる”でも正解なのかも知れませんね。

そもそも、味噌汁というくらいだから、元々は汁だったのでしょうか?

 

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味噌汁のルーツを探る?

平安時代には、味噌そのものはあったようですが、味噌汁はなかったようです。

鎌倉時代になりも中国から来た僧侶が粒味噌をすり鉢で潰して水に溶かして飲んでいた

これが武士社会に浸透して、一汁一菜(主食、汁もの、おかず、香の物)という食事の基本が確立されることになった。

その後、室町時代には庶民にまで味噌汁は浸透します。

しかし、単なる汁から変化したきっかけとなったのは、徳川家康が好んだ具たくさん味噌汁でした。

しかも、長生きしたことでこの具たくさんの味噌汁が、急速に全国的に広がったようです。

つまり、味噌汁というものを食べる行為まで高めたわけですね。

全国的にはどうなの

歴史的に味噌汁は”飲む”となっていますが『NHK気になることば—調べてナットク意外な発見!—』によると、

『現代日本語方言大辞典』を見ると、全国には『食べる』
『飲む』『吸う』『啜る』という言い方があるようです。
『みそ汁を食べる』…和歌山の一部、山口、香川、愛媛など。
『みそ汁を吸う』……秋田や山形など東北や、三重や滋賀などの関西、佐賀・
熊本・大分などの九州、他にも千葉、石川、高知など。
『みそ汁を啜る』……青森の八戸、茨城、埼玉の一部、滋賀の一部など。
『みそ汁を飲む』……全国的に使われる。(参考文献 2 の P.175)
『みそ汁を食べる』…和歌山の一部、山口、香川、愛媛など。

となっています。

いろいろな言い方をしているようですが、全国的には、”食べる”も使われているようですね

ここで、面白いことに食べることも飲むことも、ある表現方法では全く同じ表現になるものがあります。

それは、尊敬語と謙譲語なのです。

 

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尊敬語と謙譲語で同じ?

実は、食べるも飲むも尊敬語と謙譲語では同じ表現になるのです。

食べると飲むのそれぞれの言い方として

  • 尊敬語・・・召し上がる
  • 謙譲語・・・いただく

となるなです。

このことから察すると、食べるも飲むもはっきり分けることが、できないものが多かったので、この表現となったではないかと思います。

実際の料理としては、汁が多い食べ物が多いものがたくさんありますね。

特に、麺類は全国に多くありますが、食べるという表現で落ち着いています。

 

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最後に

ドロッとした流動食ってあります。

例えば、ヨーグルトなどですが・・・

これを食する時は、食べると表現されますね。

そう言えば、スープを食する時は英語ではEatと書く、Drinkとは書かないみたいですね。

これって、サラサラの液体でないからですかね。

ドロドロ系とサラサラ系でも、表現がまた違うのもかしれませんね。

 

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