メタボの診断する基準が2018年度から変更されたことを知っていますか?
今まで健康診断で、「メタボの疑いがありますね?」なんて言われたことがありませんか?
メタボの疑いっても、まだメタボじゃないから大丈夫と思いますよね。しかし、そのまま放置しておくと実は脳心疾患になる恐れがあるのですよ。
そんなちょっと怖いメタボの疑いとなる診断する基準が2018年から変更されたのです。
そこで、今回、メタボの診断基準とはいったいなんことか、メタボ診断の変更されたのはどうしてなのか、メタボのウエスト新基準はなにか、重大な病気となる脳心疾患にならないためのメタボ解消する対策について私に体験も踏まえて紹介しますので、参考にしてください。
メタボの診断基準の変更とは
会社の健康診断で管理人は、
「突然、メタボの疑いがありますね。」
えっ、どうして?
診断している医者の言葉は、続く・・・
「ウエストがね~、つまり、ヘソ周りの腹囲が基準値を超えていますね。ちょっと、運動不足かな、それと、アルコールも控えてください。」
と言われました。そんな経験ありませんか。
ところで、メタボって何なのでしょう。ただ、おヘソ周りの腹囲が基準値って、ウエストが問題なのでしょうか。
メタボの診断必須項目基準がある
メタボは、どうしてウエストで判断するのでしょうか?どうやら、メタボのそのものの原因に関係があるようですので、それを見てみましょう。
メタボとは、メタボリックシンドロームの略ですが、そのカタカナの意味としては、次の通りです。
- メタボリック=代謝
- シンドローム=症候群
これを見る限り、このメタボリックという代謝が問題のようですね。いったい何の代謝か言うと、脂肪の代謝ができないことが問題なのです。
余分な脂肪がうまく代謝できずに内蔵に脂肪が過剰に溜まった状態をメタボ(メタボリックシンドローム)と言います。
その診断必須項目基準として、お臍(へそ)の位置でウエストサイズを測定する。
そのウエストサイズの診断必須項目基準は次の通りです。
男性・・・85㎝以上
女性・・・90㎝以上
本来であれば、一人ひとりに内臓CTスキャンすれば、解決するのですが、それには、費用と時間がかかる。
そのために、過去データをもとにウエストサイズに換算して平均を求めたものが診断基準の数値とのこと。
このウエストサイズについては、国際的な取り決めでそれぞれの国々でウエストサイズの平均値は異なります。あくまでもウエストサイズが、診断基準なので、内蔵脂肪の危険シグナルと思ってください。
でも、内蔵脂肪は、人によって違うのではないか?疑問があるかと思いますよね。
実は、当初は、このウエストサイズの診断だけで、メタボと診断されたのですが、色々と調べて見ると、全く健康体の人もいたのです。
結果的に、2008年から始まったこのメタボ診断は、2018年から診断基準を変更することになった。
いわゆる、これが新基準ということです。
という事は、ウエストサイズの診断で、上記の基準を超えていれば、メタボということでなく、疑いがあるという予備軍ということにになります。
それでは、メタボの新基準ってどうことなのかを見てみましょう。
メタボのウエスト新基準とは
2018年から始まった新たな基準になると、正真正銘のメタボとなります。
では、その新基準とは・・・
従来のウエストサイズの診断必須項目基準
男性・・・85㎝以上
女性・・・90㎝以上
+(プラス)
血清脂質の異常(中性脂肪150mg/dL以上かHDLコレステロール40mg/dL未満)
血圧の異常(130mmHgか85mmHg)
血糖値の異常(空腹時110mg/dL以上)
このうち2つに該当しますと、正真正銘のメタボとなり、1つでは、メタボ予備軍となる。
と言っても、メタボって言われても病気になっているわけではないからと特に気にならないと思っている方も多いのではないでしょうか。
メタボで病気なのか
すでに述べたように、メタボ(メタボリックシンドローム)は、内蔵脂肪の溜まり過ぎですが、これが原因で複数の病気の併発を促すのです。
結論から言うと、このメタボ状態の人、あるいは予備群の人も動脈硬化を急速に進行しやすくなっている環境を作っているのです!
動脈硬化と言っても・・・それが何なんのという感じですか?
動脈硬化になると
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
となる可能性が高くなるということです。
日本人の死因の2位の心臓病と3位の脳血管疾患の原因の元が動脈硬化なのですよ。という事で、2008年から健康診断でメタボ診断も追加されたのですね。
では、メタボ解消をするにはどうしたらいいのでしょうか。
メタボのウエストサイズの解消対策の方法
メタボあるいは予備群となったとしても、どうすれば解消できるの?
体重を落とすなどのダイエットとは違いますので減量だけでは、内蔵脂肪は減りません。ですから、ウエストサイズを改善することが内蔵脂肪を減らすことになるのです。
「ウエストサイズの解消には、非常に意味がある!」と言うことですね。
その解消方法は2つです!
2つのメタボ解消対策法
内蔵脂肪を解消するのが目的ですので、すなわちウエストサイズの減少が目標とする。
その解消対策方法ポイントは、以下の通りです。
方法1
- 日々の運動を必ず少しでもする。歩ける場合は、歩くこと。
- エスカレーターやエレベーターなどはなるべく控えて歩くこと。
方法2
- 食事量は腹八分にする。とにかく、腹八分と寝る前には食べない。
- また、油ものは少なくして、野菜を多く食べる。
- もちろん、アルコールの量は、かなり控えること。
今までの不摂生の生活でしていたのでこの機会に改めることを意識すること、とても簡単でしょう。結局は、日常生活の習慣を改めることですね。
メタボの疑いのあるといわれた私の体験を言いますと、
まず、歩くことを意識しました。ちょっとした距離は、とにかく歩く。日々の運動としてエレベーター利用せずに、9Fの階段を歩きました。それと、気がついた時に、お腹を出したり、引っ込めたりもしています。
このようなことをしていて、3週間経過したところ、お腹が引き締まったような気がしますね。
そして、一年後の健康診断では、メタボの疑いは言われませんでしたよ。
最後に
まずは、運動グセをつけることが大切なようです。
こうすることで、脳心疾患から遠ざかりますよ。
これで健康体になると同時に、脳心疾患のリスクから遠ざかります。
メタボ、予備群の方一緒に頑張りましょう!