さんまの塩焼きは、おいしいですよね。
ところで、あなたは、さんまの塩焼きの食べる時に内臓を食べますか?
人によっては、最初から内臓を取り除いて食べたりします。一方、内臓を食べないなんてもったいないと言って積極的に食べる方もいます。
食べ方で内臓をどうすればいいのかとちょっと悩みます。そして、さんまの塩焼きを上手に食べたいと思ったことってありませんか。
そこで、今回、さんまの塩焼き食べ方で内臓を食べる意味、さんまの塩焼きの上手な食べ方などについて調べて見ましたので、一緒に見てみましょう。
さんまの塩焼き食べ方で内臓を食べる意味とは
さんまの内臓は食べますか? それとも取り除いていますか?
にがみや食感が苦手・・という人もいると思いますが「ちょっと待って!」さんまの内臓を残してしまうなんてもったいない話なのですよ。
さんまの内臓は、胃や腸の区別がなく一本の長い消化管があるだけ中でのです。その為、エサを食べてから排出するまでの時間が短く、排泄物も停滞していない為、安心して内臓も一緒に食べられるのです。
そうは言っても、苦くてなんとなく嫌だと思っている方がいるかと思います。がしかし、美容や老化防止に役立つのが、さんまの内臓なのです。
さんまの内臓効果
さんまの内臓には、美肌効果のある「レチノール」という物質が含まれている。これが、粘膜を丈夫にするので、目元や口元などにハリ不足にも効果的なのです。
また、肌の再生や皮脂の分泌をコントロールする働きもあるので、美容や老化防止に役立つのですよ!
にがみや食感が苦手ということで、内臓を取り除くなんて損していますよ。「内臓の苦みも、さんまの美味しさの肝で身体にいい!」 と言うことですね。
形の良いさんまが手に入ったときには、是非、塩焼きにして内臓も一緒に食べてみましょう(^^)/
ところで、さんまの塩焼きを食べるとき汚くなるので、敬遠している方はいませんか。実は、上手に食べられコツがあるのです。
さんまの塩焼きの上手な食べ方の手順とは
魚好きの友人が食べ終えたお皿は、頭と骨と尾だけが残っている状態。いつ見ても綺麗で感動します。
焼き魚って食べ方が難しいですよね。特に、さんまの塩焼きの食べ方で、大変な思いをされた方はいませんか?
実は、上手な食べ方の手順がありますのでご紹介しますね。
- 焼き魚は頭を左にして出てくるので、魚の頭を押さえ左から右に食べる。
- 背骨に沿って頭から尾に向かい箸を動かしながら、まずは、身の上半分を食べてから、下半分を食べる。小骨も箸先で取れますので、ちょっと根気よく頑張りましょう。
- 内臓は食べた方がよいが、どうしても内臓を残すようなら、お皿の隅によけておく。
- 表側を食べ終えたら、裏返さずに骨を取り除き、そのまま裏側を食べる。
慣れると簡単にできるようになります。
焼き魚をスマートに食べられるのも、オトナのたしなみの一つです。外食先で困らないように、家で食べるときに練習してみてはいかがでしょう。ここで、できれば、内臓は残さないように食べることをおすすめしますよ。それは、すでに述べたように老化防止、美肌効果にいいからです。
ところで、さんまの塩焼きがなぜ美味しいのかわかりますか?
さんまの塩焼きが美味しいワケとは?
さんまはなぜ美味しいのか?それは、ズバリ!「脂」が乗った魚だから。脂の乗った魚ならたくさんあるので、あえてこの理由はどうしてなのか?
