さんまって味覚の秋に必ず食べていませんか!
さんまは価格も安く、庶民の味として親しまれていますね。
最近では、毎年漁獲量に違いがあり価格が高い年もあって、スーパーに行くとがっかりすることもあります。
ですが、やっぱり秋になるとさんまが恋しくなりますね。
テレビでさんまが七輪で焼けているところを見ただけで、スーパー向かって走り出したくなります。
そこで、さんまのその美味しさばかりでなく栄養どうなのかと、内臓にも栄養があるのか、そしておすすめのさんまの食べ方についてお伝えします。
では、早速、見てみましょう。
さんまは昔から庶民の魚
昔から日本人に愛されているさんまです。しかもさんまは、昔から季語に使われるほど日本文化に根付いた庶民の味。江戸時代の中期、安永の1772年の頃から食べられていたそうです。
昔は七輪を使って焼いていたようですね。軒先でジュージュー焼ける姿が目に浮かびますね(^^)
ところで、さんまの栄養的にはどうなのでしょう。
さんま栄養宝庫の健康食
実は、さんまは栄養の宝庫な魚ですよ。どんな栄養があるのか見てみましょう。
EPA、DHAが豊富
さんまに含まれるEPAは動脈硬化を防ぎ、抗血栓、コレステロールの低下などの作用のより、脳血栓の予防や改善に効果的だと言われています。
DHAはEPAと同じく、血栓をできにくくするはたらきがありますが、DHAは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用もあるそうです。特に脳細胞を活性化させ、頭の回転が良くなる効果もあると言われています。
ビタミンが豊富
ビタミンと聞くと野菜や果物とイメージしますが、さんまにも意外と含まれています。
特に貧血に効果的なビタミンB12は他の魚に比べ3倍以上あり、眼精疲労やガン予防にも効くビタミンAは牛肉の12倍あると言われています。
カルシウム、鉄分
骨や歯をつくるカルシウム、鉄分も含まれていて、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどの栄養成分も多く含まれています。貧血の予防にも最適ですね。
良質なタンパク質
さらに、さんまに含まれるアミノ酸は、体内に吸収されやすいバランスをしていて、良質なタンパク質が含まれていることが特徴です。
さんまは美味しいだけではなく、栄養も豊富なことがわかりましたが、身体的にとどんな点いいのかを見てみましょう。
さんまは健康食
さんまは栄養豊富でありながら、体に良い魚として知られています。
先ほどの述べたことも含まれますが、
- 脳細胞を活性化させるDHA(ドコサヘキサエン酸)がある
- 血液を健康にするEPA(エイコサペンタエン酸)がある
- 眼精疲労に効くビタミンA、
- 皮膚や髪、爪などの細胞の再生に欠かせないビタミンB2
という具合に、体に良い成分がいっぱいあるのですね。
江戸時代のことわざには、「さんまは按摩(あんま)泣かせ」というものがあるそうですよ。現代ではマッサージの代わりになるとは思いませんが、さんま・・すごいです(^^)
しかし、体にいいといつても内臓が気になる方は、食べられるワケを知っておくと安心しますので、見てみましょう。
内臓が食べられる理由はコレ
さんまの内臓(ワタ)って実は食べることが出来るのです。
苦味はありますが、とっても栄養が豊富です。普通の魚は胃の中に魚が食べたものが残っていて、食べることが出来ません。食べると食中毒を起こす可能性もあります。
しかし、さんまは胃がなく、消化管が1本になっているので食べたものが体内に入っても30分で消化されてしまうのです。中身まで食べることが出来る魚ってとても貴重ですよね。
一般的には、内臓を食べるときに、気になるのが寄生虫ですが。さんまの内臓を取り出してみると「ラジノリンクス」という赤い虫がついていることがあります。これは人に寄生することはなく、食べても問題はありません。
さんまの内臓は苦味がありますが、慣れてくると不思議と美味しく感じてきます。ただ、内臓も一緒に食べる時は、新鮮で旬なものの方が苦味は少なく美味しいです。
しかも、内臓にはカルシウムを骨に沈着させるビタミンDが含まれているので、さんまの柔らかい小骨も一緒に食べると身体にとてもいいですよ。
一番美味しいと感じる季節に内臓も一緒に食べると、栄養効果も旬も楽しめそうですね。
それでは、栄養は分かったが、気になるさんまの塩焼きのカロリーはどうなのでしょう。
さんまの塩焼きのカロリーと美味しい食べ方
旬の秋刀魚はおいしいです。だからいっぱい食べたいけれど、やっぱり気になるのはカロリーですね。
さんまの塩焼きのカロリーは、100gあたり198kcalです。これを一匹150gとして計算すると、約248kcalになります。秋刀魚は魚だからヘルシーと思いきや、脂がのっているだけあって、カロリーは思ったより高めです。
おいしさにつられて食べ過ぎないように、注意が必要ですが
おすすめのさんまのおいしい食べ方
さんまの美味しい食べ方といったら何といっても塩焼きに大根おろしですよね。旬で脂がのっている時は、お刺身にすると脂の甘みが口の中でとろけます。
また、居酒屋のメニューなどによくある「さんまのなめろう」は絶品メニューです。
生で食べられる鮮度の良いさんまと、ネギとおろしショウガと味噌だけで作る事ができ、簡単でさんまの美味しさそのものを感じられる料理です。
おすすめの食べ方はコレどうですか
我が家では、秋になると“内臓も骨も丸ごと炊き込みご飯”をよく作ります。
作り方
- 一度、塩焼きさんまを生姜と油揚げと醤油、酒、だしなどを入れた炊きあがった炊飯器に入れほぐします。
- さんまを豪快に炊飯器の中でほぐすので、皿で一匹たべるよりも楽で簡単な料理です。
小さなお子さんには
小さなお子さんには骨を丸ごと料理は嫌がられてしまうことが多いので、一口サイズにして天ぷらや竜田揚げにすると喜ばれますよ。
ぜひ、やってみてくださいね。
最後に
さんまは脂がのっているものほど痛みが早いので、買ってきたその日に食べるのが一番良いです。
もし食べきれない場合は、内臓は取り除いておいて早めに食べるか、冷凍保存にしておくとよいです。
今年の秋も美味しいさんまをたくさん味わいたいですね。
終わりに、三陸産のさんまを堪能してみませんか ⇒ 三陸産 鮮 秋刀魚 1尾130g以上保証 総重量3kg(19〜24尾入が目安となります) 食べ方ガイド付き さんま サンマ