実は、さんまの寿命と大きく係わっているのです。さんまの寿命は、1年~1年半ととても短命なのです。5年以上生きる鯵やいわしなどと比べてとても短い。
その寿命の短いさんまは、早く大きくなり子孫を残す為、北海道沖合の栄養豊富な海域でエサをたくさん食べて、脂を一気に蓄える。その時の脂質含量は30%!これは、まぐろに匹敵する量なのです!(@_@)
でも、これがどうして塩焼きが美味しいと関係しているのかと気になりますよね。
振り塩の時間差で味の変化
それは、「塩」が大きな役割を果たしている。この塩がさんまの美味しさを引き出しているからなのです。「塩焼き」は、魚の重さの2~3%の塩を全体に振って焼く調理法ですが、この振り塩による調理法が次の働きをする。
浸透圧の作用で魚の内部から生臭みを含んだ水分を取り除く、脱水されることにより魚の表面のたんぱく質が凝固される。この状態で焼くと、表面はパリッと、中は先ほどの脂で満たされてジューシーに焼き上げることが出来ますので、美味しいのです(^^)
ちなみに、この振り塩、レシピによっては直前~30分前、と色々ありますよね。そこで、こんな調査をみつけました!
その食べ比べの結果は次の通りです。
- 直前に塩 ・・・身はふっくらとしてみずみずしいが、少しだけ生臭さを感じる。
- 15分前に塩 ・・・身がふっくらとしており、塩味はさほど身まで浸透していない。生臭さはなくなった。
- 30分前に塩 ・・・2と同様生臭みはなし、②との違いは身の中まで塩味が浸透。
- 1時間前に塩 ・・・生臭みもないが、中までしっかり塩味がついている。薄い塩さんまのよう、身も締まり気味。
私は、2番ので大根おろしにちょっと醤油をたらすのが好きかな(^^)
これで、さんまの塩焼きが美味しいワケがわかりましたか。なんだか、さんまの塩焼きを食べたくなってきましたね。ついでに、美味しいさんまのフライパンとグリルで焼く簡単な調理法について確認しておきましょう。
塩の振り方とフライパンとグリルで焼くコツはコレ
さんまの塩焼きをおいしくなるように作るコツは、先ほど話したようにずはり「塩」です!
さんまの塩焼きは、なんといってもあの皮のパリパリ感ですよね。あのパリパリ感を出すためには、ちょっとかけ過ぎかな?と思うくらいの塩を振ることが重要なのです。
そこで、秋刀魚の塩焼きの塩の振り方についてのコツをご紹介します。
塩の振り方ポイント
塩は、秋刀魚の20cm位の上から、秋刀魚全体にかかるようにまんべんなく振ります。
塩を振りかけたら、手で軽く塗り込むようにしてなじませる。
このように、丁寧に塩を振りかけなじませることで、焼き上がりにはパリパリの皮が完成します。
また、おいしい秋刀魚の塩焼きを作るには、焼き方にもコツがあります。
魚焼きグリルを使う方とフライパンで焼く方がいると思いますので、それぞれを使った場合のコツをご紹介します。
魚焼きグリルで焼く時のコツ
- グリルは、あらかじめ温めておく
- 火加減は、「中火でじっくり」
- 表面にしっかりと焦げ目がつくまで焼く
フライパンで焼く時のコツ
- フライパン用のホイルシートを使う(くっつき防止のため)
- 火加減は、「中火~弱火」で片面8分程じっくりと焼く
どちらで焼く場合でも、このコツを守れば、皮はパリパリで中身はふっくらのおいしい秋刀魚の塩焼きができますよ。ぜひ、試してみてくださいね。
終わりに
秋の味覚といえば、新米やきのこ、栗、果物などたくさんありますね。
中でも私が毎年楽しみにしているのが、さんま!
北海道で水揚げが始まったとニュースになると、「今年は大漁か?」「スーパーには幾らで並ぶのか」が気になりますが、最近では、北海道の近海に来る前に、中国などに乱獲されて年々、さんまの漁獲量が減ってきていますね。ザンネン( ;∀;)
毎年“さんま始め”は「さんまの塩焼き」と決めていて、秋限定のビールとあわせるのが私のひそかな楽しみですよ。やっぱりシンプルな塩焼きが一番好き!
栄養豊富で、お財布にも優しいさんまは、家計の味方。我が家でも、今年は食卓にあがる回数が増えそうです(*^^*)
終わりに、三陸産のさんまを堪能してみませんか ⇒ 三陸産 鮮 秋刀魚 1尾130g以上保証 総重量3kg(19〜24尾入が目安となります) 食べ方ガイド付き さんま サンマ